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やってこなかっただけ 心配することはない

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社会問題

社会は、やれば点が取れる教科、と語るのは四谷大塚の高根澤祐司先生。
「偏差値45というのは、塾の授業以外では、社会の学習をほとんどやっていない子ばかり。算数や国語に追われ、社会は後回しになっているのが現状で、親もそれを"今はまだいいか"と容認している傾向があります。たとえば、偏差値で算数60台・社会45という子がいたとして、算数で60超の偏差値が出せる子は、やれば社会も点が取れるようになります。夏休みで偏差値10アップは難しくありません」
地理であれば、山脈、河川、盆地、平野などの地形、農産物の生産量ベスト3の都道府県、貿易品や工業生産に関するデータやグラフなど、基本的なデータを覚え直します。
「ほとんど忘れている子ばかり。地形であれば、"最上川は米沢盆地と山形盆地を経て庄内平野へ……"というように、流れを追います。こうした作業を白地図を使ってじっくりやれるのが夏休みというわけです」
歴史では、苦手な子どもほど、暗記が大事だと言います。
「小5まではあまり年号を覚えさせない先生が多いのですが、私はそうはしません。よく"歴史は流れで覚える"と言いますが、それだと知識が曖昧になってしまうことがあります。しかし、年号と出来事、人物名をリンクさせて暗記してしまえば、年号の数字で流れは歴然となりますから、記憶があやふやになることがないのです」
公民は、三権分立の国会・内閣・裁判所の組織相関図がキモです。
「これも、"過半数"や"3分の2"など、数字を軸に覚えます。小学生には、大人の組織というものはわかりにくいので、三権分立の相関図をモデルケースとして理解させるのです。国連の各機関なども、内閣の各省庁にたとえてイメージできるようになります」
理科同様、復習ノートをつくることを高根澤先生は提案します。
「復習ノートは、先に述べたような基本的な事項を書き込んでいきます。"新潟県"や"大宰府"など、漢字で書けるようにすべきものは、繰り返し書きましょう。復習ノートを元に、コツコツ知識の定着に励みます」
夏休みに何日か、"社会しかやらない日"を決めてもいいと言います。
「その日は、予習シリーズの地理の第1回から5回までまとめてやって復習ノートをつくる、といった具合です。一気にかなりの量を目に見えて覚えられるので、子どもの自信に繋がりやすくなります。その際、親が一緒にやると効果的で、たとえば、中京工業地帯の生産品で自動車が突出しているのを見たとき、"トヨタがあるからね"などと現実とリンクさせたアドバイスが可能に。地形や政治の仕組みなどについて、親も勉強し直す気持ちで取り組んでみてはいかがでしょう」


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記述問題は怖くないと気づかせることが大事

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偏差値55となると、社会が好きな子、あるいは4教科満遍なく勉強してきた子、という傾向があるようです。
「夏休み中に復習ノートをつくるとよいのは、偏差値45の子と同様です。55に届いている子は、基礎・基本はかなりマスターしていますが、それでもまだモレは多いもの。復習ノートをつくってモレをつぶします」
偏差値60超の地理では、ふたつの知識の組み合わせで解く問題に。
「日本地図が示され、"ある農産物の生産量トップ3の都道府県を塗りつぶした。ある農産物とは何か"といった設問ですね。トップ3の県名と、その県がどこにあるかを知らないと、正解には至らないというわけです」
公民は、上で述べたように、問題にひねりを加えるのが難しいため、難問はほとんど出題されません。偏差値45の場合と55の場合でやることに差はないと言います。
「これも三権分立を中心に、数字を軸にしてとにかく覚える。内閣の仕事と天皇の国事行為の違いなど、あやふやになりがちな部分まで完璧にします」
歴史については、何と言っても記述問題の割合が増えることが、偏差値65を目指す上での壁になります。
「偏差値50くらいまでは記号選択が中心。55くらいから人物名や出来事の名称の語句を書かせる問題をメインに、1~2問の記述問題。そこから記述の割合が増えていって、偏差値65超の学校の社会となると、多くが記述問題ということもあります」
偏差値60前後の学校では、地理・歴史の融合問題も見られるようになり、地理史の問題ができるようになって初めて、偏差値65が見えてきます。
「利根川や荒川といった河川の流れの変遷を年代ごとに見ていって、"どうしてこのようになったのか"といったことを書かせる問題ですね。記述の内容は因果関係が中心になります」
夏休みにできる記述対策をいくつか挙げてもらいました。
「地歴融合や地理史の問題は普段の授業ではあまりやらないので、そうした問題に慣れる意味で、過去問に取り組むといいでしょう。自信を失わないように、志望校だけでなく、少し易しめの学校の問題を解くのがおすすめ。あとは、過去のテストの記述問題をやり直すこと。多くの子が、ほとんど手をつけていないはずです」
書くことはそんなに難しくないと、子どもに気づかせることが大事。
「数をこなすと解答パターンが見えてくるんです。この例は公民ですが、たとえば"なぜ二院制をとっているのか"という問いには、"慎重に審議をするため"という単純な軸があります。あとは、問題に応じて肉づけするだけ。夏休みには、身につけた基礎知識を使って、論述、つまりアウトプットする訓練をしてほしいですね」
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