子どもが話し出すまで待ってあげるのが大切
低学年のうちにこそ、身につけておきたいことがたくさんありますが、その中でも特に大切になるのは「主体的な姿勢」だと、土屋先生、中﨑先生は口を揃えます。
「今は便利な世の中ですから、自分で考えなくても済んでしまうことが多いんですよ。たとえば、電車に乗るにもPASMOやSuicaなどのICカードを使えば運賃の計算も必要ない。何時何分につくのかまで携帯電話で簡単に調べられるから、時間の感覚も身につきません。毎日の生活において、低学年の子どもには一つひとつ考えさせながら行動させてあげてほしいですね」(土屋先生)
「小学校で先生に教えられる形に慣れると、勉強に対しても常に受け身になってしまいがちです。そこをいかに主体的に関われるか。自分から取り組もうという姿勢を身につけてもらいたいと思います」(中﨑先生)
そこで求められるのが話す力。自分の考えていることをきちんと言えるようにしておきたいものです。
「話す力を身につけるには、とにかくしゃべらせることです。日頃から、『なぜ?』『どうして?』と、たくさん子どもの話を聞いてあげてください。ただ気をつけてほしいのは、問いつめる口調にはならないようにしてほしいということですね。また、自分の考えを言葉にする習慣がない子は、最初は黙ってしまう場合も多いでしょう。しかし、そこで待ってあげることが大切。黙り込む時間があっても問題ありません。親が先走って自分でしゃべろうとしないで、ひたすら待つこと。どうしてもひと言目が出てこないようなら、何かきっかけとなるような声がけをしてあげるとよいでしょう」(中﨑先生)
一方、親が使ってはいけない「なぜ?」「どうして?」もあると教えてくれました。
「たとえば、子どもがテストでミスをしたときに『どうしてこんな問題を間違えるの?』と頭ごなしに言っていませんか。それは理由をたずねているのではなく、ただ責めているだけですよね。『なぜ間違えた?』『なぜわからない?』に答えはありません。子どもに問いつめても、『だって、わからないから』としか言えないでしょう。こういう『なぜ?』をくり返していると、子どもは質問に答えなくなってしまいます」(中﨑先生)
子どもにしゃべらせるためには、塾で学んだ内容を質問するのも有効な方法です。今日から、すぐにでも実践できます。
「その日のノートを見ながら、『何をしてきたのか教えて』と聞いてみるといいでしょう。子どもが『勉強』としか答えないようなら、『算数では何を勉強したの?』と具体的に質問して話を引き出してあげれば、いろいろと思い出してくれるはずです。あとは、親のほうからもたくさん話をしてもらいたいですね。『お母さんは、昔、こういうことをして叱られたのよ』とか、特に自分の失敗談を教えてあげると、子どもがしゃべりやすくなります」(土屋先生)


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