今月のテーマは、「人を教える・人を育てるとはどういうことか」です。

 みんなは、「今、自分は育てられてる側だ」と思っているだろうけど、もう、みんなより小さい子どもも、周りにたくさんいるよね。

 もちろん、ほかの人の面倒をみるなら、子どもができる以上のことはしなくてもいいのです(むしろ、あなたの成長に影響が出るなら、やってはいけないのだけど)。

 でも、あなたがほかの人を育てたり、何か教えなければいけないときがやって来るかもしれないでしょう?たとえば、クラブ活動で後輩の面倒をみなくちゃならないとかね。そのときのために、「人を教える・人を育てるとはどういうことか」について考えておくことは、役に立つかもしれない。

 それに、育てられている側の人間が、逆に自分を育ててくれる人を探しに行ったっていいんだもの。

 あなたのことは、結局、あなた自身にしかわからないのです。

 だから、自分の身体にしっかりと耳を澄ませてみて!

 自分が本当は、何をしたいのか、何を考えているのか、しっかりと考えてみて!

 そして、今自分にとって、何が必要なのか、じっくり考えてみましょう。

 できれば、それを言葉でほかの人にも伝えられるようになってください。

 大人はときどき、とてもカンが悪くなってしまうもの。

 はっきり言われないと、わからないからね。

『おこだでませんように』

くすのき しげのり【作】、石井聖岳【絵】
08年刊/小学館/ 1,575円
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少年が短冊に書いた願いは?
大人にも読んで欲しい一冊

必死になって、自分の気持ちを伝えようとした男の子の話。自分ではよかれと思ってやったことが、いつも裏目に出て、怒られてしまう。そのことに一番傷ついているのは、本人なんだよね。これは、大人に渡したほうがいい一冊かもしれません。

『教室はまちがうところだ』

蒔田晋治【作】、長谷川知子【絵】
04年刊/子どもの未来社/ 1,575円
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静岡の校長先生が書いた詩が絵本に。考えて、発言して、間違えて大きくなる。だから教室では堂々と間違いなさい、と先生は言います。


『てん』

ピーター・レイノルズ【著】、谷川俊太郎【訳】
04年刊/あすなろ書房/ 1,365円
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絵を描くのが大嫌いな子に、美術教師が、点をひとつ描いてみて、と言います。人を伸ばすってこういうことなんだ! というのがよくわかるよ。

『ライラはごきげんななめ』

アレクサンダー・スタッドラー【作】、かつら あまね【訳】
05年刊/セーラー出版/ 1,575円
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イライラした子どもを鎮めるための処方箋

ライラは朝から不機嫌。放課後、バレエ教室に着いたときには、カンカンに怒って、つい「バレエなんてやめる」と怒鳴ってしまいます。が、もとプリマの先生はびくともしませんでした。力のある大人とは、こういう人を言うのだなぁと思えます。

『学校 Little Selections あなたのための小さな物語9』

赤木かん子【著】
02年刊/ポプラ社/ 1,365円
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「学校」がテーマの短編集。特に「ヘアーインディアンには“教える”という言葉がない」という内容のお話に注目してほしいです。

『大きな木のような人』

いせ ひでこ【著】
09年刊/講談社/ 1,680円
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孤独な女の子が、植物園に通い、そこの学者に見守られて成長し、やがて画家に。育ててくれる人が、学校の外にいる子もいるのです。

『トマスと図書館のおねえさん』

パット・モーラ【作】、ラウル・コローン【絵】、藤原宏之【訳】
10年刊/さえら書房/ 1,470円
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本との出会いで変わった トマス・リベラの幼少時代

移民労働者の子トマスは、親切な図書館員に出会って本を貸してもらうまでは、字が読めませんでした。のちのカリフォルニア大学学長の実話。

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