上手にほめることで、子どものやる気は格段に違ってきます。
引き続き四谷大塚の講師に、どのようなシーンでどのように子どもをほめているのか、 具体的なほめフレーズのポイントとともに聞きました。

ほめるタイミングを見計らう気配り

集中力がついてきたことも、子どもの立派な成長のしるし。以前より長く勉強をがんばれるようになったら、ほめてあげるべきでしょう。
ただし、子どもが集中して勉強している真っ最中に声をかけるのは、ほめ言葉であってもNG。集中を途切れさせる原因になってしまいます。
勉強が一段落したタイミングを見計らってこのように声をかけます。67ページで紹介している「ずっとがんばってたものね!」というフレーズもそうですが、子どもを見守っているという親の姿勢が伝わるので、気づいたらタイミング良くほめてあげましょう。

ねぎらいと健闘をたたえる言葉を

受験直前なら模試にも慣れてきているかもしれませんがそうではない時期の子どもにとって、長時間、集中力を保ち続けるのは、大人が考える以上に大変なこと。
親は我が子を気にかけるあまり 、模試を終えたばかりの子に対して、つい「どうだった? できた?」と聞いてしまいがちです。しかし、子どもの立場からすれば、模試のプレッシャーと戦ってようやく乗り切ったところ。親としてはこういうとき、たとえ結果が気になっても、ねぎらいの言葉でもって我が子を迎え、その健闘をたたえると良いでしょう。

子どもの関心事に親も関心を示す

勉強以外の普段の子どもの生活において、その成長をほめることも更なる成長を促すきっかけになります。
そのためには、子どもの興味のあることをしっかり把握しておくこと。中でも、心の成長を助ける本は、親として注目しておきたいポイント。子どもが読んでいる本に関心を示し、ときにはこのように言葉をかけると、我が子の読書に対する意欲がいっそう高まるはずです。
「へえ、そんなこと知ってるんだ! すごいね!」などとほめるのも、子どもの自尊心をくすぐり、向上心を育むことができます。

「見守り続けていることを伝える

子どものがんばりをほめることは、本人のやる気アップにつながります。そして、親が子どものがんばりをほめるためには、そのがんばる姿を実際に間近で見ていなければできません。
子どもの立場からすると、このようなほめフレーズを親から言われると、「努力している姿をしっかり見ていてくれたんだ」という気持ちになり、さらに上のクラスを目指せるようになります。
「よくがんばったね!」とほめるのも決して悪くはないのですが、「ずっとがんばってたものね!」とほめる方が、「最初からちゃんと見ているんだよ」というニュアンスも合わせて伝えられるので、より効果的なほめフレーズと言えます。

子どもの心に響くおすすめの“ほめ方”本 四谷大塚の講師がおすすめする、子どもをほめるときに参考になる本を紹介します。

『子どもが変わる怒らない子育て』

嶋津良智【著】
フォレスト出版/900円+税

感情をコントロールし、イライラしない方法について書かれた本書。「さまざまなシチュエーションでのほめるヒントが満載です。子どもへの伝え方に主眼が置かれているため、コミュニケーションのヒントがたくさんあります」

『コーチングのプロが教える
「ほめる」技術』

鈴木義幸【著】
日本実業出版社/952円+税

上の立場の人が下の立場の人を適切に動かす手法「アクノレッジメント」を紹介。「この本の中には、相手を承認することが大事だということが書いてあります。この視点は、子どもをほめる上でも大変参考になると思います」
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