四谷大塚 校舎のご案内

みなさんこんにちは。担任助手の木之田です。今日は算数についての記事です。テクニック的な話なので、高学年向けですね。
突然ですが、みなさん、難しい文章問題などに出会ったとき、その複雑さに手を止める、なんてことはありませんか?
そういった時は、「紙に書き出して条件を整理する」ということをしてみましょう。
よく「図を書いてみなさい」などと言われると思いますが、それも書くことができないときだってあるでしょう。そんなとき、りんご1個が○○円、みかん1個が▲▲円、合計がいくら...などと書き出してみることは、とても大切なことだと思います。
複雑な条件に混乱していた頭の中が整理され、今分かっている条件は何か、自分の知っている解法を使うためにはどういった情報が足りないのか、分かるようになると思います。
また、「身近な数で実験してみる」ということも大切です。例えば、こんな問題があります。
みなさんはどうやって解きますか?さっと解ける生徒は素晴らしい。解けない生徒は、試しに12のカードがどのような動きをするのか、絵に描いて実験してみてはどうでしょう。
1,2,3,4,6,12の倍数であるので、12のカードは裏→表→裏→表→裏→表という動きをしますね。
ここで、「絵に描くとよく分かるけど、約数が偶数個ある数のカードは、最後に表向きになるな 。」という気づきが得られるはずです。
ここまできたらもう解けるでしょう?200以下の約数が奇数個ある数を探せばいいんです!「平方数」という概念を知っていればすぐですね!
このように、「手を動かす」ことを意識してみましょう!!
5年生は志望校判定テストがもうすぐあり、6年生は入試本番まであと150日もありません。色々な場面で出会う難しい問題に対して簡単にあきらめず、「手を動かして」格闘してみましょう。きっと糸口は見えてくるはずですし、格闘の連続は実力へ、実力は結果へとつながっていくはずです!
過去問を解く6年生などは特にそうです。学習の質を落とさないようにしながら、ゴールへ向かっていってくださいね。応援しています!
町田校舎担任助手 木之田健