インフルエンザの予防接種は10月初めに1回目を

   せっかく今まで努力してきたのに、入試本番に体調を崩して実力を出せなければ元も子もありません。万全の状態で入試当日を迎えられるよう、これから入試が終わるまで、親は子どもの体調管理を第一に考えていきましょう。

 受験シーズンの子どもの健康で一番心配なのが、風邪やインフルエンザなどにかかってしまうこと。今回お話を伺った宮田大揮先生はこうアドバイスします。

「インフルエンザの予防接種は、多くの場合、子どもは2回、大人は1回です。去年はインフルエンザの流行が早くて、12月の初め頃からでした。2回接種する場合は1か月空けるのが基本です。そのため、2月1日を入試日として照準を定めるのであれば、10月初めに1回目、11月初めに2回目を接種すると良いでしょう」

 そして、最近は注射ではなく、点鼻薬の〝フルミスト"というインフルエンザワクチンを使う医療機関も増えてきていると先生は続けます。

「これは2003年にアメリカで、2011年にはヨーロッパで認可された生ワクチンですが、日本では未認可なので保険適用がありません。ただ、予測ウイルスと流行したウイルスの種類が一致したときに高い有効率を発揮する注射型ワクチンに比べると、フルミストは予測が外れても有効率が非常に高く、安定した予防効果が期待できるというデータが海外で発表されています。接種後の有効期間も約1年と長く、注射の痛みがないため、中学受験生にとっては検討の価値があると思います。フルミスト接種の金額は、6500~8000円くらいです」

 どちらにせよ予防接種は、家族で受ける方が予防効果は高くなります。1歳以上のすべての家族が受けるのが良いようです。

 また、風邪をはじめとする感染症の予防は、何よりも「手洗い、うがいの徹底」が大事です。そして湿度が低いことも感染症が流行る要因の一つと言えます。家の中では加湿を忘れないようにするのもポイントです。

「受験生を持つ保護者からは、よく『湿度は何%くらいが良いのか』と聞かれますが、家庭の加湿器では50%以上にすることはなかなか難しいようです。あまり数値は気にせず、加湿を怠らないことを意識してほしいですね」

 さらに、これからの時期に気を使ってほしいのは睡眠、特に体内時計を一定にすることだそう。「多少夜遅くまで勉強するのは、この時期ならやむを得ないでしょう。しかし毎日の就寝時間は一定にしてほしいですね。そうすることでホルモンバランスが安定して免疫力が上がるので、体調を崩しにくくなります」


自分の考えを自分の言葉で言う練習をしておく

   最近は面接がない学校の方が主流です。男子校ではほとんど面接がなく、女子校でも一部を除き、面接はないことが多いようです。

 学校が面接をする理由は、学力試験ではわからない受験生の人柄や入学の意思を見るため。親子同伴の面接の場合は、学校の教育方針や宗教行事への理解があるかを確認することもあるようです。いずれにしても、極端な発言や行動がなければ、合否に大きく影響するものではありません。

 普段通りの自分を見てもらうのが一番ですが、面接は緊張を伴いがち。12月に入ってからをめどに、練習をしておくと良いでしょう。塾の面接練習は、あえて子どもと面識のない先生が面接官役をするなど、本番に近い状況をつくってくれます。積極的に参加して活用しましょう。

 面接は5~10分くらいが一般的。よく聞かれる質問としては、「当校を志望した理由を教えてください」「将来の夢はなんですか?」「中学校では何をしたいですか」「小学校でがんばったことは?」などが挙げられます。学校は「子どもが自分の言葉で考えを言えるか」を見ています。流暢に話す必要はありませんが、あらかじめ想定される質問については、どんな内容を話すかまとめておき、落ち着いて話せるように練習をしておくと良いでしょう。想定外の質問をされて返答に困っても、黙ってしまうのではなく、わからなければ素直に「わかりません」と答えましょう。

 親子同伴面接の場合、子どもへの質問に対しては子どもに答えさせて、くれぐれも親が口を挟まないように注意しましょう。親は、子どもが自分の言葉で話すのを見守る姿勢が大切です。 

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