幅広い学校見学で柔軟な併願作戦が可能
 第一志望校を探すのと同時に、併願校についても早めに検討を始めたいもの。併願校選びの一つのポイントとして、偏差値を幅広く考えて学校見学をしておくことが挙げられます。
 「どんな子どもでも成績に波はあります。特にまだ4年生や5年生の場合、入試直前の成績がどうなるかは未知数です。だからこそ、幅広いレベルの学校を考えておくことで、直前期に柔軟な併願作戦が組めるはずです。具体的には、今の偏差値の上下10程度の幅で学校見学をしておくと良いでしょう」(小川先生)
 実際の併願作戦の考え方としては、本人の偏差値と同じレベルの「実力適正校」を基準に、偏差値プラス5程度の「チャレンジ校」、偏差値マイナス5程度の「合格有望校」と、偏差値に段差をつけて、複数の学校を選ぶのが一般的です。
 「併願作戦を考えるとき、絶対に忘れてはいけないのは、たとえ併願校でも、実際に進学してもよいと思える学校を選ぶことです。直前期に成績や試験日などから併願校を変更することになり、一度も見学したことのない学校を受験するといった場合もあるとは思います。しかし可能な限り、そういった事態は避け、併願校も熟慮して選びたいものですね」(弦間先生)
 また「トップ校しか受験させない」「偏差値60以下の学校は却下」といった考え方も危険だと言います。「中学受験は長きにわたるチャレンジです。受験が終わったときに、一つでも"合格=勲章"を手にできることは大切なことだと思います。難関校にこだわったため、一つも合格を手にできなかった子どもは、試験に苦手意識を持ってしまうのか、高校受験や大学受験でも力を発揮できなくなる場合があります」(弦間先生)
 小川先生もその意見に賛同し、「そもそも偏差値だけで学校選びをすること自体がNG」と言います。さらに小川先生は学校見学の際は、その学校に我が子が通っている姿を思い浮かべられるかが重要だと言います。
 「正直なところ、校風といった実態のないものを判断するのは難しいと思います。しかし、実際に学校に足を運び、その雰囲気を感じることで、我が子に合うかどうか、親ならば感じるものはあるのではないかと思います。そういった感覚も大切にしてほしいですね」(小川先生)

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