目標を掲げ自ら考えて行動する習慣をつける

 鷗友学園のソフトボール部は、入部時には初心者が多いそう。中には本格的なスポーツが初めてという部員も。「6年間を通じて、未経験者がどれだけ成長できるか。強豪校に食らいつく力をどこまで養えるか。高い目標を持って、それぞれが部活動に打ち込んでいます」と語るのは、顧問の木戸英輝先生。目標を立て、それを達成するためにやるべきことを考え、自発的に行動する大切さを、日々の部活動を通して気づかせるように指導しています。

 野球が好きだったことから、入学時すでに入部を決心していたという部長の河野友里さんは、部活動がもたらした自身の変化をこう振り返ります。

 「中1の頃までは、おとなしい性格だったと思います。中2になったときに、自分では声を出しているつもりだったのに、声が出ていないのを先輩から教えてもらって、声を出せない自分を絶対に変えてやろうという気持ちになりました。教室でも人見知りな性格で人とうまく話せなかったのが、みんなと打ち解けて話せるようになったのは、ソフトボール部の活動を続けてきた成果かもしれません」

気になる部活調査隊

部活動は月曜から土曜までのうちの5日間。各自の都合に合わせて好きな曜日を1日休みにできるようになっています。また、部活の練習も短時間。部活動と学業を両立できる生徒を育てるのが狙いだからです。

「高3になると、どの生徒も受験で頭がいっぱいになって不安を抱えるものですが、うちの部の卒業生の中に、受験期にも堂々と落ち着いている生徒がいました。理由を聞くと〝弱点を克服する姿勢を部活動で身につけたおかげで精神的に強くなれたから"とのこと。その後、彼女は京都大学に見事、現役合格を果たしています」(木戸先生)

現部長の河野さんも、自らの殻を破って精神的に成長した生徒の一人。積極的に行動する自分自身を手に入れました。

「言われたことをただやるのではなく、何をすべきか自分で考えて見つける。部活動でそれを繰り返し行ってきたことで、自分から発信できる人間になれたのが、良かったと思います」

部活動の最後に毎回行われるのが、1分間スピーチ。部員が交代で、本や新聞記事などから得た気づきを発表する。自分の考えをわかりやすく人に伝える力を養うのが目的。

部活動の反省点や気づいたことを書き留めるノートは全員が持参。それぞれの夢や目標をまとめたプリントもあり、お互いの考えを理解し合い、目標を共有するのに役立てている。

「5年後、10年後にも周りから愛され続けるチームが目標です」(河野さん)。「目標に向けてあきらめずに努力し続ける姿勢を身につけてほしいと願っています」(木戸先生)

取材・文/堀雅俊 写真/東京フォト工芸(桑原克典)

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