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小学4年生のウチの子どもは社会科が苦手なのですが、どうしたらよいでしょうか?

社会科を苦手とする子どもの共通点は、「知識」の習得に苦労していることです。知識は地道にひとつずつ覚えていかなければ身に付きませんが、興味のない分野を暗記する作業は子どもにとって苦痛以外のなにものでもありません。そのため社会科を得意科目にするには、興味を持たせることがポイントになります。
四谷大塚の社会科の授業では、4年生の丸1年間を「地理」の勉強にあてています。そこで学習する内容は、主に日本各地の気候や農業、47都道府県の特産物などです。
大人が見れば「なんだ、簡単に覚えられそうじゃないか」と思う内容ばかりです。しかし、自分が住んでいる場所以外に行った経験が少ない子どもたちにとっては簡単なことではありません。子どもが普段接している世界は大人が考えている以上に狭く、東京に住んでいる子どもにとって、地理的に遠い近畿地方や四国地方などは外国のようなものです。そのため実体験と学習内容に関わりが見出せず、興味を持ちにくいのです。
「5年生から塾に通うのは遅いですか?」という質問もよくあるのですが、学校の授業をしっかり理解できていれば、5年生からでも受験勉強に対応できないわけではありません。ただ、それでも入塾して最初の2、3か月は学習の量と質にとまどう子が多いのも事実です。
子どもに興味を持ってもらうためには、家庭での働きかけが大切になってきます。たとえば、食卓で「このサンマはどこで水揚げされたものだろう?」と親がつぶやくだけでも、子どもは興味を示して自発的に調べるようになることがあります。ですから、日頃から子どもの興味を引きつけるような問いかけを意識的に行ってみてください。
また、達成感を与えることもポイントのひとつ。たとえば、ゲーム感覚で「3分間で関東地方の県名と県庁所在地をどれだけ覚えられるかな?」と問題を出してみましょう。そこですべて覚えることができると、「やればできるんだ」という実感を子ども自身が持てます。そこから暗記が楽しくなって、自ら進んで学習に取り組むことが期待できるでしょう。
どれも家庭で実践できるものばかりですので、今日からでもさっそく始めてみてください。
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