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さて、1年間お付き合いいただいたこのコラムも、これで最後となります。となると、最終回のテーマは、どうしたって、災害にならざるを得ません。今年は、地震、津波、原発の三重苦を、東北は負ったのですから。 でも、この10年間に起きた地震を載せた地図を見れば、日本全国、どこが同じ被害にあってもおかしくはないと思うでしょう。 日本列島は、地球上のプレートの、ちょうどはじっこにあるのです。しかし、地震を止める方法を、まだ人類は知りません。大地のきしみを止めることは誰にもできないのです。 ですから、今できることは、そうなったときに、できるだけ被害が少なくなるように頭を使い、準備し、何か起こったら適切に行動することです。 今回の災害でも、何か所か、事前準備をしておいたことで助かったところがあります。学校の屋上から裏山に橋を架けておいたところや、裏山に階段を設置して避難所をつくっておいたところ、初めから波が来る場所には家をつくらないようにしたところなど、最悪の事態をまぬがれた地域もあったのです。とにかく高台へ、と逃げた人たちや、うまく誘導したリーダーがいたところも……。 必要な知識を得ることは、自分と家族の身を守ることにつながります。教育が子どもを助けることを、今回の災害は教えてくれました。 教育は、子どもを守る可能性があります。情報を集め、自分で考え、次にどう行動すればいいのか、自分で決めなくてはならないのです。まずは自分が知り、次に、自分より小さい人たちに伝えてください。 知識は、人を救うことができるのですから。 |

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『親子で読もう!ドラえもんの
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『地震って、どうして起きるの?』
赤木かん子【著】、mitty【絵】 これで、地震が起きる理由を理解できます。つい |
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『じしんのえほん
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『原発が許されない理由
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『日本の地震活動』
©東京大学地震研究所 プレートの意味がわかったら、この15年に起きた地震の地図を見てください。思わず「おお!」となりますよ。世界版もあります。 |
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『死の影の谷間』
ロバート・C・オブライエン【作】、越智道雄【訳】 核爆発で生き延びた少女。そこへ男が防護服を着て現れますが、彼女の意志を無視して、アダムとイブを気取る。少女はそんな男に徹底抗戦します。 |
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『津波!! 稲むらの火 その後』
ヘンリー幸田【著】 津波から村人を守った 稲に火をつけ、村人を集め救ったという話は有名ですが、津波を防ぐために、堤防を築くという後日談があったのです。本当にすごい人です。 |

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