ウチの娘は読書が苦手なのですが、
中学校に入ってからでも、克服できるでしょうか?

小学生までは、読書に苦手意識を持っていた子どもでも、中学校に入学してから、読書の楽しさに気づく可能性は、十分あると思います。当校では、中1の国語と、中3の社会の授業の一部を、読書の時間に充てていますが、授業を通して、読書の楽しさに気づく生徒が、毎年多くいます。

ただ、本を読む習慣があまりない子どもをサポートする場合、工夫しなくてはいけない点があります。まずは、できるだけ易しい内容の本から読ませることを心がけましょう。そして、本のジャンル選びも大切。女の子は、小説などを好む傾向がありますが、幅広いジャンルの本に触れさせるほうが、読書の楽しさに気づけるはずです。

たとえば、当校の社会科の課題図書の中には、ハンセン病や核問題、児童労働などを扱った本があります。そのような本に、最初は興味を示さなかった子どもでも、自分が知らなかった事実に触れることで、本の内容にのめり込んでいきます。子どもに読ませる本を考えるときは、「この内容は、ウチの子どもの好みに合わないだろう」と避けるのではなく、一度読ませる姿勢を持ってみましょう。

活字への苦手意識を減らすという意味では、子ども向けの新聞を利用するのも有効です。親のほうから、「このニュースをどう思う?」「こんな素敵な生き方をした人がいるんだよ」などと声を掛ければ、子どもの視野が広がり、興味を持つ本のジャンルが広がることにもつながります。

子どもがまだ小学生の場合、親が意識して、読書の時間をつくることも欠かせません。中学受験の学習などで忙しいと思いますが、子どもと一緒に本を読む習慣をつけてみましょう。そして、読書の後には、親子で感想を話し合う時間を持ってください。その際、子どもの考えや意見を受け入れる姿勢を忘れずに。自分の考えを認められることで、肯定感を持ち、読書への関心が、さらにアップするはずです。

三輪田学園中学校
1887年に開校。中1の国語の授業と、中3の社会の授業で「読書の時間」が設けられている。
塩見 牧雄
三輪田学園中学校・高等学校教諭。1999年より、同校の社会科教諭として読書指導を行う。中学では公民・地理、高校では政治経済を主に担当。
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