吉岡 有紀さん(仮名) 5年生の娘を育てる。
子どもの成長に合わせて距離感を工夫したい
子どもの性格
・サバサバした性格で誰とでも仲よくなれる
・一人で過ごす時間を楽しめる

チャレンジ精神が旺盛な一人娘
うちの娘はサバサバした性格で、同性の友だちだけでなく、男の子ともよく遊んでいます。
新しいことにチャレンジするのも好きな子で、幼稚園の頃から英語、スイミング、ダンスなどに取り組んできました。今通っている塾も、自分から「ここに行きたい!」って言い出したんです。
そんな性格のせいか、周りの人から一人っ子に見られることは少ないですね。「娘さんにはお姉ちゃんか、お兄ちゃんがいるの?」と言われることの方が多いかも。
たぶん、あまり人見知りせず、誰とでも仲よく話せる性格だからじゃないでしょうか。
けれど、毎日一緒に暮らしている私からすると、「一人っ子らしいな」と感じる部分は多々あります。たとえば、一人遊びが好きなところ。友だちが皆、予定が入っていて、遊ぶ相手が見つからないときでも、一人で本を読むなどして上手に過ごしています。
女の子はグループで行動することが多いと思いますが、彼女は特定の友だちとだけ仲よくするのは性に合わないらしく、いろいろなグループの子と遊んでいるようです。
あと一人っ子の特徴としては、兄弟や姉妹がいる子と比べて、やはり競争心が少し弱いかなと感じます。テストの点数がイマイチでも、娘が悔しそうな表情を見せることはほとんどありません。
多分、自分より成績がいい子のことを気にしていないわけではないと思うんです。塾のクラスが下がったときは、悲しそうな顔をするし。しかし、「ほかの子に負けたくない!」「もっと勉強をがんばろう!」という強い気持ちにまでは盛り上がらないようで、今のところ学習態度に大きな変化は見られません。


自分一人で不安を抱え込まない
娘は一人で遊ぶのは平気なのですが、私がそばにいないと不安らしく、未だにお留守番を嫌がります。
夜、一人でお風呂に入ることも怖がるほどで、「もうちょっとしっかりしてくれないかしら……」と思うときもあります。そんな悩みを一人っ子のお母さんに相談すると、「うちの子もそうだよ」と言ってくれるので、少しホッとします。
一人っ子の場合、どうしても母親の気持ちが子どもに集中してしまいます。ただ、それがあまりにも長い間続くと、子どもがプレッシャーを感じると思うんです。
だから、普段の生活や受験勉強をサポートする中で不安や焦りを感じたときは、知り合いのお母さんや塾の先生に相談するなどして、適宜"ガス抜き"をしています。
娘に対しては、自分のことはできる限り自分でやらせるよう、小さい頃から意識してきました。当然、近くで見ていると口を出したくなるときがたくさんあります。でも、「あと5分だけ待とう」と、いつも自分に言い聞かせています。
最近は反抗期が始まったこともあり、見守る姿勢が今まで以上に大切だと感じています。
彼女は怒られる回数が多いと成績が下がり、ほめられる回数が多いと成績がアップするタイプ。だから、私もできる限りほめるようには心がけています。
でも、娘がダラダラしているとつい小言を言ってしまうことが多くて……。そんなときに夫が娘に優しい言葉をかけてくれるので、とても助かっています。



村上 翔子さん(仮名) 6年生の息子を育てる。
親子で過ごす時間をいつまでも大切にしたい
子どもの性格
・まじめで外向的
・集中力はあるがムラッ気も


なかなか勉強を始めないのが悩み 
息子はまじめな性格で、誰とでも仲よくできるタイプ。仲間はずれにされている子を助けてあげるような優しさも持っています。
何事にも積極的にチャレンジして、学校のクラス委員や行事の責任者に立候補することもよくあります。……と言えば聞こえはいいかもしれませんが、私としては結構心配な部分もあるんです。
中学受験の勉強だけでもかなりハードなのに、息子から「行事のリーダーに選ばれた!」と言われると、「学校行事と塾を両立できるのかしら?」「テストの成績があまり伸びていないけど大丈夫?」と、つい不安を感じてしまいます。
息子は勉強にはコツコツ取り組んでいて、宿題を忘れることはほとんどありません。あと、一度集中すると、遊びでも勉強でも、時間を忘れてがんばれるところが彼の強みだと思います。小さい頃から一人で遊ぶのが好きで、絵を描くのに夢中になったり、本を見ながら黙々と将棋を指しているところをよく目にしました。
その反面、マイペースでのんびり屋の部分があり、勉強に取りかかるのがとにかく遅い! やっと勉強を始めたと思っても、自分が好きな算数や理科の問題ばかりに時間をかけて、苦手の国語を後回しにしているときがよくあります。
テストの結果にはいつも一喜一憂しているので、競争心はあるのかなと思います。でも、ほかの人と比べはするけれど、その差を埋めるための努力はしないというか……。テストの成績が悪いと落ち込むものの、勉強時間を増やそうとはしない。そこが私としては、すごく不思議です。
彼のそういう性格に悩んだことは、一度や二度ではありません。でも、受験本番が近づくにつれ、少しずつ改善されてきました。
テストでいい点数を取るとさらにやる気を見せる、苦手教科の勉強を途中で投げ出さないなど、至るところで変化が見られます。
息子は今年いよいよ入試本番。徐々にですが、プレッシャーも感じていると思います。
その不安を少しでも軽くするために家ではアロマを焚いたり、彼の肩をマッサージして疲れをとったりしています。そうすると、「足もお願い」と言ってくるので、そういうところはまだまだかわいいですね。


子どもが話しやすい雰囲気づくりを 
一人っ子の家庭だと、どうしても母親と子どもが二人で過ごす時間が長くなりがちです。どちらか一方でも不機嫌だと、家庭の空気がすごく悪くなります。
だから、家庭内の雰囲気にはいつも気を配り、息子ができるだけ話をしやすいように工夫しています。夫も映画に連れて行くなどして、息子をリラックスさせてくれます。その上で、彼の話にしっかり耳を傾ける。
うちの息子は、 5年生の頃から反抗期に入っていますが、幸い親子の会話はそれほど減っていません。友だちのこと、学校のこと、塾のこと、好きな子のことなど(笑)、結構何でも話してくれます。
ただ、女の子より成長が遅いと言っても、中学に入学したら、少しずつ親離れしていくんでしょうね。知り合いのお母さんから、そういう話を聞くことも多いですし。
私の方も、「いつかは口も聞かなくなって、離れていっちゃうのかな」という寂しい思いはあります。
でも、少なくとも直前に迫った中学受験は、親子の二人三脚でしか乗り越えられないものだと思います。最後まで息子をサポートし続けて、親子で過ごす時間を楽しみたいですね。


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