3年生のリトルから約4年間に渡り、四谷大塚の様々な先生方及び関係者の皆様には本当にお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。
「予習シリーズ」をはじめとする素晴らしい教材、綿密に計算されたカリキュラム、個性あふれる先生方による質の高い授業に加え、塾に行くことが楽しみになる友達に出会えたことで、娘は第一志望校である桜蔭に合格することができましたのだと思います。本当にありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 "娘自身が自分の受験として責任を持つ"というテーマのもと始めた受験勉強ですが、達成できたと感じるまでには長い時間がかかりました。日々の勉強はしっかりやるのですが、どこか身が入らず集中しきれていないからか様々なケアレスミスが多発し、テストでは努力の成果を全く出せずもどかしい日々が続きました。
ようやく本格的な意識の変化が見え始めたのは6年生の10月頃。ケアレスミスによる失点がいかにもったいないか、そのせいで合否に影響して自分の将来が変化することに納得できるのかを真剣に考え始めたようです。言い方を変えれば、受験が自分事になった時期でした。
その後完全に本気モードになったのは12月の終わり頃だったかと思います。それからは、2月1日に向けて驚くほど充実した日々を過ごすことができました。学力のみならず、考え方や精神的な逞しさも日に日に成長していく姿が如実に見て取れました。テストや過去問では"実力を全て発揮する"という強い意志のもと、ミスを減らすべく自分で考えたルーティーンを実施し、最大限の集中力をもって問題に挑んでいる様子が客観的にも分かるようになりました。
そうした取り組みの結果、桜蔭コースの最後の週テストで初めて1位を取ることができ、充実した状態で本番期に突入することができたと思います。
そして迎えた2月1日の朝。緊張して早口で注意点を確認する父をよそに、落ち着いた表情で「今までありがとう」という言葉を残し、校舎に入っていった娘。一生忘れることのないシーンだと思います。

第一志望校の合格という最高の結果となったことももちろんですが、4年間に渡って娘を本気でサポートし続け、その成長を間近で見ることができて親として本当に幸せでしたし、一生の思い出になると思います。一方で娘には、この4年間を一旦忘れるくらい中学・高校生活を楽しんでほしいと思っています。
人生はまだまだ始まったばかり、良くも悪くも中学受験で人生は決まりません。それでもいつか改めて振り返った時に、この4年間をやり切ったことが、更なる目標にチャレンジする際の大きな支えに必ずなるはずですから。