
「おもしろい!」をきっかけに学ぶ楽しさを伝えていきます。小学4年生では、まずは「計画的に学習する習慣」をきちんと身につけることが大切です。知的好奇心を刺激する授業で、「基礎力」と「思考力」を養います。

算数とは、条件をきちんと整理し、答えに至るまでの道筋を見通しを立てながら論理的に考える教科です。そこには驚きと発見があり、それが算数を勉強するおもしろさです。小学4年生では、「和と差の問題」「数の性質」「平面図形」「立体図形」「規則性の問題」などの学習を通して、考える楽しさ、発見のおもしろさを経験させると同時に、受験に直結する「割合」と「速さ」の基本概念も指導します。また、算数で必要な計算方法を小学4年生で習得させて、トレーニングすることで、計算力の強化を図ります。合格するためには計算の速さと正確さが大きなカギを握ります。きちんと式を書くこと、間違いの見直しをすること、計画的に取り組むことなど、正しい勉強方法を教え、学習する習慣をしっかり身につけるよう、ていねいに指導します。

音読・精読・多読 ―――これが国語学習の基本です。「予習シリ ー ズ」の 読解問題の冒頭には、「次の文章をしっかり音読してから、後の問いに答えなさい」とあります。正確な発音・発声から言葉の学習は始まります。授業での中心は〈精読〉の指導です。小学4年生では、一文一文の正確な理解から、文章全体の正確な理解へ至る読み方の基本を指導します。この時期から、記述問題の添削指導を行い、記述力の土台をつくります。国語力の基礎となる「ことば」や「漢字」学習の習慣化も学習課題の一つです。

理科の学習は、「自然」を理科的視点で見つめ、「自然」から学ぶことが大切です。小学4年生では、お子さまの好奇心を大切にし、自然や身近なものを理科的に見つめ、季節の移り変わりや東西南北の方向感覚を養うなど、理科のおもしろさを伝えます。身の回りのことがらを題材に、「生物」「物理」「化学」「地学」の分野を問わず、1年間を通じて理科の学習の大切な基礎を指導します。

世の中に関心を持ち、理解と知識のバランスを作る。これが小学4年生の時期に最も大切な社会科の学習です。前期では、身近な例からわかる「世の中のしくみ」や、「日本の地形や気候の特色」について指導します。後期では、「各都道府県の特色」と「農業」について指導します。知識を定着させるために、副教材を用いて無理なく効果的に学習を進め、学ぶ習慣を身につけていきますが、「予習シリーズ」の内容をただ暗記させるのではなく、世の中のことがらと学習内容をリンクさせて理解させることが、社会の学習では大切です。