Vol.33

「理科=役に立たない」を覆せ!
子どもを理科好きにさせる方法

実際にやってみる「体験」が
理科への好奇心を引き出す

今年4月の小6.中3対象の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)は、子どもたちの「理科離れ」の傾向が改めてわかる結果でした。

小6の理科の平均正答率は61.1%、中3は52.1%。特に応用や記述式問題での正答率の低さが目立ちました。児童生徒へのアンケートでは、「理科の授業内容がよくわかる」と答えた小6が86%に対して、中3では65%と大幅にダウン。また、小6では82%が「理科が好き」と回答しているものの、中3では62%にまで下がり、難易度が高くなる中学時代に、理科離れが大きく進むことがわかりました。

さらに「理科が将来役に立つと思う」と答えた児童生徒の割合は、国語や算数などの他教科に比べて16.30%も低い結果に。「最近の子どもたちは川や山などでの自然観察の機会が失われていて、身の回りの物が壊れても自分で直せない子も多い。日々の生活から理科的な要素が遠ざかっていることが原因では」と指摘する識者もいます。

こうした理科離れの進行を防ぐために、ここ数年、自治体や大学、企業などがさまざまなテーマで「理科実験教室」を開催。子どもたちに理科の"なぜ""どうして"を体験できる場所を提供しています。また、科学技術館(千代田区)、国立科学博物館(台東区)、こども宇宙科学館(横浜市)などの施設でも、定期的に子ども向けの科学イベントやワークショップを企画し、多くの親子連れが参加しています。

未来の理系人材確保のために、文部科学省では今年8月、中学生対象の「科学オリンピック」の開催計画を表明しました。今後は大学と連携して、大学院生を小中学校に派遣して授業を行うことも検討しているそうです。

国や学校、家庭が一丸となり、いろいろな角度から子どもたちの好奇心を刺激して、理科に親しめる環境を作り出すことが重要視されています。

イラスト/柏原昇店 取材・文/武田純子



理科実験教室

理科の実験や観察を通じて、子どもたちの理科への興味関心や科学的思考力を引き出す体験型学習。全国各地の教育機関や自治体などで開催されている。四谷大塚でも、小学生を対象に電流のはたらきや音、水、空気といった性質を学ぶ理科実験教室を開設している。

メトロポリタン美術館 最高峰コレクション

1)フィンセント・ファン・ゴッホ『糸杉』1889年Rogers Fund,1949(49.30)Image ©The Metropolitan Museum of Art

世界最大規模を誇る美の殿堂・ニューヨークのメトロポリタン美術館から「自然」をテーマとした作品133点を紹介する。古代メソポタミア文明の楽器装飾から20世紀の写真作品まで、4000年にわたる西洋美術の珠玉のコレクションを堪能できる。ゴッホの傑作『糸杉』も日本初公開。

「メトロポリタン美術館展 大地、空、海──4000年の美への旅」
~ 2013年1月4日(金)
入場料:一般1600円、学生1300円、高校生800円、65歳以上1000円、中学生以下無料
東京都美術館/東京都台東区上野公園8-36
問い合わせ先03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://met2012.jp

世界遺産を体感できる プラネタリウム

池袋サンシャインシティのコニカミノルタプラネタリウム“満天”では、最新のCG技術を駆使して世界遺産(マチュピチュ、アンコール遺跡、東大寺大仏殿)を全天360度ドーム映像として再現。本当にその場にいるかのような臨場感を体感できる。プログラムの前半では、季節の星座案内が楽しめる。

「世界遺産 宇宙への祈り」
~ 2013年3月3日(日)
コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City
東京都豊島区東池袋3-1-3サンシャインシティワールドインポートマートビル屋上
問い合わせ先: 03-3989-3546
http://www.planetarium.konicaminolta.jp/

ポプラ社ポケット文庫の感想文を大募集

ポプラ社のポケット文庫の中から1冊を選び、ポケット文庫を読んで感動したこと、勇気づけられたことなどを原稿用紙800字以内にまとめて応募しよう。大賞には「この人を見よ! 歴史をつくった人びと伝」20巻セット、ポプラポケット文庫50巻セットをプレゼント。

第8回「ポプラポケット文庫 読んでほしい この一冊コンクール」
応募受付期間:~ 2013年3月1日(金)※当日消印有効
応募資格:小・中学生
問い合わせ先:03-3357-2901
※詳細は、下記URL参照のこと。
http://www.poplar.co.jp/info/present/007141.html

都内の私立中・高 345校参加の相談会

国立科学博物館では11/4に、館内展示を見ながらワークシートを使って学ぶイベント「ミュージアム・アドベンチャー」を開催。そのほか、11月の同館は「身近な植物で染めよう(11/11)」「万華鏡作り(11/17)」「初めてのバードウォッチング(11/18)」など、小学生対象の科学系イベントが目白押し(いずれも当日受付)。詳しくはHP参照。※バードウォッチングは、保護者同伴のこと

「ミュージアム・アドベンチャー」
11月4日(日)※当日受付(10時、13時から)
国立科学博物館 日本館1階ディスカバリースペース/東京都台東区上野公園7-20
問い合わせ先: 03-5814-9873(学習企画・調整課) http://www.kahaku.go.jp/event/

絵日記を通じて 自分の生活を伝えよう

アジアの国々の生活を、絵日記を通じて理解しあう絵日記フェスタ。今回のテーマは「伝えたいな、私の生活」。普段の生活の中で、アジアの友だちに伝えたい、紹介したいと思うことを絵日記にして描いて応募しよう。暮らしの中の習慣、行事、家族や友だち、学校での出来事など、自由な題材でOK。応募者全員に「オリジナルクリアファイル」を贈呈。

「三菱アジア子ども絵日記フェスタ」
応募受付期間:~ 2013年1月18日(金)
※当日消印有効 応募資格:6 ~ 12歳(応募時点) 
問い合わせ先:三菱アジア子ども絵日記フェスタ実行委員会事務局
TEL:03-5777-6825
E-mail:enikki@cicinc.co.jp
http://enikki.mitsubishi.or.jp/

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