独自の練習方法と毎日の振り返りで成長

今年8月に行われた全国中学生テニス選手権大会で、サレジオ学院中学校テニス部は団体戦で優勝。1998年、翌99年に続いて、14年ぶり3度目の快挙を成し遂げました。レベルの高い関東地区の中でも強豪と呼ばれる同校の評判は、ますます広まるでしょう。 

キャプテンとして部員たちの先頭に立ち続けた堀内竜輔くんは、部活動に打ち込んできた3年間を振り返り、「最高の結果で締めくくることができて、本当にうれしいです」と優勝の喜びをかみしめます。副キャプテンを務めてきた植田賢威くんは「チームメイトを励ます声かけができるようになり、体力もつきました」と、部活動の成果を実感。同じく副キャプテンの三国陸真くんも「部活動を通じて、仲間とともに力を合わせる楽しさを知りました」と、自身の成長を振り返ります。 

彼らが日本一の栄冠を手にした勝因のひとつとして、独自の練習方法があります。放課後の限られた活動時間の中で最大限の成果を出すため、場面展開を想定したシミュレーション練習に力を入れました。「強豪校の選手の中には、テニススクールにも通って技術を磨く人がいます。しかし、僕たちは集中力を高め、部活動の練習だけで強くなったことが誇りです」(堀内くん) 

強豪校の誇り。それを部員たちとともにつくり上げてきたのは、顧問の山田靖彦先生です。自らも全国大会優勝経験者であり、テニスの名門校として知られる福岡県柳川高校の出身。テニス部での指導には、一貫した姿勢で取り組んできました。「テニスの試合は精神力で9割方勝敗が決まると、私は考えています。毎日の練習では、技術的なトレーニングと並行して、精神面のコントロールも重視しています。部員全員に日誌をつけさせ、生活態度を振り返させるのも、その一環です。ほかにも、相手より先にあいさつの言葉を口にする、自発的にごみを拾う、感謝の気持ちを持つといったことも徹底させる。その結果、学年が上がるにつれて『ありがとうございます』と言う回数が増えます。この変化こそが、成長の証しでしょう」

12面のコートを有する練習環境が部員の自慢。大所帯ながら全員がコートで練習できる。「来訪した他校生から『試合会場にも使えるぐらい広い!』と驚かれます」(三国くん)

部員全員がつける日誌。「あいさつを人より先に行う」「整理整頓を心がける」など、生活全般について記録を残し、継続的に振り返りを行って自己管理能力を高める。

「まずは精神面を鍛えることが大事。そうすれば、結果は自ずとついてくる。次も日本一を目指す以上、あいさつなども徹底できる部を目指します」(山田先生)

取材・文/堀雅俊 写真/東京フォト工芸(松谷祐増)

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