Vol.34

寝る子は脳がよく育つ!
9時間睡眠で成績アップ

充分な睡眠が、将来の
病気を遠ざける効果も⁉

寝る子は体だけでなく、脳もよく育つ。このことを裏付ける研究結果が、このたび発表されました。 

東北大学加齢医学研究所の研究グループが、健康な5歳から18歳までの子どもたちを対象に、平日の睡眠時間と、脳内で記憶をつかさどる「海馬」という部位の体積の関係を調査。その結果、平日に睡眠時間を8~9時間取っている子どもは、睡眠時間が5.6時間と短い子どもに比べて、海馬の体積が大きい傾向が明らかになりました。 

海馬は、脳の中で唯一、細胞分裂を繰り返す神経細胞が集まる器官。睡眠時間が減少すると、神経細胞の分化が抑制されてしまいます。たっぷり睡眠を取ることは、体の発達だけでなく、海馬の発達を促して、記憶力や認知力を向上させる意味でも重要です。今回の研究結果を証明するかのように、文部科学省が近年行った「学力調査」では、7~9時間程度の十分な睡眠がある子どもは最も成績がよいという結果が出ています。また、過度のストレスやうつ、アルツハイマーなどの病気を持つ患者は、海馬の体積が小さいことがわかっており、「海馬の大きさは、その後の人生でいくつかの病気を避ける上でも重要では」と東北大学の研究チームは示唆します。 

一方で、小学生の睡眠時間が年々減少しているというデータも報告されています。「データから見る日本の教育」(文部科学省)によると、小学生の睡眠時間は1970年に9時間23分でしたが、2000年には8時間43分と、30年間で40分も減少。近年はスマートフォンやパソコン、携帯ゲームに没頭することで、就寝時間が遅くなり、目が冴えて眠れないなどの理由で睡眠障害を誘発するケースも増えています。 

規則正しい十分な睡眠時間が、病気を寄せつけない健やかな心身と脳の形成につながります。よく寝て、よく学ぶ習慣をつけさせましょう。

イラスト/柏原昇店 取材・文/武田純子



海馬(Hippocampus)

大脳の側頭葉の内側にあり、短期記憶や空間学習能力をつかさどる領域。日常で得た新しい記憶を保存・整理して、大脳皮質へと送る機能がある。ギリシャ神話に登場する海神ポセイドンがまたがる「海馬」の前肢の形に似ていることから、その名がつけられた。

明治期から約100年の日本美術を一挙公開

『母子』上村松園/ 1934年/東京国立近代美術館

東京国立近代美術館の開館60周年を記念して開催される、日本近代美術の100年を回顧する大展覧会。同館が所蔵する(寄託作品を含む)すべての重要文化財13点を含む名品を一挙に公開。2011年に重要文化財に指定された上村松園『母子』も展示され、見どころ満載。小中学生には、鑑賞に役立つジュニア・セルフガイドを配布。

「美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年」
~ 2013年1月14日(月・祝)
観覧料:一般1300円、大学生900円、高校生400円、中学生以下無料 
東京国立近代美術館(千代田区北の丸公園3-1)
03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://buru60.jp/

ティラノサウルスの全身骨格が関東初上陸

千葉県立中央博物館では、特別展「ティラノサウルス?肉食恐竜の世界?」を開催中。最新の発見と研究成果のもとに復元されたティラノサウルスの全身骨格「パーフェクト・スタン」を展示している。また、話題の「羽毛恐竜」や、8mを超える大型骨格など、世界の肉食恐竜50点以上が大集合。実物大の「恐竜壁画」と記念撮影もできる。

特別展
「ティラノサウルス̶肉食恐竜の世界̶」
~ 12月24日(月・振休) 
入場料:一般800円、 高校・大学生400円、中学生以下無料 
千葉県立中央博物館/千葉市中央区青葉町955-2(青葉の森公園内) 
問い合わせ先043-265-3111
http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL

大切な「水」のこと絵で世界に伝えよう

子どもたちの「地球を守ろう」というメッセージを、世界中の人々に伝えることを目的に1991年から実施されている原画コンテスト。毎回世界各国から多数の作品が集まる。今年のテーマは「生命の源 『水』~それはどこからくるの?」。自然環境や社会・経済活動のために、大切な水を確保して使い続けるにはどうしたらよいか、絵に表現してみよう。

第22回「国連子供環境ポスター原画コンテスト」
応募受付期間:~ 2013年2月28日(木)
応募資格:小学生および中学生
問い合わせ先:03-5442-3161(地球環境平和財団・事務局)
※詳細は、下記URL参照のこと。
http://www.fgpe.net/

都内の私立中・高 345校参加の相談会

「夢・化学─21」わくわく理科・実験教室は、小1 ~小4が対象のシリーズ講座。化学の不思議やおもしろさを、実験や工作、観察を通じて体験できる。第5回目(2013年1月19日)のテーマは「カイロのひみつ」。カイロはなぜあたたかくなるのか、どんな物質でできているのか、いくつかの実験を通じて考える。

「夢・化学-21」わくわく理科・実験教室
2013年1月19日(土)
科学技術館(東京都千代田区北の丸公園2-1)
問い合わせ先: 03-3297-2555(一般社団法人日本化学工業協会 広報部)
※ハガキで応募(12月17日(月)消印有効)
詳細は、URL参照のこと。
http://www.kagaku21.net/

絵日記を通じて 自分の生活を伝えよう

東京大学本郷キャンパスで開催される「東大古生物学--130年の軌跡」では、これまで非公開だった東大の化石コレクションを初公開。東京帝国大学地質学教室の初代教授ナウマンが報告したナウマンゾウ化石ほか、貴重な標本を多数展示。明治期から現在に至る東大古生物学の歴史を、標本と出版物をもとに紹介し、最新の研究成果についても公開する。

「東大古生物学̶130年の軌跡」
~ 2013年1月11日(金)
入館料:無料 
休館日:月(12/24は開館)、12/25、12/28-1/4 
総合研究博物館 本館/
東京都文京区本郷7-3-1(東京大学本郷キャンパス内) 
03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/

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