まずは楽しむこと!知る喜びが成長のもと

 京華中学・高等学校の理科部には天文、化学、PC、生物の4班があり、それぞれ天体観測や化学実験など、班ごとの活動を行っています。高1の久田起生くんが班長を務める生物班の主な活動内容は生き物の飼育。クワガタやグッピー、カメ、インコなど、生徒たちが飼ってみたい生物の飼育・観察が日々の活動です。

 「都心の学校ですから、家では生き物を飼えないという生徒がたくさんいるんですよ。ここではみんなそれぞれ昆虫や魚など、好きな生物を担当してうれしそうに世話をしています」と話すのは、顧問の渡辺昌和先生。

 生物班には12歳から18歳まで幅広い年齢の生徒が所属していますが、「同好の士」として仲良く活動しているそう。久田くんは、自身の過去を思い返しながらこう語ります。

気になる部活調査隊

「僕は小学生のときから生物が好きで、中学生になったら生物のクラブに入ろうと決めていました。実際に入部してみたら上下関係が一切なくて、むしろ一人っ子の僕にとっては兄弟ができたみたいでうれしかったですね」

久田くんを魅了した活動の一つが、八ヶ岳で行われる2泊3日の夏合宿。「普段はできない真夜中の昆虫採集を、体力が続くまでとことんやります(笑)。眠たい生徒はいつでも寝ていい決まりですが、時間に縛られず、やりたいことをやる時間というのは最高に楽しいものですよ」(渡辺先生)

 夏の合宿とともに生物班メンバーが力を注ぐイベントは、日頃の研究成果を発表する秋の学園祭。昨年の発表では金魚の成り立ちや種類について説明し、文化部最大の集客を誇りました。多くの人と触れ合う学園祭は、成長するきっかけにもなると話す久田くん。「僕は、中1のときには引っ込み思案でうまく話せませんでしたが、学園祭の発表のおかげで、知らない人とも臆せず会話できるようになりました。そこは自分でも成長した点だと思います」

 渡辺先生は、「いつか生徒たちに師である自分を超えてほしい」と願っているそう。久田くんたち理科部のメンバーが、ここで学んだことを生かして活躍する日が楽しみです。

「今は先生に頼ってばかり」と話す久田くんの目標は、生徒だけで学園祭の企画・進行を担当すること。先生に認められたら、学園祭当日の発表も班員だけで行うのだとか。

生物の研究において、記録は欠かすことのできない大切な作業。実験や採集の結果を忘れたり、間違って伝えたりしないように、活動内容を毎回きっちりノートに記録する。

理科部4班、全員揃って参加する八ヶ岳合宿。生物班では魚釣りや真夜中の昆虫採集などに挑戦している。「中1の初合宿で魚を捕まえたときは感動しました!」(久田くん)

取材・文/C-side(塩澤真樹) 写真/東京フォト工芸(桑原克典)

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