Q4.私立中高一貫校って何が魅力なの?


柔軟なカリキュラム、サポート体制も充実
私立中高一貫校は高校受験がない分、長いスパンでカリキュラムを編成でき、柔軟な運用が可能になります。 中学・高校が連携して授業を行うことで、学習内容のダブりを減らし、ロスなく進度を速められます。 アンケートでも「ゆとりのあるカリキュラム」を魅力とする回答が最多でした。
また、時間的な余裕があるため、学校行事や課外活動が盛んな学校が多く、将来を見据えたキャリア教育なども充実しています。
6年間を同じ仲間と一緒に過ごすことで、結びつきが強くなるのも魅力のひとつです。 先輩・後輩が交流する機会も多く、人間的な成長が期待できます。 教員も公立校のような転勤がほとんどなく、継続的な人間関係を構築できます。 中には、卒業生に対して、就職相談などの門戸を開いている学校もあります。
進学実績の面でも、公立校に対する私立中高一貫校の優位性は明らかです。 主な進学校の有名大学合格者数(下図参照)からも判断できますが、現役進学率を比較すると、その差は際立っています。
6年間の一貫教育により、難関大学に現役で合格させるための体制が整っているのは大きな魅力。 学力に応じた細かなクラス編成をしたり、学年ごとに体系的な進路指導が行われています。 ほかにも、有名大学のデータを蓄積して提供するなど、生徒の学習をサポートするシステムが充実しています。
さらには、併設大学への進学がほぼ保証される附属校という選択もあります。 早稲田大学や慶應大学の附属校では、卒業生のほとんどが推薦入試などで系列大学に進むことができます。 ほかに、首都圏で内部進学率が高い附属校は、中央・明治・法政など。 ただし、中には併設大学に進学できるとは限らない学校もありますので、内部進学率の確認が必要です。

内部推薦進学率の高い主な私立中高一貫校

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Q5.公立中高一貫校ってどんなところ?


人気を集めて高倍率 適性検査が難しい
 教育環境の多様化を図ることを目的に、公立中高一貫校の設立が始まったのは1992年。各地で開校が相次ぎ、現在では184校を数えるまでになりました。 都市部を中心として10倍を超える倍率の学校も見られるなど、その人気は高まってきています。
公立中高一貫校では、6年間の授業料が無料。それぞれの学校が特色を打ち出した独自のカリキュラムを組んでいます。 良質な一貫教育を、経済的負担の少ない公立校でも受けられるようになったのですから、人気を集めるのも当然のことなのかもしれません。
大きく3種類に分けられる公立中高一貫校ですが、入学時に無選抜の連携型は、また別のタイプと考えたほうがいいでしょう。 私立校に近いのは中等教育学校と併設型で、どちらも適性検査、作文、面接、実技、報告書などによる選抜を実施しています。
公立中高一貫校と私立校との一番の違いは選抜方法、とりわけ適性検査にあります。公立の入学者選抜では学力検査は禁止という前提のもと、この適性検査が課されます。 内容は教科の枠を超えたテストで、総合的な思考力を問うもの。作文型式の出題が多いので、記述力・表現力も必要。基本的には小学校で習う範囲内の出題ですが、 中学受験の学習をしていなければ、太刀打ちできないような応用力を要求される問題も出されています。
こうした選抜方法ですから、その対策は難しく、採点の基準も不明瞭になりがち。厳しい倍率もあり、第1志望校とするには、確実性という点でやや不安が残るかもしれません。 また、私立に比べて合格発表が遅く、併願作戦が立てづらいという面もあります。
なお、大学の進学実績に関しては、まだ一貫生を輩出していない学校も多くあり、評価は定まっていません。 今後の結果次第では、学校の序列が大きく変動することも考えられます。
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