5年のうちは、まだまだ塾にただ通っているだけでしたが、6年生になり、気づいた時には自分から受験に向き合うようになっていました。きっかけは5年生の夏の全国統一小学生テスト神奈川ファイナルに残り横浜校舎に行った経験なのではないかと思います。その時の結果は惨憺たるものでしたが、その後、組分けテストで徐々にクラスが上がり、日曜日にいつもと違う環境の難関コースに通い、刺激をいっぱい受けることができました。
それに伴い、開成合宿に参加するチャンスも頂きました。合宿ではこれまで出会ったことの無いようなハイレベルな人たちと一緒に勉強し、量もレベルもスピード、正確さなどあらゆることに圧倒されて帰ってきました。
一方、小学校は最高学年として、5月の運動会、夏休み3泊4日の清里宿泊、日々の活動に積極的に参加し本当に充実した毎日でした。
しかし夏休み前の学校別対策コースを決める頃、まだ第一志望校が決められず、私はとても悩み先生方に相談したりして辛い時期でした。一方で子どもは開成コース夏期講習でもがいているうちに、あっさり栄光学園を第一志望に決めました。決めたと話してくれた時には少し戸惑いましたが、私も覚悟を決めることができそれからはとても気持ちが軽くなりました。後で聞くと入試問題が好きだったり、校風が小学校でやってきた事と共通していると思ったから、などしっかりと考えていたのですね。
結果的には学校と塾の両立で限られた時間だからこそ、集中して受験勉強にも取り組めたのだと思います。栄光コースの友達と点数を競ったり、苦手な暗記勉強の仕方を教えてもらったりして良い仲間にも恵まれ、先生方との話も面白く塾が楽しそうでした。
最終的には憧れだった開成合格を目標として、自分で過去問に取り組んでいた姿は立派でした。振り返ってみると自分から中学受験に向き合うようになってからは、いい加減さや要領良く…など引っ括めて前向きな気持ちで努力し自分で切り開いていった受験だったと思います。そういう子どもの様子を見ていたので、新しく始まる中学高校6年間もきっと楽しく充実したものになるだろうと確信しており、温かく見守っていきたいという気持ちでいます。
Q. お子さまを四谷大塚に入塾させようと思った決め手を教えてください。
予習シリーズがとても良い教材であること。
合格することのみ目標とするのではなく、中学、高校に入ってから伸びしろのある学習姿勢が身に付く指導をしていると思ったからです。
Q. 入塾後にお子さまの学習に対する姿勢や成績について変化は見られましたか?
Q. 受験期にお子さまのために心がけたことがあれば教えてください。
口出ししすぎると本人のやる気を削ぐようだったので、細かい事は言わず、コピーやノートづくりなどに徹しました。クイズ形式などで普段の会話でも苦手な暗記ができるよう家族で楽しみました。
Q. お通いだった校舎の対応で心に残ったことはありますか?
6年の夏期講習、学校別対策コースを決めるには、志望校決定もからんでくるので、とても悩みましたが、色々な方に話を聞いて頂いたり、ゆっくり考えさせてもらえたことで、納得のいく決定ができ、その後の勉強に集中できた。学校が早く終わる日は、いつもより早く塾に行き自習させてもらいました。時には先生と一対一で話すことができ、自分をみつめるきっかけにもなったのではないかと思います。