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左から、櫻井美樹さん(東京大学教育学部4年)、久保田絢子さん(東京工業大学工学部1年)、清水朋子さん(慶応義塾大学法学部3年)、中村卓夫さん(慶応義塾大学経済学部4年)

清水:自ら始めたことなら、習慣になりやすいですしね。

――まずはみなさんの小学校時代の勉強について教えてください。習慣として、続けていたことはありますか?

中村さん(以下、中村):僕は、小学5年生から、1週間の予定を表にして、貼り出すようにしていました。勉強の時間は5時から7時、水曜は習い事で……などというのがひと目でわかるものです。それがあることで、計画性を持って勉強できたと思います。

櫻井さん
(以下、櫻井):
何かきっかけがあったんですか?

中村:塾に通っていなかったので、自発的に何かしなければ、と思ったのがきっかけでした。

久保田さん
(以下、久保田):
小学5年生の頃から自分で計画を立てるって、すごいですね!

中村:東京出身なので周りにも受験する友だちが多かったし、勉強するのが好きでしたから(笑)。

清水さん
(以下、清水):
私は、小学3〜4年のときに、四谷大塚の週テストだけを受けていましたね。それを小さなゴールにして、毎週、テストに向けて家で勉強していました。

久保田:週テストはちょうどいい目標ですよね。私は4年から四谷大塚に通い始めて、その予習復習で勉強の習慣がつきました。算数が好きだったこともあり、家では、計算の問題集を毎日やっていましたね。櫻井さんはどんな勉強をしていましたか?

櫻井:私も小学4年から週テストを受けたんですけど、わからなくて投げ出していたんです。でも5年で、そろそろ結果をださなければまずい、と自分の中で考えて、1日5時間くらい勉強するようになりました。それで、自力で問題を解く楽しさと、ちゃんと考えればできるんだという手ごたえをつかんだのが、その後の勉強習慣につながったきっかけでしょうか。

中村:やはり「自分で決める」のが大きなモチベーションになりますよね。

――とは言え、自分の意思だけで勉強することは、小学生ではなかなか難しい面もあると思います。みなさんは、親にしてもらってモチベーションが上がったことはありますか?

清水:低学年のとき、親が通信でとってくれていた四谷大塚の「リトルくらぶ」の教材が、とてもカラフルで、すごろくやパズルなどもあったから、勉強しているような気がしなくて、楽しく学べたと思います。そのイメージが残っているから、習慣としての勉強がさほど辛くなかったのかもしれません。

櫻井:私は、リビングでの勉強でしょうか。親のそばで勉強すると安心できたことを覚えています。

中村:僕は、小さい頃電車が好きだったのですが、親がよく電車に乗せてくれて山手線の駅名を覚えるたびにすごく褒めてくれました。おかげで山手線の駅名は全部覚え、それがきっかけで地理が好きになったんですよね。

――では、高校や大学で続けていた勉強習慣で参考になりそうなものは何かありますか?

久保田:私は、大学受験の頃には、1日のスケジュールを決めて勉強を始めることが習慣でした。その日に終わらせるべき内容をリストにして、終わったらひとつずつ消していきます。全部消えた時、すごく気持ちいいんですよ。小学生なら、親がリストを作ってあげるのもありかもしれませんね。

――ほかに、習慣づけておいて損はないことなどはありますか?

中村:おすすめは、休むことも習慣にすることです。僕は、高校でも予定表作りを続けていたのですが、そこで意識したのが、必ず1日、勉強を休む日を作ること。もちろん休まないに越したことはないのでしょうが、僕の場合、それでは息切れしてしまうので。その日は、自分の趣味や好きなことをして、まったく勉強しませんでした。この休みがあるからこそ、平日に習慣として必死に勉強ができたと思います。

清水:私の場合は、休みの日を決めるというより、睡眠は必ずとる、と決めていて、小学生の頃は、どんなに勉強が終わらなくても、必ず9時間は寝るようにしていました。ちゃんと寝ないと、次の日も結局、まともに勉強できないんですよね。

――休むことも習慣の中に組み込むことで、大きなリズムが生まれ、さらに勉強習慣が続きやすくなるのかもしれませんね。

久保田:メリハリは重要です。私は勉強の方でもメリハリをつけていました。家の習慣的な勉強ではとにかく基礎問題をやり、応用はやらないようにしていました。

清水:私も! 習慣的な勉強の中で難しい問題に立ち止まると、習慣自体が途絶えてしまうこともあると思います。できて当たり前の問題を速く解く訓練をしたり、漢字や計算を繰り返したりする方が、続きやすいです。

櫻井:基礎問題に取り組む方が勉強習慣をつけやすいと思います。私は応用問題をやることもありましたが、解けないものはあきらめていました。結局、地道な勉強が習慣として積み上がることで、知らないうちに大きな力になっていくということですね。

――では最後に、みなさんが今、夢をかなえるために続けていることはありますか?

中村:僕は、来年の春から金融関係の仕事に就くことになりました。そこで成果を出すため、ビジネス書を読むことを続けています。最近おもしろかったのは『22歳からの国語力』。コミュニケーション能力についての本です。

清水:私は、弁護士を目指しています。幅広い視野を持つために、いろいろな所へ行って、多くの人に会うということを、意識して行っています。

久保田:将来は都市開発に携わりたいと考えています。街並や建築物を見に行くことは、続けていきたいです。

櫻井:金融業界に就職が決まっているので、会計・簿記の勉強を始めました。いつかはニューヨーク支店で働きたいので、英語の勉強も続けています。

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