第1志望校の受験前日から当日、そして第2志望校以降の受験日に至るまで、子どもの心を整えるために、お母さんがすべきサポート方法を解説します!

周囲の力を借りてポジティブ思考を貫く

子どもが、人生で初めての大きな試練に立ち向かう機会となるのが、中学受験です。受験日が近づけば近づくほど緊張感が高まり、不安が募るのも当然のこと。どんなに大変であっても、受験自体は子どもが自力で乗り越えるしかありません。お母さんは、子どもが最大限の力を発揮できるよう、あらゆる面でしっかりとサポートをしましょう。

お母さんにまず一番心がけてほしいことは、これ以上にないと言えるほど、超ポジティブな言動を貫くこと。母親がマイナスの思考をすれば、子どもの焦りや不安をあおってしまいます。たとえ受験にとって不都合な事態が起きても、望ましくない結果が出ても、最後まで信じて応援し続ける姿勢が、子どもの力を引き出します。

さらに家庭では、子どもにとって“太陽”のような存在となるのが、お母さんの役目です。子どもの受験に関してお母さん自身が悩みを抱えていても、「本人の方が苦しい」ということに気がつくようにしましょう。そして子どもが、勉強の合間にホッと一息つける場を作ることが大切です。

もしもお母さん自身の気持ちがくじけそうになったとしても、絶対に子どもにそれを感じさせてはいけません。涙を流してもいけません。苦しいときに頼りにしたい親が、絶望的な表情をしているのを見たら、子どもは混乱して、どうしていいかわからなくなってしまいます。

しかし、それはわかっていても、お母さんも受験のサポートによるストレスがたまったり、予期せぬ結果に気持ちが曇って、心が折れそうになることが当然あるでしょう。そんなときは、受験生にとっての完璧なお母さんを全うしようと、自分を追いつめるのではなく、その心構えを「意識」するだけで大丈夫。そして、受験の専門家である塾の先生に相談し、最善の解決方法を探せばいいのです。

子どもの受験を応援しているのは、あなた一人ではありません。先頭で旗を振るのはお母さんであっても、お父さんや周囲の力をうまく借りながら、乗り越えていくことを考えましょう。

いよいよ第1志望校の受験前日。今までの成果が試される入試が迫り、子どもたちの緊張は高まります。普段と変わらない雰囲気作りを。

普段の生活を心がけて 本人の努力をねぎらう

受験前日の子どもの過ごし方として一番いいのは、ほかの日と変わらない普段通りの生活をさせることです。受験前日に学校を休ませる必要もありません。特別なことをさせると、かえって子どもの緊張をいっそう強くしてしまう結果になりかねないからです。

なので、食事は特別なものでなく、いつもと同じ献立でかまいませんし、受験前日というだけで就寝時間を早めなくてもかまいません。子どもが「緊張して眠れない」と口にしたら、あわてずに「寝つけなくてもいいから、布団に入っていなさい。そのうちに眠くなるから」と言ってあげるとよいでしょう。何より肝心なのは、お母さんがうろたえないこと。いつもより多少眠れなかったとしても、次の日に試験が受けられないほど、子どもに体力がないはずはありません。

それから、前日にお母さんから子どもにかけてほしい言葉があります。これまで受験勉強を続けてきた我が子を、ねぎらう言葉です。「今までよくがんばったね。お母さんはあなたががんばり抜いたことに感動して、誇りに思っているのよ。第1志望の学校に入れるようがんばっているのは知っているけれど、もしほかの学校に行くことになっても、お母さんは全然かまわない。どの学校だっていい学校だし、あなたががんばった結果なのだから、お母さんはうれしいよ」と。

受験する前から不合格のことを口にするなんてと思われるかもしれません。しかし、四谷大塚の統計によると、第1志望に合格できる子どもは4割程度という現実があります。つまり、受験する子どものうち半分以上は、一番行きたいと思う学校に行けません。結果が不合格とわかった時点で「第1志望でなくてもいいよ」と言うと、子どもはかえって傷つきます。少し前からでもいいので、第1志望校だけが学校ではないのだということを、親の考えとして言って聞かせるようにしてください。

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