2月号 特集


ある濃さの塩酸とアルミニウムとマグネシウムを使って、次のような実験をしました。これについて、次の問いに答えなさい。

2倍にうすめた塩酸10cm³とアルミニウムの粉末とマグネシウムの粉末を使って同様に実験を行うと、結果はどのようなグラフに表されますか。それぞれ下から選び、記号で答えなさい。

解き方
2倍にうすめた塩酸の量が10cm³なので、アルミニウムの粉末、マグネシウムの粉末に元の塩酸5cm³を加えたことと同じになります。

正解
アルミニウム... ウ マグネシウム... カ

不得意な単元が男女で大きく異なる

理科は、男女によって苦手な単元が大きく異なるのが特徴です。

「直前期の勉強では、模擬試験などの正解率が30〜40%の問題を正解できるようになることが合格へのカギです。ただ、男の子と女の子では正答率の低い問題が異なります。たとえば、女の子は『Point1』のような化学の分野を苦手とする傾向が見られます。男の子は『Point2』のような物理を得意としますが、興味の薄い植物に関しては基本知識が定着していない場合があります。一方で、天体や光の性質などの単元は男女ともに苦手とする分野です」(大川先生)

このような苦手分野は、12月半ばからでも十分に克服できます。

「過去問に取り組む中で、自分の志望校で出題される問題が具体的にわかります。そのため、『第1志望校の学校 に合格するために、苦手分野であっても克服しよう』といった自覚が子ども自身に芽生えてきます」


長さが120cmで、太さが一様な120gの棒ABを使って、力のつり合いを調べる実験を行いました。これについて、次の問いに答えなさい。ただし、ひもの重さは考えないものとします。

問1〈実験1〉で、ばねばかりP・Qの示す値の関係はどうなっていますか。下から選び、記号で答えなさい。
ア ばねばかりPのほうが10g大きい。
イ ばねばかりQのほうが10g大きい。
ウ ばねばかりPのほうが20g大きい。
エ ばねばかりQのほうが20g大きい。

問2〈実験2〉で、ばねばかりP・Qの示す値が等しくなるときがありました。
このとき、100gのおもりは左端から何cm動かしましたか。数字で答えなさい。

解き方
問1( 図1)でばねばかりQの値は、左端Aを支点として回すはたらきのつりあいを考えると 「40×30+120×60+60×90=Q×120」となり、Qは115gです。 また、上向きの力の合計と下向きの力の合計が等しいことから、「40+120+60=P+Q」が成り立ち、Pは105gとなります。

問2 ばねばかりPとQの値が等しくなるとき、それぞれに110g((120+100)÷2)の力がかかることになります。 棒ABの左端を支点として回すはたらきのつり合いを考えると「120×60+100×X=110×100」となり、100gのおもりは左端から38cm動かしたことになります。

正解
問1 イ 問2 38cm

時間をおいて理解度を確かめる

直前期の具体的な勉強としては、過去問題の練習と基本知識のチェックを分けて行います。

「過去問題は1日1年分を解いて、30〜40分を見直しに充てましょう。知識のチェックは毎日10〜15分程度が目安です。あとは時事問題もあなどれません。熱帯夜の定義などを知らない子どもが意外と多く、入試本番で落とし穴になる恐れがあります。2010年は、夏の猛暑や小惑星探査機『はやぶさ』に絡めた問題を出す学校が多くなることでしょう」

直前期の勉強として注意するのが、しっかり解き直しをすることです。

「最近の受験生には、一度解いた問題を解き直さない傾向が見られます。おそらく解けなかった問題でも、勉強した当日や翌日は解説が頭に残っていて簡単に解けるため、甘く考えてしまうのでしょう。2、3日経過すれば、理解しきれていない解き方は忘れます。そのタイミングで解き直しをして、『理解できていない自分』に向き合う必要があるでしょう」



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