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成績が下がっても 焦らずいつも通りに

やればできる実力があるのに、気のゆるみがすぐ成績に反映してしまう。萩原圭子さんの長女は典型的なそういうタイプでした。小4までは高いレベルで安定していたものの、本格的に受験を意識し始めた小5以降の成績は、上がったり下がったり。その度に内心ハラハラのし通しでした。

「小5の夏休み明けには周りの子がどんどん伸びてきて、うちの長女はのん気に構えていたので、大きく成績を落としました。そこで初めて、本人にも"がんばらなければ"という意識が芽生えたようでした。すぐに取り戻しましたが、小6になると、今度は算数で苦手な立体図形などにつまづき、また下がってしまいました。今のままでは志望校にはとても進めない成績だとわかり、本腰を入れて勉強に取り組むようになったのはそのあたりからです。6月には戻して、夏までは順調でしたが、また夏休み明けには下がって……。とにかく、その繰り返しでしたね」 

そんなときでも、萩原さんが心掛けていたのは"いつも通りでいること"。塾の先生の助言もあったそうです。「子どもの問題ですから、私が何かをしたところで状況がよくなるわけではないですよね。何か行動を起こすと、かえって子どもを焦らせてしまうかもしれないので、何もしないのが一番。今まで通りに子どものペースに合わせ、グッとこらえていました。先生からも『お母さんはいつも通りにしていてください。どんなに不安でも、不安そうな顔はしないでください』とよく言われていたんです。気持ちをコントロールするのは大変でしたけどね」 

自分の気持ちを抑えてサポートを続けた甲斐あって、成績は何度目かの上昇傾向に。直前期をこのまま無事に乗り切れるのではという勢いでした。

模試の点数よりも 過去問との相性を重視

ところが、12月の模試でまさかの事態を迎えてしまいました。合格可能性が20%を切る結果だったのです。

「この時点では、志望校を変えることまで考えました。でも、長女自身は立ち直りが早くて、あまりこたえていない様子なのに、私がそれを言い出すと逆にがっかりさせてしまうのではないかと思いました。ダメならダメで仕方がない。第二、第三志望の学校も気に入っていたので、第一志望校に固執しないでおこうと決めました」 

萩原さんが腹をくくれた理由はほかにもありました。第一志望の雙葉中学校の過去問に限って言えば、長女は比較的よい成績を収めることができていたからです。

「模試は総合的な問題になりますが、長女は全方位に対応できるタイプではなかったんです。細かい知識を問われると答えられなくて、たとえば"漢字で書け"とあってもひらがなで書いてしまったり(笑)。ただ、思考させるような問題は得意でした。仕組みがわかっていれば、その場でじっくりと考えて解ける大問の多い雙葉との相性はとてもよかったんです。だから、長女には『合格の可能性は十分あるよ』とずっと言い続けていました」 

また、テストの点数だけを見るのではなく、なぜ間違えてしまったのかを分析。全く理解していないのではなく、あと少しでできたはずの問題が多いことがわかり、「もうちょっとがんばれば合格ラインだったよ」と励ましたとのこと。そして、「最後の模試はなかったことにしよう」と気持ちを切り替え、本番に臨みました。 

本番を終えた直後から、「絶対にできた!」と言い張ったという長女は言葉通りに合格。この経験を通して、「自分の力で乗り切ることを学んだのでは」と萩原さんは振り返ります。

「"中学受験は親子二人三脚"とよく言われますが、親のできることは限られます。その分、目先のテストの点数にどうしても一喜一憂してしまいがちですが、それより志望校の過去問がきちんとできているかを確認することが大事だと思います。実は、うちの長女も塾の確認テストはあまりよくなかったんです。ただ、そういう範囲の限られたテストは、そこだけを徹底して勉強すれば、ある程度の点数を取れますよね。本番ではそうはいかないので、模試や確認テストに夢中になり過ぎないほうがいいと思います」

数字以外の部分
に目を向ける

なぜ間違えたのかを分析すると、あと一歩という問題が多いのに気づきました。過去問もそれなりにできていたので、気持ちを切り替えて本番に臨みました。

特に何もしませんでした

合格のお祝いなどはしていません。長女が受験を望んだので、私はそれをサポートする、というのが基本的なスタンス。やりたくないことを無理にやらせてきたわけではないので、ご褒美に何かしようという発想自体がなかったですね。私自身も何かを制限したり我慢したりしないで、いつも通りに振る舞っていました。ですから、受験を終えて、特に変わったこともありませんでした。

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