バンド単位の活動が責任感と協調性を育む

9月の土曜日。品川女子学院の学園祭では、屋外ステージで演奏するバンドに観客の注目が集まっていました。曲が盛り上がるにつれて、会場の熱気も急上昇。演奏を終えて拍手喝采の中、晴れやかな笑顔を見せてくれたのは軽音楽部の部員たちです。学外の訪問者も数多く詰めかける屋外ステージは、部員にとって特別な場所。この舞台に立てるのは、部内全22組の中でもオーディションで選ばれた3組のバンドのみ。顧問を務める白石賢佑先生は、例年の審査の様子を振り返って語ります。「私と全部員、さらにOGも参加して投票で決めます。発表のときには、感極まって泣き出してしまう部員もいるほどです。皆にとって大事な真剣勝負の場になっていると感じます」

熱心な練習の結果、高校生を抑えて上位に入賞した中3のグループも。そのリーダー・比護貴子さんは、審査会を思い出し笑顔を浮かべます。

「名前を呼ばれたときは本当にうれしかった。早くから曲を決めてメンバーと一生懸命に練習してよかったです」

副部長の早川花菜子さんも、オーディションの意義を熱く語ります。

「オーディションが近づくと、いつもより緊張感が増し、メリハリをつけて練習に打ち込めます」

軽音楽部では普段、バンド単位で活動します。純粋に楽器演奏を楽しむにしろ、文化祭や校外のステージを目指すにしろ、どんなときでもバンド内のチームワークが重要になります。「バンドを組むことで、責任感や協調性が自然と養われます。生徒たちの成長を促すためにも、顧問からの口出しは極力少なくして見守るようにしています」(白石先生)

バンド演奏を通じて、幅広い魅力に触れることができる軽音楽部。その中でも一番の魅力として、部長の川村輝さんは「音楽を通して多くの人と打ち解けられる」と話します。

「普段話す機会が少ない後輩とも、音楽の話だと、すぐに盛り上がることができます。部活動を続けるうちに、『音楽には人と人をつなげてくれる、すごい力があるんだ!』と実感するようになりました」

※ 比護さんのグループは、「Power Dream MusicFesta 2013」において、中学生の部の大賞を受賞しました。

メンバー同士の結束が強いことが、軽音楽部の一番の自慢。時にバンドメンバー同士で意見が食い違うことがあっても、必ず仲直りすることができる。

軽音楽部の結束のシンボルが、学園祭などで着用するオリジナルデザインのTシャツ。写真は、デザインを手がけた岸本奈桜さん(左)と遠藤汐里さん(右)。

軽音楽部の大きな目標は、オリジナル曲を演奏できるバンドを増やすこと。「オリジナル曲が増えたら、記念のCDを制作するのが、顧問としての夢です」(白石先生)

取材・文/堀雅俊 写真/東京フォト工芸(松谷祐増)

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