Vol.20

国際科学オリンピックに見る
世界と日本の教育の違い

実験を重視する国際的な物理教育

国際科学オリンピックは、中高生を対象とした科学技術の国際大会。数学、物理、化学、情報、生物学、地理、地学の7教科があり、国内予選を勝ち抜いた代表者が、学力を競います。

今年7月に開催された大会では、日本代表団が大健闘。数学、化学、物理、生物学、情報で、成績上位者の12分の1に授与される金メダルを獲得しました。中でも、国際物理オリンピックでは、5名のうち3名が金メダル、2名が銀メダルを獲得。国別順位でも、昨年度の30位から、日本代表団史上、最高位の5位にランクアップしました。

なぜ今回、物理の成績が飛躍的に伸びたのでしょうか。それは、テスト方式に秘密がありました。

国際物理オリンピックのテストは、理論(筆記)問題と実験問題のふたつに分かれます。学校での実験経験が乏しく、理論問題で得点が取れても、実験問題で苦戦していた日本は、克服のために合宿を行い、徹底的に実験問題を特訓したとか。「実験なくして、物理ではなし」という国際的な物理教育と、日本での物理教育の差を補ったことが、今回の結果につながりました。

同様に、国際地理オリンピックにも、フィールドワーク問題があります。フィールドワーク問題とは、まず何も知らされていない状況で、定められたルートをチェックポイントの順にまわり、その後、先程歩いたルート、チェックポイントにまつわる問題を解きます。学校での地理教育には、全く馴染みのない問題に、多くの日本人高校生は、戸惑ってしまったそうです。

日本の教育は、知識を得ることを重んじる傾向があります。しかし、実験やフィールドワークといった、知識だけでは太刀打ちできない部分をカバーしていくことも、将来世界で活躍するためには必要です。国際科学オリンピックを通して、世界での学び方について、ぜひ考えてみましょう。





国際地学オリンピック

国際地学オリンピックでも、筆記試験のほかに、実技試験を実施。2010年度は、地質野外試験と、海洋・気象・天文の実技試験、計4種類の実技が課された。参加者は、ルーペやコンパス、ハンマーを用いて、試験場所の地質構造の判定や堆積岩の鑑定を行った。

理想の都市像メタボリズムとは?

1960年代、建築家たちが、未来の都市像を夢見て興した建築運動“メタボリズム”。本展は、東京湾を横断して伸びていく海上都市、高く延びるビル群を、車が走る空中回廊でつないだ都市など、さまざまな未来都市像を表現した作品を展示する。

「メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」
9月17日(土)~2012年1月15日(日)
入館料:一般1,500円、学生(高校・大学生)1,000円、子ども(4歳~中学生)500円
森美術館/東京都港区六本木6-10-1 六本木 ヒルズ森タワー53階
03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://www.go-venezia.com/

古代エジプト遺物の発掘黄金期を学ぼう

20世紀初頭は、最も多くのエジプト遺物が発掘された黄金時代。今回は、その「発掘黄金期」にスポットを当て、ツタンカーメン王の指輪や、考古学者ハワード・カーターが発掘したアクエンアテン王の顎などを、発掘エピソードとともに紹介する。来場者が、発掘者として古代エジプトの宝物を探すイベントにも、ぜひ参加してみよう。

「古代エジプト探険展~開館2周年特別企画 ~」
~ 11月27日(日)
入館料:一般1,500円、大学生1,200円、高校生以下1,000円
古代エジプト美術館/東京都渋谷区神南1-12-18 メゾン渋谷801
03-6809-0718
http://www.egyptian.jp/

仕掛けが満載のユニークな美術作品

さまざまな仕掛けが取り入れられた美術作品を、一挙公開。江戸時代に描かれたあそび絵、永遠に続く迷宮を思わせるM.C.エッシャーの版画、シュルレアリストたちが描いた不可思議な世界など、約80点の作品を鑑賞できる。親子でトリック&ユーモアの世界を体感してみよう。

「描かれた不思議 トリック&ユーモア展 エッシャー、マグリット、国芳から現代まで」
~ 11月6日(日)
観覧料:一般900円、高大生・65歳以上700円、中学生以下無料
横須賀美術館/神奈川県横須賀市鴨居4-1
046-845-1212
http://www.yokosuka-moa.jp/

学習院が所蔵する逸品を一挙展示

学習院大学史料館は、学習院大学目白キャンパス内にある博物館。昨年で開館35周年を迎えたのを記念し、14万件に及ぶ所蔵品の中から、今まで公開する機会のなかった作品や、過去の来場者からの注目が高かった資料など、史料館員が「是!」という逸品を紹介する。学習院大学だからこそ集まった、多岐にわたるコレクションの数々を、ぜひ楽しんでみよう。

学習院大学史料館開館35周年記念コレクション展「是! 展」
10月1日(土)~12月3日(土)
入場料:無料
学習院大学史料館/東京都豊島区目白1-5-1
03-3986-0221
http://www.gakushuin.ac.jp/univ/ua/

「食べる」ことを改めて見つめ直そう

「『食べる』を考える」をテーマにしたエッセイを募集中。応募1作品につき、給食約一食分(30円)が協賛企業より寄付され、途上国での給食支援に役立てられる。「食べる」ことの意味を見つめ直すとともに、飢餓で苦しむ人々のことも考えてみよう。

「WFP エッセイコンテスト2011」
~ 10月15日(土)※締切日必着
テーマ:「『食べる』を考える」
募集部門:小学生部門(4・5・6年生)、中学生・高校生部門、18歳以上部門
※詳細は、下記URL参照のこと
WFPエッセイコンテスト事務局
03-3980-9030
http://www.wfp.or.jp/essay/t

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