TOEFLの基準点クリアが第一関門

------海外の大学を目指そうと思われたきっかけを教えてください。

天木 僕は既に日本の大学に進学していたのですが、1年生のときに一般教養のクラスでアメリカの教育の話を聞いて、興味を持ったのがきっかけです。実際に自分の目で見てみたいという気持ちが起こり、留学を考え始めました。いきなりカリフォルニア大学ロサンゼルス校(以下UCLA)を受験することも考えたのですが、英語力もないし、推薦状なども提出しなければならない。これは不可能だと思っていたところ、コミュニティ・カレッジ(以下コミカレ)から編入する方法があることを知って、留学を決めました。

大出 私がアメリカの大学に進学しようと最終的に決断したのは、高3の最初です。春休みにシアトル郊外でホームステイをしたことから、留学を考えるようになりました。振り返れば、もともと日本の学校の雰囲気に合わなくて、中学・高校と人間関係で窮屈な思いをしていたんです。このまま日本にいても自分はうまくいかないのではという思いもあって、前々から「外に出たい」という気持ちを持っていました。

川合 僕は高3の夏まで、普通に日本の大学に進むつもりだったんですよ。英語が好きだったので、英語を勉強したいと父親に相談すると「英語を専攻したところで将来的に何をするんだ」と言われて、確かにそうだなと思いました。そうして悩んでいた時、同じクラスに海外大学に進学する友だちがいるのを知りました。アメリカの大学では2年間専攻を考えられる時間がありますし、英語を専攻にしないで別のことを学んでいても、自然と英語が身につくというのも魅力でした。

------進学までの準備期間に一番苦労したことは何ですか?

大出 TOEFL(※1)です。まず、TOEFL受験のための学校に通って基礎を身につけて、半年くらいで基準点を超えることができました。ただ、その間は本当に缶詰状態でしたね。

天木 コミカレに入るには、とにかくTOEFLで基準点をとらなければならないんです。僕は、参考書を使って独学で始めました。大学受験後でしたから読み書きは大丈夫でしたが、「聞く」「話す」は全くできませんでした。しかしそれは現地に行ったら何とかなるだろうと、とりあえずそのまま読み書きを中心に勉強しました。

川合 僕もやはり同じで、TOEFL対策が大変でした。8月の終わり頃、受験勉強からスパッと切り替えて、英語だけを勉強しました。アメリカで最初に入った大学は平均的な基準点だったので、半年くらいで到達しました。

------川合さんは英語が好きだったとのことですが、皆さんそうですか?

天木 僕は特に好きじゃなかったですね(笑)。ただ、大学に入るためだけに勉強したという感じでした。

大出 コミカレに入るレベルでしたら、英語が得意でなくても、半年間、本気でがんばれば達すると思いますよ。

※1 TOEFL……“Test of English as a Foreign Language”の略称。非英語圏の出身者を対象とした、外国語としての英語のテスト。多くの教育機関が、出願者の英語能力を知るためにスコアの提出を義務づけている。

コミュニティ・カレッジとは、アメリカの公立2年制大学のこと。職業養成コースと総合大学への編入コースに分かれています。留学生のほとんどは編入コースに在籍。学費の安いコミカレで一般教養科目を取得してから、編入を目指す学生が多いからです。入学に際しては、TOEFLスコアだけで受験でき、SAT(※2)や推薦状の提出も不要。もしも英語力が基準に達していなくても、英語を母国語としない人のための語学の授業もあります。高確率で州立大への編入が可能で、費用の負担も少ないコミカレは、海外大学への進学のハードルを下げる魅力的な選択肢と言えるでしょう。

※2 SAT……“Scholastic Assessment Test”の略称。アメリカの多くの大学が受験を義務づけている共通テスト。年に7回実施されており、繰り返し受験することが可能。

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