小学校低学年の時期は、子どもにとって、身の周りのすべてのことが新鮮に映る期間。それは勉強であっても例外ではありません。まだ中学受験が本格化しない今のうちに、「勉強って楽しい!」という思いを育みましょう。

土屋謡子氏

四谷大塚中野校舎リトルコース専任講師。低学年クラスの開講当初から算数・国語ともに担当。楽しい中にも規律ある授業を行う。

清水克彦氏

文化放送プロデューサー。キャスターや江戸川大学講師を歴任。著書に『性格の良い子が育つママとパパの習慣』(講談社)ほか多数。

内田伸子氏

お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授。発達心理学専攻。著書に『子育てに「もう遅い」はありません』(成美堂出版)ほか多数。

未知を知るのは楽しい 親がきっかけづくりを

「学力の7・5・3をご存じですか。9歳が3割、中学3年で5割、高校で7割。その割合の子どもが、それぞれの時期に勉強についていけなくなります。3割が脱落してしまう9歳は、“9歳の壁”とも言いますけれど、その壁を乗り越えるためにも低学年の段階の教育はとても大切なんです」

発達心理学の観点から、子どもがどのように学習を体得していくか研究されているお茶の水女子大学教授の内田伸子氏は、低学年の学習の意義についてそう話します。

「でも、詰め込めばいいわけではありませんよ。大人と同じ抽象的な思考ができるようになるのは9.10歳頃から。低学年のうちは、“探求するっておもしろい”という体験を、たくさんさせることが大切です。短期的な目標にとらわれてしまう親御さんは、中学受験を最終目的のように捉え、目の前のことが上手にできないとすぐ悲観的になってしまうものですが、考える力は一生もの。低学年の時期はもっとじっくり子どもと向き合い、学びの基盤力を育てるべきなんです」

また、子育ての本を数多く出版されている清水克彦氏も、“9歳の壁”はあると言います。

「その壁でつまずく前に学習習慣を身につけさせてあげるのが親の役目。子どもに任せきりにせず、親が併走して勉強の楽しさに気づかせてほしいです」

さらに、四谷大塚中野校舎の土屋謡子氏は「できる」という体験をたくさんさせてほしいと話します。

「わからないことに取り組んだり、できないことをやれ、と言われるのは大人だって嫌でしょう。低学年で勉強が嫌いになってしまうと、高学年になってから厳しいですから、まずは親が一緒に取り組んで、子どもの今の状況や可能性を見極めることが大切です」

どんな子にも、まずは「勉強って楽しい!」という思いを抱かせたいもの。そのために親はどのように子どもに接していくべきか、先生方のお話を通して考えていきます。

サイトマップ
人気記事ランキング
01 特集
そのひと言が子どもを変える! 学力を伸ばすほめ方・励まし方
02 スペシャルウィーク
9歳までに身につけたい国語力
03 子育てに効く脳科学のお話
頭をよくする方法はある?

サイト内検索
 

RSS登録
これまでの特集記事



気になる記事ピックアップ
これまでに公開された記事の中から気になる記事をランダムでピックアップし、表示しています。