サンデーショックで併願パターンが変化

 サンデーショックの影響は、ミッション系の学校を受けない場合にも及びます。たとえばミッション系以外の学校でも、サンデーショックの影響を考えて試験回数を増やしたり、午後入試を実施したりと、受験生が自校の試験を受けやすいように便宜をはかる学校が増えています。また、例年では併願できない難関校の併願が今回は可能となることから、難関校での繰り上げ合格が少なからず発生すると思われます。日程を変更する学校は女子校に多いですが、繰り上げ合格の影響自体は共学校にも及ぶと予想されるため、男子受験生にとっても決して見過ごせない要素と言えるでしょう。
 こうした背景からサンデーショックの際には全体的に応募倍率が高まる傾向があります。しかし結局は合格者を増やしたり、繰り上げ合格が起こるため、実質的な倍率は例年とほぼ変わらないところに落ち着きます。あまり応募倍率に振り回されないよう心がけたいものです。
 さて、併願校選びの前提となるのが、第一志望をぶれさせないことです。第一志望を変えると、「憧れの学校を受験すらできない」と挫折感を持ったり、それまでの過去問対策などの努力が無駄になることで、子どものやる気が下がることがあります。第一志望に全力で挑戦するためにこそ、併願校選びが重要であると考えましょう。
 受験校選びの目安としては、合格可能性が80%以上の合格有望校、合格可能性80%に達しているかその前後の実力適正校、そして合格可能性50%に達しているかその前後のチャレンジ校という三つのレベルで学校を組み合わせるのが一般的です。
 併願校選びのポイントは、二つあります。まず、早い時期に合格有望校を受験し、合格を勝ち取っておくこと。そうすることで、子どもの気持ちが楽になり、その後も落ち着いて受験に臨むことができます。もう一つは、「複数回入試」を活用すること。首都圏にある学校の9割は、試験日を2回以上設けています。複数回受験のメリットは学校にって異なりますが、過去問対策の負担が減る、受験料の軽減措置がある、試験を2回以上受けた受験者に対し優遇措置があることなどが挙げられます。募集要項で複数回入試のメリットを確認しましょう。
 また、万一の場合に備え、2月4日以降の学校もリサーチしておくべき。その際も滑り止めとは考えず、その学校に入学することになっても後悔しないところを調べておく必要があります。


お金の準備と支払いは親の大切な仕事

 受験料や入学手続金など、受験に際してはさまざまなお金が必要になってきます。せっかく合格を勝ち取っても、入学手続金の振込期限に遅れてしまうなどの失敗をしないよう、全部でいくらのお金が必要で、締め切りはいつかを表にしてまとめておくと良いでしょう。複数回入試では、2回以上受験した上でその学校への進学が決まった場合、1回分の受験料を返金してくれる学校などもあります。また、1月入試校であっても、入学金の締め切りを2月中旬まで延ばしていたり、延納手続きを申請できたりするところもあります。なお、繰り上げ合格の場合、入学手続きの締め切りが翌日になるといったケースもあります。今回はサンデーショックにより、繰り上げ合格も増えると予想されますので、それを考慮しつつ入念にチェックしましょう。


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