みなさんこんにちは。担任助手の木之田です。

 

突然ですが、こんなフレーズにピンと来る方はいるでしょうか。

 

「ねえ、ワトソン君･･･全体の印象にとらわれずに、細かい点に注意を集中したまえ。ぼくは女性を見るときまず袖口に注意する。男ならズボンの膝のほうがいいがね。」

 

わかりましたか？これは、コナン・ドイルの『シャーロックホームズ』シリーズの中の会話の一部です。

 

今回は、私が昔大好きだった『シャーロックホームズ』シリーズを紹介します。舞台は19世紀後半から20世紀初頭にかけてのロンドン。
探偵ホームズが、相棒のワトソンと一緒に、様々な事件を解決していく、そんな物語です。

 

この物語群の醍醐味は、ホームズが天才的な推理で事件を解決していく所なのですが、その理論付けの過程に私は惹かれていました。

 

人間の習慣化した行動をしっかりと把握し、その行動の結果を生活の風景として見ず「観察」すること。
起こりうる物事を浮かべ、実現可能性がないものを消していき、残った物事が、どんなに考えにくくても事実であるという消去法的な考え方。

 

これを考えつくことは天才的であると思いますが、小学生の私にも分かる合理性を持ち合わせています。「コロンブスの卵」的とでも言えばいいでしょうか。そんな、なるほどと思わせてくれる発想に私は魅了されました。

 

小学生向けのバージョンもあると思いますが、少し難しいですが文庫版をオススメします（新潮文庫版などは装丁が格好良くて好きです）

 

難しい単語や、分かりにくい舞台設定が出てきたら、調べればいいのです。良い勉強になりますよ。
私は「南アの株」というフレーズの意味が分からず、調べ、当時の英国の事情の一変を知りました。

 

今回は私の好きな本を紹介しましたが、みなさんも自分の好きな本を友達に紹介してみましょう。より愛着がわきますし、理解が深まりますよ！

 

互いに紹介し合い、たくさんの種類の本を読んでみてくださいね！

 

 

町田校舎担任助手　木之田健