Vol.44

うちの子は大丈夫?
「ネット依存」の実態

ネット依存重症者のための
専門外来も開設される


パソコンやスマートフォンなど、インターネットの長時間利用が子どもの生活に悪影響を与える「ネット依存」の実態が、今年8月に発表された厚生労働省の全国調査で明らかになりました。調査では、「ネットのために人間関係や学校、部活動のことを台無しにしたり危うくした」「問題や不安な気持ちから逃げるためにネットを使う」など8つの項目に、全国の中高生約10万人が回答。その結果、ネットへの依存度が高く、中毒状態にある中高生の割合は、中学生が約6%、高校生が約9%。男女別では、男子が約6%、女子が約10%に達しました。全国では約51万8千人にのぼると推計されます。

これらネット依存の中高生のうち、59%が「睡眠の質が悪い」と回答しており、依存がない人の2倍近くに達します。彼らの多くが睡眠時間や勉強時間を犠牲にしてネットを利用しており、午前中の不調、眠りにつきにくい、夜中に目が覚めるなどの症状が特徴的です。また、今年6月に総務省が発表した青少年のネット依存調査では、小学4~6年生も対象になっており、そのうち18・7%が中・高レベルのネット依存傾向にあることがわかっています。

ネット依存のきっかけは、ゲームやメール、掲示板などを見るうちにどんどんのめり込んでいくケースがほとんど。「時間のコントロールができない」「ネットを取り上げるとパニックになる」「何とかしてネット環境を手に入れようとする」といった症状がある場合、カウンセリングなどの治療行為が必要になるケースも。久里浜医療センター(神奈川県)では、2011年7月にネット依存の専門外来が開設されました。文部科学省は、子どものネット依存への対策の一環として、公共の教育施設を利用する合宿事業を2014年から検討中です。家庭でも、よく話し合い、ルールを決めるなどの対策が重要になります。

イラスト/柏原昇店 取材・文/武田純子



インターネット依存症

インターネットの普及によりネットゲームやチャットなどに没頭する人が社会問題化する中で、1990年代前半にアメリカで提唱された概念。新たな臨床疾患とも言われる。視力・体力の低下や肥満、骨粗鬆症、不登校や遅刻、成績不振などの問題につながりやすい。

モンゴル・ゴビ砂漠の実物恐竜化石が大集合!

モンゴル・ゴビ砂漠は、世界有数の恐竜化石産地。「大恐竜展」では、アジア最大の肉食恐竜・タルボサウルス、大型植物食恐竜・サウロロフスの全身骨格など、ゴビ砂漠で発掘された貴重な化石標本を公開。また、化石から読み解く肉食恐竜の成長について、日本人研究者が明らかにした最新研究を紹介する。

「大恐竜展-ゴビ砂漠の驚異」
開催期間:10月26日(土)~2014年2月23日(日)
入場料:一般・大学生1,500円、小・中・高校生600円
国立科学博物館 東京都台東区上野公園7-20
問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://daikyoryu.com/

現代日本を代表する作家が集う総合美術展

称「日展」で知られる、毎年秋に六本木・国立新美術館で開催される一大総合美術展。日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書の5部門で、日本の美術界を代表する巨匠から、第一線で意欲的に活躍している中堅・新人まで、さまざまな作品を展示。日曜日の午前と午後には「親子鑑賞教室」が行われ、作品について説明を受けたり、制作体験ができる。

「第45回 日本美術展覧会」
開催期間:11月1日(金)~12月8日(日)
入場料:一般1,200円、高校・大学生700円、小・中学生は無料 
国立新美術館/東京都港区六本木7-22-2
問い合わせ先:03-3823-5701(公益社団法人 日展事務局)
http://www.nitten.or.jp

明治期の日常がわかる貴重なコレクション

大森貝塚の発見者として知られるエドワード・モース。明治10年から3度にわたって日本を訪れた彼は、日本の庶民の暮らしや心根に魅せられ、多彩な品々を「記録」としてアメリカに持ち帰った。モースのコレクションから選び抜かれた320点の生活道具や陶器をはじめ、貴重な写真、モース自身の日記、スケッチなどを通して、失われた明治の日常、名もなき人々の「こころ」を知る展覧会。

「明治のこころ モースが見た庶民のくらし」
開催期間:~12月8日(日) 
観覧料:一般1,300円、大学生1,040円、小・中・高校生650円 
江戸東京博物館/東京都墨田区横網1-4-1
問い合わせ先:03-3626-9974(代表)
http://www.asahi.com/event/morse2013

巨匠横山大観を生んだ師・盟友との出会い

代日本画壇を代表する巨匠・横山大観。師・岡倉天心から薫陶をうけ、大正期に共に歩んだ良き友4人、今村紫紅、小杉未醒(放菴)、小川芋銭、冨田溪仙との交流から、作風を飛躍的に発展させた。「横山大観展」では、良き師・良き友との関わりを読み解きながら、約140件の作品を通じ、明治から昭和初期までの大観芸術の魅力に迫る。

横山大観展─良き師、良き友」
開催期間:~11月24日(日) 木曜休館
観覧料:一般1,400円、高校・大学生1,100円、中学生500円、小学生以下無料
横浜美術館/横浜市西区みなとみらい3-4-1/
問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)

http://www.taikan2013.jp

明治大学博物館の古瓦コレクション

明治大学博物館が所蔵する前場幸治コレクションは、国内屈指の瓦(かわら)の個人コレクション。その中から、東大寺と武蔵国・下野国・上総国の各国分寺に加え、常陸国・下総国の地方寺院の瓦を中心とする資料を展示する。奈良時代初頭の東大寺・国分寺造営の実像と、国分寺が地方の寺院造営に与えた影響を、最新の調査研究を基に描き出す

「特別展 天平の華東大寺と国分寺」
開催期間:10月19日(土)~12月12日(木)
入場料:一般300円、高校生以下無料 
明治大学博物館/東京都千代田区神田駿河台1-1 アカデミーコモン地階
問い合わせ先:03-3296-4448(明治大学博物館)
http://www.meiji.ac.jp/museum/

図書館で調べたことを自由にまとめてみよう

書館にある本は、たくさんの人が調べ、まとめ、公表してくれた情報がぎっしり詰まったかけがえのない財産。公共図書館や学校図書館を利用して調べたことについて、見聞きした体験や調査なども取り入れながら、「どのように調べを進めたか、その結果自分は何がわかったのか」をまとめてみよう。身近な疑問や不思議に思うこと、興味があることなど、テーマは自由。

第17回 図書館を使った調べる学習コンクール」
応募締切: 11月30日(土)必着
問い合わせ先:03-3943-4743(図書館振興財団 コンクール係)
http://www.toshokan.or.jp/contest/

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