気づいていないことをいかに意識させるか
観察力や分析力を養成するのも、低学年のうちから始めたいことのひとつ。それには親のリードが必要になってきます。「子どもの〝季節.に対する感受性が希薄になってきているとよく言われますが、季節を感じられるものは私たちの身の回りにまだまだたくさんあります。でも、意識して見ていないんですね。たとえば、自分の家から学校や塾までを何十回と通っていても、その詳細な風景を頭の中に思い浮かべるのは大人でもそう簡単なことではありません。それを、意識的に見えるようにしてあげることが親の役割だと思います。学校や塾までの道のりを親子で歩きながら、『花が咲いているね』『虫が鳴いているね』と会話を交わすだけでも、観察力を養う機会になるでしょう」(中﨑先生)
いかに気づいていないものを子どもに意識させるかが、大きなポイントになります。「潮の満ち引きを体感させようと、低学年の子どもたちを何度も海辺に連れていって磯遊びをさせても、誰も気づかないものです。毎回行く時間が変わっているのでわかりそうなはずなのに、見ているようで見ていないんですね。そういう場合は、多少わざとらしくなってもかまわないので『昨日はこのあたりまで波が来ていたよね』と水を向けてあげることです。そうして子どもに意識させることで、初めて観察力は身についていくものなのです」(中﨑先生)
「何事も経験させるだけの〝経験のさせっぱなし.はよくないですよ。たとえば飛行機に乗る機会があれば、行きと帰りでかかる時間がなぜ違うのかを子どもに考えさせてみてください。大人は普段なかなかそういうところを気にしませんよね。わからなかったらそのままにしないで、一緒に調べるところまでつき合ってあげてほしいと思います。パソコンで調べればすぐに答えが出て便利ですが、学校や塾の先生に質問してもいいですし、キャビンアテンダントさんに直接、聞いてみるのもいいでしょう」(土屋先生)
日常生活の中から、子どもの好奇心を広げる「なぜ」や「どうして」という疑問を引き出したいものです。そのために親に求められるのは、質問にきちんと答えようとする姿勢です。「親はとにかく面倒くさがらないこと。子どもの疑問に対して『うるさいなあ』とか『わからない』とだけ答えていると、子どもは質問をしなくなるだけではなく、『なぜ』を感じなくなってしまいます」(中﨑先生)「まず、子どもが疑問に思ったことを『よく気づいたね』とほめてもらいたいですね。疑問に答えられなくても、知らないことを恥ずかしがらずに『一緒に調べよう』と親子で取り組むことが大切です。すると、わからないことを調べる習慣も身についていきます」(土屋先生)
サイトマップ
人気記事ランキング
01 特集
そのひと言が子どもを変える! 学力を伸ばすほめ方・励まし方
02 スペシャルウィーク
9歳までに身につけたい国語力
03 子育てに効く脳科学のお話
頭をよくする方法はある?

サイト内検索
 

RSS登録
これまでの特集記事



気になる記事ピックアップ
これまでに公開された記事の中から気になる記事をランダムでピックアップし、表示しています。