四谷大塚の生徒(せいと)(みな)さんへ


このたびの震災(しんさい)により()くなられた方々の
冥福(めいふく)を心よりお祈り申し上げますとともに、
被災(ひさい)された皆さま、そのご家族の方々に心よりお見舞(みま)い申し上げます。
不自由な生活を余儀(よぎ)なくされていると(ぞん)じますが、
一日も早く地域(ちいき)復興(ふっこう)がなされますよう、心より(ねが)っております。


まだ止まぬ各地の余震(よしん)首都圏(しゅとけん)停電(ていでん)放射線(ほうしゃせん)の問題など、
君たちも不安な日々を()ごしていることでしょう。

また、避難(ひなん)所で不自由な生活を()いられている
君と同じ小学生のことを考え、
勉強すること、(じゅく)に通うことに後ろめたさを感じている人も
多いのではないでしょうか。

その気持ちはわかりますし、
被災地で困難(こんなん)に立ち向かっている人々を思う気持ちは、
とても(とうと)いものだと思います。

ただ一方で、今こそ未来に向かって勉強に(はげ)むという姿勢(しせい)も、
あるべき姿(すがた)なのではないでしょうか。

この(いま)だかつてない日本の危機(きき)において、
小学生の君は、募金(ぼきん)節電(せつでん)をする以外に、
今の時点でできることは、あまりないかもしれません。

しかし私たちは、
これから長い時間をかけて、(きず)(いや)すと同時に、
新しい日本を、よりよい日本を、
つくっていかなければなりません。

君は、10年後、20年後の新しい国づくり、
そして、世界の舞台(ぶたい)活躍(かつやく)し、貢献(こうけん)することができる
貴重(きちょう)人財(じんざい)になれる存在(そんざい)なのです。

今こそ、考えてみてください。
自分は何のために勉強するのか。
自分は何のために中学受験(じゅけん)をするのか。
答えはひとつではありません。
大切なのは、今の君なりの答えを出すことです。

そして、いくつもの(ゆめ)を見つけ、夢を育み、
その夢に向かって精一杯(せいいっぱい)努力してください。
目に見える成果(せいか)がすぐに(あらわ)れるものではないとしても、
君にしかできない、君なりの立派(りっぱ)な貢献だと思います。

ぜひ、(ほこ)りを持って、勉強に打ち込んでください。
授業(じゅぎょう)教材(きょうざい)、テストの提供(ていきょう)など、
私たちにできるサポートは()しみません。

日本は資源(しげん)(めぐ)まれた国ではありませんが、人財資源は無限(むげん)です。
君が、よりよい未来の日本をつくるリーダーになることを信じています。

四谷大塚
理事長 永瀬 昭幸
社員・スタッフ一同