クイズ感覚で親も中学入試問題に挑戦!
「わかるオモシロさ」「解ける喜び」を再発見してください。 

次のA~Cは和食と関係の深い3つの調味料についての説明です。よく読んで、あとの問いに答えなさい。


A 主原料の( あ )をつぶしたものに、米などを蒸してできたこうじと塩を加えて発酵・熟成させた半固体の調味料。

B ( あ )と小麦を混合したものをもとにしてできたこうじに、塩水を加えて発酵・熟成させたものをしぼった褐色の液体。

C 日本で使用する約3分の1が国内で生産される。原料は主に2種類の植物である。冷帯の北海道では( い )を栽培し、亜熱帯の沖縄県や鹿児島県では( う )を栽培している。国内では( い )による生産の方が多い。

問1 Aの調味料をひらがなで答えなさい。

問2 文中の( あ )にあてはまる語句を漢字で答えなさい。

問3 日本は( あ )を主に外国から輸入しています。輸入量の最も多い国を、次のア~エから1つ選びなさい。
ア・中国 イ・カナダ ウ・ロシア エ・アメリカ

問4 文中の( い )、( う )にあてはまる語句をひらがなで答えなさい。

制限時間 3 分 難易度 ★★☆☆☆
大妻多摩中学校(平成23年度 一部改)

まずはA、B、Cの調味料が何か考えてみましょう。

調味料の作り方や産地など加工される農作物の違いを整理

サバ代

最初の問題はすぐにわかりました!

先生

問題文にも「発酵・熟成」や「半固体」などのヒントがありますね。

サバ代

答えは、みそですね。Bは、しょうゆじゃないかな?

先生

どちらも正解!しょうゆは「褐色の液体」でわかりますよね。

サバ代

はい。そのふたつに共通する原料なので(あ)は大豆ですよね。

先生

その通りです。では、日本はどの国から大豆を最も輸入しているか、ご存じでしょうか?

サバ代

もやしの産地でよく見る気がするから・・・中国?

先生

残念!アメリカが全体の約7割を占めています。アメリカの耕地面積は日本の100倍ほど。いわゆる大農法で、大型の農業機械を使って、少ない人手で効率よく作物を生産するので、輸出力も高いんですね。

サバ代

そういえば、セスナ機で畑に農薬をまく映像を思い出しました!

先生

一方、日本の農業は狭い耕地に肥料を多く使い、手間をかけて生産性を上げているので、集約農業と呼ばれます。日本では、ラジコンヘリで農薬を散布しているところもありますよ。

サバ代

アメリカより一回り規模が小さくなる感じですね。

先生

ところで、先ほどもやしの話が出ましたが、大豆の7割ほどは油として使われるのをご存じですか?

サバ代

え!豆腐や納豆、調味料、もやしなどの印象の方が強いです。

先生

意外なところでインクの原料にもなるのですが、一番多いのは油です。大豆の輸入先は1位がアメリカ、3位がブラジル。頭文字をとって、"アブラ"と覚えると、用途もわかって一石二鳥です。なお、2位はカナダですね。さて、Cの調味料は?。

サバ代

砂糖だと思います!(う)はさとうきびで、(い)は……?

先生

答えはてんさい、別名「ビート」です。

サバ代

やっぱり!ビートだと思ったけど「ひらがなで」とあったので。てんさいって、耳慣れませんね。

先生

さとうの原料としてはてんさいの方が多いんですよ。さとうきびの場合は細かく砕いて茎から絞り出した汁を煮詰めるんですが、てんさいは薄く切って温水に入れると糖分が溶け出してきます。こうした作り方や産地の違いを整理しておきましょう。共通点は、どちらも「工芸作物」ということ。

サバ代

初めて聞く言葉です!

先生

工場で食品や工業製品などに加工される作物のことをいいます。最近では作物を加工して、販売までする農家が増えています。第1次産業に第2・3次産業を融合させるので、6次産業と呼ばれます。1と2と3はかけても足しても、6になるでしょう。

サバ代

へぇ~、ネットで直売のお茶を買ったことがあるけれど、ああいうのも6次産業になるんですか?

先生

はい。日本のTPPへの参加をめぐって日本の農業の将来が注目される中、こうして生き残りをはかる農家も多いんですよ。

A.
問1 みそ  問2 大豆 問3 エ 問4 い:てんさい う:さとうきび 

問1・問2
「和食と関係の深い3つの調味料」というところから、みそやしょうゆを思い浮かべられましたか。しょうゆの原材料に小麦が含まれることはあまり知られていませんが、一般的なこいくちしょうゆなら、大豆と小麦の割合は半々です。

問3
小麦、大豆、とうもろこしなど、米以外の穀物や豆類はアメリカからの輸入が多くなっています。大豆は油をとるのが主な用途だということも覚えておきましょう。 

問4
てんさいは「砂糖大根」とも呼ばれますが、大根の仲間ではありません。てんさいとさとうきびの絞りかすはそれぞれ、ビートパルプ、バガスと呼ばれ、肥料や家畜のえさとして利用されます。

お子さんと料理しながら原料を調べましょう。スーパーなどで、どこで生産されたものかを一緒に確認するのもいいですね。

高橋忠明 先生
四谷大塚町田校舎専任講師。柔道をたしなみ、黒帯を締める。

しょうゆに小麦が入っているというのも意外でした。身近な調味料にも知らないことがまだまだありますね。

活発サバ代さん
活発でサバサバした性格のお母さん。子どもは小6と小3の兄弟。

取材・文/西田知子 写真/石井和広 イラスト/丹下京子



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