今から1年前の2月。
私は校舎の先生の勧めもあって、女子のトップが集まる桜蔭コースに入りました。「桜蔭コース」というくらいだから真面目で、大人しくて、休み時間もずっと勉強しているような人が多いのかと思っていたのですが、いざ入ってみると全員の個性が強く、とても賑やかで驚きました。
後期に入ると人数が減り、さすがに落ち着いた雰囲気のクラスになりましたが、高いレベルの仲間に囲まれて授業を受けるのは良い刺激になったと思います。行きに校舎の近くのイルミネーションが点灯する瞬間を見てちょっと興奮し、時に真剣に時にふざけながら授業を受け、帰りに仲のいい友達と他愛ない話で盛り上がることまで全部ひっくるめて、桜蔭コースに通うのが楽しくてたまらなかったです。

さて、そんな私の成績はというと、合不合に関していえば最初から最後まで割と安定していた方だったと思います。ただ、最後の授業が終わり、2月まであと数日という時突然「落ちたらどうしよう」という不安に襲われました。
入試で苦手な分野が出たら、復習できていない部分が出たらどうしよう…もしそうなったら私、絶対に落ちる…
不安をつぶすには、とにかく量をこなすしかない！と思った私は、残りの数日間を、第一志望校対策演習の直前頻出セット（ほとんど手をつけていない）を終わらせることに費やしました。結局すべてを終わらせることはできなかったものの、「自分はこれだけ頑張ったんだ！」という自信につながり、強い気持ちで本番に臨むことができました。

最後になりましたが、未熟な私をずっと支え続けてくれた両親や四谷大塚の先生方、同じ教室で同じ時を過ごした桜蔭コースのみんな、本当にありがとうございました。四谷大塚での3年間は私にとって宝物です。
そして後輩受験生の皆さん、入試直前、緊張するのは当たり前です。なんとか自分に自信をつけて、やり切ってください。応援しています！