仕事をする、しないそれぞれの利点を生かす
 「私は働いていないので、どんなときでも子どもの都合に合わせることができました。その点、働きながらお子さんのケアをされている方は、本当に大変だと思います」(清水さん)

 実際、働いていなくても、ライフスタイルの変化に伴って、子どもにある程度負担をかけることは、どの家庭にもあり得ることかもしれません。「次女が6年生のときに義父が倒れ、救急車で運ばれたんです。娘は私の状況を考えて、無理は言わず、自分でできることは自分でしようと考えたようでした」(五味さん)

 一方で、仕事を持つ来山さんはこう話します。「次女が受験生だった当時、夫が単身赴任で不在だったので、平日に動けることが必須。それもあって、仕事は週に2回までと決めていました。仕事をしていて良かったと思うのは、たとえ週2回でも、仕事のための準備は必要で、その姿を娘たちに見せられたことです。責任を持って何かを成し遂げるためには、きちんと準備が必要なんだということを伝えられたのではないかと思います」(来山さん)

  同じく、パートタイムで保育士の仕事をしている森島さん。「私も週に3~4日で、朝は早いものの、午後2時までという契約。仕事自体が直接受験や家族に影響したことはないと思います。ただ、長男の受験に際して家族の協力はやはり必要でした。そういう意味では弟が割が悪かったかなという印象があります。兄がいる日は友だちを家に呼べないとか(笑)」(森島さん)

 仕事をしていて良かった点はどんなところにあったのでしょうか。「職場には受験を経験されたお母さんがいたので、情報交換ができて良かったですね。仕事をすることで息子だけに目がいかず、適度な距離を保てたのも良かったと思います」(森島さん)

 また、実は次女の受験のとき、働いてみようと考えたと言う青木さん。「次女に頼られている感覚はなかったので(笑)、『働こうかな』と考えた時期もありました。でも、私はブランクがあるので、いざ働くとなったら短い時間でもストレスが溜まり、子どもにそれをぶつけてしまうかもと思ってやめたんです。私の場合は、仕事をしないことで心穏やかでいられ、ゆとりを持ってサポートすることができたのかな、と思います」(青木さん)


受験のプロはどう答える?  
家族間の協力には情報共有が大切
 最近は、母親も何かしら仕事をしている家庭が増えています。だからこそ大切なのは、家族の予定や様子などを、家族間で共有することです。受験生の子どもを中心に、ほかの家族がどんな予定で動いているのかわかれば、自然に協力態勢が生まれます。また、子どもの様子などを日頃から夫に伝えておくと、“直前期になって夫婦の意見が割れる”といった事態も防ぐことができます。(福島校舎長)
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