4年生のうちは理想を追求しよう
 四谷大塚で校舎長を務める弦間史朗先生と小川智弘先生の二人は、口を揃えて「受験の軸となる第一志望校は、早めに決めた方がいい」と断言します。その第一の理由としては、第一志望校の存在が、日々のやる気につながることが挙げられます。
 勉強で挫折しそうなとき、グッと歯を食いしばってがんばれる力は、『あの学校に通いたい!』という意欲や熱意から生まれます」(小川先生)
 また、弦間先生はその意欲や熱意をさらに強くさせるためには、"その学校にしかないこと"を見つけられるのが理想だと話します。
 「たとえば部活など、その学校にしかないものがあれば『絶対その学校に入るんだ!』と子どもの気持ちが強くなります。第一志望校に関しては、徹底的に親子で調べてみるのもおすすめですね」(弦間先生)
 第二の理由としては、志望校選びには時間と手間がかかることが挙げられます。第一志望校だけではなく、併願校も含めて、受験前に最低でも1回は見学しておきたいもの。そのためにも、気になる学校には早めに足を運んで、第一志望校を絞り込んでいくことが大切です。
 「まずは多くの学校に足を運び、その中から理想の一校を見つけていきたいですね」(弦間先生)
 実際に学校研究をスタートさせる際、肩慣らしの意味で「近くの学校から見に行ってみよう」と考えたくなりますが、小川先生は「遠くの学校から見に行くべき」とアドバイスします。
 「近くの学校はいつでも見に行けるので、後回しにしてもいいと思います。 4.5年生のうちは、仮の目標でもかまわないので"理想"を追求すべき。たとえ今は成績がまったく届かないような学校だったとしても、教育理念などが気に入ったらぜひ見に行ってみましょう。最初にレベルの高い学校を見ておくと、学校選びの"物差し"ができ、その後の比較・検討がしやすくなります」(小川先生)
 意外なことに、子どもの自主性を尊重して「子どもが行きたいと言っている学校ならどこでもいい」と考えるのは、中学受験の場合NGだそうです。
 「『見かけた先輩がかっこよかったからあの学校は好き』『見学の日に雨が降っていたからあの学校は嫌』など、子どもは本質と関係ない部分で判断することも多いものです。まずは親が『ここなら通わせてもいい』と思える学校をピックアップし、その中から子どもに選ばせるようにしましょう。まだ小学生の子どもに、学校選びの全権を任せるのは、難しいことだと考えてください」(弦間先生)
 また、早めに第一志望校を決められれば、併願校選びも効率的に進められるというメリットがあります。
 「たとえば、2月1日に入試を実施する学校を第一志望校に据えた場合、同じ1日入試の学校は受験できませんよね。そういった意味でも、第一志望校が決まることで、併願校選びがスムーズになっていきます」(小川先生)

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