悩み5苦手教科の学習から逃げようとする

どんなに学力が高い子どもでも、4教科を完璧にこなすのは難しいところ。しかし、志望校に合格するためには、苦手教科にも取り組ませなくてはいけません。

短時間でよいので最初にやる習慣を

どんな子どもにも、苦手教科はあります。みなさんも小学生の頃、すべての教科が得意だったわけではないでしょう。しかし、学力をアップさせるには、「嫌いだから学習しない→苦手意識がさらに強くなる」という悪循環を改善しなくてはいけません。「相談を受けたときは、苦手教科の学習を後回しにしないようにアドバイスしています。家庭学習の最初の30分、それでも難しければ15分でもよいので、『最低でも2問解く』など、課題を決めて取り組むところからスタートさせましょう。好きな教科から家庭学習を始めると、結局それだけに集中して、苦手教科が手つかずで終わってしまいます」(辻先生) 

苦手教科の悩みとしては、算数に関する相談が多いようです。毎日の積み重ねが大切な教科なので、苦手意識を一度持つと、後々まで影響します。「相談に来る親は、『算数は問題を解いていく教科』と思いがちですが、必要な知識をしっかり覚えなくてはいけない教科でもあるのです。算数が苦手な子どもの中には、『三角形の内角の和は180度』という大原則を覚えていないケースもあります。まずは、基本の公式や定義などを理解しているか、確認してみましょう」(村松先生)

「算数は毎日やらないと、算数に必要な考え方の感覚が鈍ります。そのため、面談では『短時間でもよいので、コツコツやってほしい』と伝えています。それに比べて、理科や社会、国語の知識問題などは、あまり早い時期に一生懸命やっても、忘れてしまう恐れがあります。子どもの学力にもよりますが、入試本番が近づく時期に集中して取り組ませるのも、ひとつの方法でしょう」(辻先生)

子どもにプラスとなる学習方法を考える

子どもが苦手意識を持つのには、親の言葉がけにも原因があると、村松先生は指摘します。「算数が不得意な子に、『あなたは算数ができないから』と、苦手を認めるような言い方は避けましょう。親がマイナスの言葉がけをして、子どもが伸びる可能性はありません。それよりも『今日は○○と○○を覚えよう』『この問題だけは解けるようにしよう』など、確実に一歩前進できるような言葉をかけてください」(村松先生) 

子どもに得意教科がある場合、その点に注目して、苦手教科を克服するための負担を減らすこともできます。「昔、私のクラスにいた女の子は、国語、理科、社会はとてもよくできるのに、算数が大の苦手でした。そこで、私は女の子の第一志望の学校を踏まえた上で、『君の学力なら、算数のテストは○問目まで正確に解ければ、合格ラインはクリアできる』とアドバイスしました。そして、苦手な算数で取り組まなくてはいけない内容をできる限り絞って提案しました。そのやり方を、親子で信じて実践してくれたので、見事、第一志望に合格しました。苦手教科を克服することは、子どもにとってとても高いハードルです。そのため、面談の場でも、取り組む内容をできるだけ絞って、提案するようにしています」(辻先生) 

ところで、子どもの苦手教科が親の得意分野である場合、つい子どもに教えようとする親もいるようですが、それには注意が必要です。「特に、算数の入試問題では、正解を求めるのと同じくらい、論理的な考え方をして解くことが大事であり、そのプロセスを重視する学校が多いのです。理系出身のお父さんなどは、方程式を使って解く方法を教えてしまうことがありますが、それは入試で求められる解き方からは外れてしまいます。ほかにも『国語が苦手だから、読書をさせる』『算数ができないから、計算の練習量を増やす』などの学習方法を考える親がいます。しかし、苦手克服の方法としては、遠回りな場合もあります。面談で話し合いながら、子どもにとって一番プラスとなる学習方法を考えていきましょう」(辻先生)

A D V I C E 苦手科目にチャレンジさせるには?

    得意科目を心の支えにする
  • 子どもに得意としている教科がある場合、「国語はこれだけ解けるのだから、あとは算数が○点とれれば、第一志望には届くね」などと励ましてみましょう。苦手教科はさらりと意識させるくらいのほうが、子どもの心に伝わりやすく、苦手克服のための学習にもチャレンジできるはずです。(辻先生)
    一呼吸置いて言葉をかける
  • 「あなたは算数がダメなんだから、がんばって」と言うよりも、「この交線に気づくことができたら、立体の問題は解けるね」などの前向きの言葉が必要です。子どもに声を掛けるときは、その前に一呼吸置いて、「自分が言われたら、どうだろう?」という意識を持つように心がけましょう。(村松先生)

悩み6志望校について迷いが生まれる

親子で「この学校に行こう」と決めていても、テストの点数が伸び悩んだりすると、親の心に迷いが生まれます。気持ちがぶれないようにするには、どうすればよいのでしょうか?

ランクを下げると成績もさらにダウン

焦りや不安から、入試直前に志望校がぶれてしまうのは、珍しいことではありません。四谷大塚あざみ野校舎で国語の指導を担当する原健治先生と、算数の指導を担当する小川智弘先生も、「第一志望の変更についての相談は、よく受ける」と話します。「成績が下がって不安になり、小6の11月を過ぎた段階で、『第一志望のランクを下げたい』という相談を受けることがあります。しかし、志望校のハードルを下げた途端、子どものやる気が下がり、成績がさらにダウンすることが多々あります」(小川先生)「子どもの成績だけで学校を選んでいた場合、テストの結果で、志望校を変更してしまう人が多いですね」(原先生) 

第一志望の変更を相談してくる親の中には、不安にとらわれて、冷静な判断ができないケースもあります。「人生経験の少ない子どもは、『まさか、落ちるはずはないだろう』と、楽観的に考えがち。しかし、親は逆に悲観的に考えすぎて、『落ちるかもしれない』『受かりやすい学校に変えたい』と、考える傾向にあります。子どものためだと思っていても、自分が感じている不安を回避したいという気持ちが強いように感じます」(小川先生) 

原先生は、「受験校の選択肢の幅が広がったことも一因」と、指摘します。「以前は、どの地域に住んでいても、都心にある学校に通いたいと考える親が大半でした。しかし、今は郊外型の学校が増え、共学校の人気も上がり、志望校を絞り込むこと自体が難しくなっています。だからと言って、子どもの学力だけで志望校を決めると、成績の変化によって、志望校も変えなくてはいけません。テストの点数や合格率などの数字に踊らされないためにも、本当に行かせたい学校を最低でも2~3校は選ぶように、面談ではアドバイスしています」(原先生)

計画的な併願作戦が第一志望合格への鍵

成績が悪くなると親は不安になりますが、「第一志望は変えないほうがよい」というのが、2人の先生に共通する意見です。特に、子どもの希望で選んだ第一志望を親が変更してしまうと、やる気が大きく下がるので、「絶対に避けるべき」と、原先生は話します。「たとえ、途中で『受けたくない』と言い出したとしても、最後まであきらめずに第一志望を受験させるように導くことが、親の役割だと思います」 

第一志望への気持ちを貫くための方法のひとつが併願作戦です。「志望校について相談を受けた場合、第一志望を変更するのではなく、合格の可能性が高い安全校を用意して、提案しています。地域により、併願作戦は異なりますが、第一志望を受験することを前提に、併願校にメリハリをつけることが肝心です。また、県外入試を利用するのもひとつの方法ですが、受験しづらい地域もあります」(小川先生) 

神奈川県には1月入試がありません。そのため、2月の最初の時期に、第一志望の学校を受ける場合、県外の学校を受験するパターンもあります。ただし、1月受験の計画では、2月の受験で生きるように、併願校を考えることが大切です。「他県の学校を受験する場合、移動の負担もあるので、子どもが『ここなら通ってもいい』と思えるような学校を選ぶように提案します」(小川先生) 

一方、第一志望の学校がすでに固まっている親からは、『第一志望以外に行かせる気はないのですが、それでも併願校を受験する必要がありますか?』という相談が多く寄せられます。このような相談に対して原先生は、合格を体験することの重要性を指摘します。「中学受験は仮に失敗しても、公立中学校に進学できます。しかし、中学受験で1校でも合格を勝ち取ることができれば、親も子どもも受験でのがんばりを納得できると、私は思います。たとえ、公立中学校に進学することになっても、高校受験に挑戦するときの自信につながるのではないでしょうか。実際に個人面談では、入学する可能性が低い九州や関西の学校を併願校として提案することもあります。それだけ、合格を経験しておくことは子どもにとって重要であり、第一志望への挑戦を後押しする意味もあるのです」

A D V I C E 第一志望への気持ちがぶれないためには?

    「わずか5点」の可能性に注目する
  • 模試の点数が5点アップするだけで、合格率が10%近く上がることがあります。模試の合格率を見たとき、「あと5点取れたら、どれくらいの可能性なんだろう?」という視点を持ってみましょう。そうすれば、子どもの学力の幅や合格の可能性が、より具体的にイメージできるはずです。(原先生)
    自信を与える併願作戦を考える
  • 第一志望合格への可能性を高めることを目的として、併願作戦を考えます。まずは、本命の学校に集中できるように、合格の可能性が高い学校を併願校に入れる必要があります。また、受験では、想定外のこともいろいろと起こりうるので、さまざまなパターンを用意しておくと、安心できます。(小川先生)

悩み7挫折や失敗を乗り越えてほしい

「人生に挫折はつきもの」と言っても、子どもが落ち込んでいると、親は居ても立ってもいられません。ショックを受けている我が子に、どう接すればよいのでしょうか。

リスクを想定して子どもを支える

成績のアップダウンに伴って、喜んだり、くじけそうになる子どもたち。成績やクラスが下がり、悲しそうな表情をしている我が子を見て、胸を痛め、相談を寄せる親も多いようです。「『塾のクラスやテストの点数が下がって、落ち込んでいる』という相談は、よく受けます。不合格になったときのショックを心配するあまり、志望校のランクを下げようとする親もいますね」(小川先生) 

このような相談をする親には「慎重なタイプが多い」と、小川先生は続けます。「『子どもに辛い体験をさせたくない』という気持ちが、強すぎるのだと思います。しかし、このような態度は、『自分は挫折に耐えられない』という暗示を子どもにかける恐れがあります。私は、クラスや成績が下がって、ショックを受けている親には、『入試本番前に経験したのだから、きっと立ち直れますよ』と、伝えています。子どもは、挫折や失敗に『弱い』のではなく、『知らない』だけなのです。喜びも悲しみも経験することで、子どもは強くなれます」(小川先生) 

親が考えている以上に、子どもは親の気持ちに敏感なもの。マイナスの感情にとらわれず、おおらかな心で子どもを見守ることが、入試本番でもよい結果を生むようです。一方、子どもを取り巻く、さまざまなリスクを親が想定しておくことも大切です。「子どもには、志望校に合格することだけ考えさせればよいのですが、親は不合格の場合も考えて、動かなければなりません。子どもの成績から考えて、『必ず受かる!』というような学校でも、突然の体調不良などで、不合格になるケースがあります。子どもが合格を確実視していた学校に落ちた場合でも、別の安全校の受験を事前に準備しておけば、『実は、この学校も受けられるよ』と、安心させることができます」(小川先生) 

原先生は、「塾に通っているメリットを最大限に利用することが、挫折を乗り越える鍵になる」と言います。「四谷大塚では、中学受験を経験した卒業生が、よく遊びに来てくれます。あこがれの中学校に通っている先輩が、励ましてくれることで、子どものやる気はアップします。また、各校舎には、中学受験を経験した子どもが書いた手紙などが飾られています。そこに書かれている励ましのメッセージを読むことで、受験への不安は和らぐのではないでしょうか。また、塾の講師をはじめとするスタッフと話すことで、子どもについての情報を共有でき、必要以上に不安を感じることも少なくなるはずです」(原先生)

A D V I C E クラスが下がって、落ち込んでいるときは?

    普段通りに接することが大切
  • 「どうしたの!」「大丈夫?」と、過剰に反応すると、子どもの気持ちもエスカレートします。子どもが落ち込んでいるときこそ、親は何もなかったような顔で、おいしい食事や温かいお風呂を用意してください。「クラスが下がったことをそれほど気にする必要はない」ということを態度で示すのが肝心です。(原先生)
    「プチ成功体験」で自信を持たせる
  • 家庭学習に取り組む姿勢や点数がアップしたテ
    ストなどに注目して、褒めてみましょう。また、 簡単な問題に挑戦させて、正解できたら褒める という「プチ成功体験」をさせてみましょう。「努 力すれば、報われる」という経験を繰り返すこと が自信につながり、大きな壁に立ち向かう強い 心を育みます。(小川先生)

悩み8子どもの変化や言動に戸惑う

子どもが言うことを素直に聞かないと、親もイライラしてしまいますが、子どもを取り巻く環境に目を向けてみると、解決の糸口が見つかりそうです。

イライラの原因は反抗期だけではない

中学受験にチャレンジしている小学校高学年の子どもは、親の言うことが何もかも気に入らない反抗期を迎える時期でもあります。そのため、「勉強しなさい」と言えば言うほどやらなくなる、という事態に陥ることも珍しくありません。ただ、受験生の言動の変化には、学習内容も大きな影響を与えています。「『子どもがまったく言うことを聞かない』『弟や妹とよくケンカするようになった』などの相談は、小6の9月以降に増えます。

塾ではこの時期から、単元ごとの学習から入試本番に向けた総合学習に切り替わります。そのため、『どこから学習に手をつけてよいのか、わからない』というストレスを抱える子どもも多く、それがイライラの原因のひとつになっているのかもしれません。また、学校行事が多い時期でもあるので、受験勉強との両立に苦労している場合もあります。さらに、合不合判定テストなどの結果が返ってきて、自分の順位を知ってショックを受け、やる気を失っているというケースも考えられます」(小川先生)「今までは、リビングで学習していたのに、『自分の部屋で学習する』と言って、部屋にこもるパターンも多いですね。そんな時に親が、『本当に、ちゃんとやるの?』などと聞いてしまったら、子どもは自分が信用されていないと感じて、さらに反抗的な態度を見せます」(原先生) 

ひと言言うだけで敵意をむき出しにしたり、逆にむっつりと黙ってしまう子どもに対して、ついカッとなってしまう親も多いようです。「子どもから反抗的な態度を取られて、『そんなことじゃ、志望校に受からないわよ!』『受験するのをやめれば!?』などと、キツいことを言ってしまう人もいるようです。親も人間ですから、その気持ちはよくわかるのですが、怒りの衝動にまかせて口ゲンカをしても、よいことはありません。子どもはストレスを抱えながらも、毎日の学習をがんばっているのですから、まずは、その努力を認めてください」(小川先生)

子どもは誰でも親に認めてもらいたい

入試前の大事な時期に差しかかると、親は不安になり、つい子どもに干渉してしまいがちです。しかし、原先生は「逆に、距離を取ったほうがよい」と話します。「親と子どもだけの閉塞的な環境では、どちらも息苦しい気持ちになると思います。お母さんひとりで悩み続けるよりも、親子の間に塾の先生を挟んで、『三角形の関係』を築くことが、ベストではないでしょうか。そのためにも、塾に足を運ぶことが大切だとアドバイスしています」 

しかし、子どもと距離を取ることで、「本当に、ちゃんと学習しているのかしら?」という不安を抱く親も多いようです。「そんなときは、遠慮せずに塾での学習の様子を見に来てください。四谷大塚の場合、事前に電話をもらえれば、いつでも授業の様子を見ることができます。家での反抗的な態度とはうって変わって、塾では真面目に学習しているという子どもも多いんですよ。校舎に足を運ぶ時間が取れない場合は、先生から子どもの学習態度を聞くだけでも、ずいぶんと安心できると思います」(原先生)「反抗期を迎える時期と言っても、まだ小学生ですから、心の中では『親に認めてほしい』という気持ちで、いっぱいです。できていないことを責めるより、できたことを評価してあげるほうが、よい結果につながります」(小川先生) 

ただ、夏休み以降は、集中力が切れてしまう子どもが増えるため、親が注意しなくてはいけない場面もあるようです。「家庭学習に取り組む時間に、ボーっとしていないか、何分も手遊びをしていないか、などをチェックしてください。高学年の子どもの場合、親が注意するよりも、子ども自身にフィードバックさせたほうが効果的です。学習やテストの後に『どうだった?』と質問を投げかけて、感想を話してもらいましょう。口に出すことが気づきにつながり、子ども自身で解決方法を考えるきっかけにもなるはずです」(小川先生)

A D V I C E 反抗期の子どもをサポートするには?

    自室で学習する際はルールを決める
  • 反抗期に入ると、「自分の部屋で学習したい」と言い出す子どもが多くなります。そんなときは、一度好きなようにさせてみましょう。その代わり、事前にルールを決めておくこと。学習机から手の届く範囲にマンガやゲームを置かない、息抜きのときはリビングに来る、などの約束をしておくことが大切です。(原先生)
    子どもと一緒に親も何かを我慢する
  • 反抗期の子どもでも、親のサポートを実感できると、うれしいはずです。子どもが受験のために、マンガやゲームを我慢しているなら、親も何かを我慢してみましょう。たとえば、お母さんなら友達とのランチを減らす、お父さんなら晩酌を控える、など。その姿を見て、子どものやる気はアップするはずです。(小川先生)

悩み9塾の学習方法に疑問がある

塾から帰ってきた子どもが暗い表情で、「○○先生が嫌い」と言ったら……。塾の学習内容に疑問や不満を感じた場合、どう相談すればよいのでしょうか。

成績が下がった理由は先生と合わないから?

子どもが通う塾に対して、不満を訴えるような相談をすることに躊躇する親もいるかもしれませんが、「相談内容としては案外多いですね」と、小川先生は話します。「『娘は、算数の○○先生が苦手なようです』という相談もありますし、『夏期講習に参加したのに、学習の成果が出ていない。塾の教え方に問題があるのでは?』という相談を受けたこともあります」 

原先生も、子どもと先生の相性について、相談を受けることが多いそうです。「『ウチの子は、"先生が嫌いだから、塾に行きたくない"と言ってます』という相談や、成績が下がった原因として、『担当教科の先生と子どもの相性が合わない』と言う方もいました」 

学力がアップしない一因として、担当の先生との相性の悪さも考えられるかもしれません。しかし、それだけが、成績不振の原因ではないようです。原先生は、「成績が伸び悩む原因を塾に求める気持ちはわかるが、それだけでは問題の解決にはつながりにくい」と、警鐘を鳴らします。「親が子どもの言うことを鵜呑みにして、塾や先生の悪口を言うと、子どもは『何か気に入らないことがあったら、すぐに不満を言えばいい』と、思ってしまいます」(原先生)「多くの親はすでにわかっていると思いますが、子どもは自分に都合の悪いことは、口にしないものです。また、中学や高校の担任の先生も選べないのですから、小学生の頃から学ぶ相手との相性を気にしない姿勢を身につけたほうが、プラスになると思います」 

しかし、成績が下がることにも、宿題がやりきれないことにも、何か原因があるはず。親の相談に対して、問題の原因が見えにくい場合、チームを組んで取り組みます。「四谷大塚では、各教科を指導する先生、学年のリーダーを務める先生、校舎長がチームを組んで、学習状況を管理しています。子どもとの相性がよくない先生に、直接言いづらい場合は、校舎長などに相談してもらえれば、チーム全体で改善策を考えます。『担当を替えてください』という相談をそのまま受け入れることはできませんが、子どもの現状については、遠慮なく相談してもらって大丈夫です」(原先生) また、塾の宿題をこなせない場合も、素直に打ち明けることが大切です。「家庭学習の現状について教えてもらえれば、教科別にどう学習していくべきか、対策を練ることができます。親とは、二人三脚でがんばっていきたい考えていますから、遠慮せずに相談してほしいですね」(小川先生)

A D V I C E 塾での学習に遅れさせないためには?

    家庭学習の様子を塾に伝える
  • 中学以降の学習で遅れないためにも、みんなと同じ宿題に取り組むことは、とても大切です。ただ、どうしても難しいという場合は、家庭でどのように学習しているのか、塾の先生に伝えてください。家庭学習での様子を具体的に把握できれば、より効果的な学習方法を提案できます。(原先生)
    優先順位をつけてスケジュールを考える
  • どの教科を優先的に学習させるか決めて、学習計画を考えましょう。たとえば、苦手教科は毎日の必須にして、時間的に余裕があれば、ほかの教科にも取り組む、など。また、厳しすぎるスケジュールを組むと、子どもの学習ペースが上がらないときに、計画が破綻するので、ゆとりを持たせたほうがよいでしょう。(小川先生)
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