桜蔭合格生徒×塾講師


自分でけじめをつける能力の高い生徒たち
―まず、中学受験をしようと思ったきっかけを教えてください。
津乗さん(以下、津乗) 私には兄がいて、小さい頃から中学受験をするのは当たり前だと思っていたんです。具体的には、小5のときに豊島岡の文化祭に行って、すごく楽しそうだなと思ったのがきっかけです。
小田切さん(以下、小田切) 実は私、小6の9月で桜蔭コースに入るまで、中学受験をしようとは思っていませんでした。
津乗 えっ、本当?
小田切 そうなの。でも、桜蔭コースに入って、クラスの人たちが、すごく楽しそうに勉強していて。だから、中学受験したいな、というよりも、桜蔭に入りたいな、と思ったのが最初のきっかけですね。
津乗 桜蔭コースの子たちって、みんな本当に個性的で、"我が道を行く!"っていう感じで、すごくおもしろかったです。
小田切 最初は、桜蔭=真面目で固いっていう印象があったんですが、実際は自由で、したいことをするんだっていう感じでした。
―先生の目から見ても、そんな印象を受けましたか?
大川先生(以下、大川) そうですね。私は"いじられ役"でもあったので、ちょっと大変でしたね(笑)。ただ私は、 あえて言いたいことを言わせて、したいことをさせていたつもりです。それが精神面でのサポートと考えていましたから。
小田切 なるほど……。全然気づきませんでした(笑)
大川 この時期の女子生徒というのは、あまり急激に締めつけてしまうと、無理が出てくるものなんです。でも一方で大人の部分も持っている。ですから、そういう部分は尊重しつつ、彼女たちから出てくるものを拾い上げる、というような形で接してきたつもりです。
―桜蔭コースの生徒は、普段、どんな様子で勉強していましたか?
大川 集まってくる生徒は、もちろんいろいろな子がいましたが、総じて言えるのは、とにかくみんな一生懸命。これは確かです。それと、やはり能力の高い子たちですから、自分たち自身できちんとけじめがつけられるんですね。それがすごく印象的です。
―津乗さん、小田切さんの様子はいがかでしたか?
大川 小田切さんは真面目でしたね。
津乗 確かに、授業中もすごく集中していて。私もそう思いました。
大川 そうですね。いつもすごく集中していて、コツコツ勉強するタイプだなというのは感じていました。桜蔭受験を決めてからの期間は短かったけれど、その間はすごく真剣に勉強していたと思います。一方の津乗さんは、切り替えがすごくうまい生徒でした。5秒前くらいまではふざけていたのに、授業を始めた瞬間にピシっとなる。授業中の眼差しはまさに真剣そのものでしたね。発言も多かったですし、しっかりやる子という印象があります。

生徒が本来持っている力を引き出す授業
―桜蔭コースに入ってよかったと思うことを教えてください。
津乗 みんなと競争できたことです。桜蔭コースに集まった人は目標が同じだから、遠慮なく競争できるというか、皆ライバルなんです。成績が伸びれば、すごいねって褒められるし、そんな人に対して、真正面から「次は私が抜くから」って言える環境がすごく刺激的 で、新鮮でした。
小田切 皆、思ったことは、本当にはっきり言いますから(笑)!
津乗 それに、やはり桜蔭の問題に慣れることができたのが、すごくよかったですね。
小田切 私は、桜蔭コースに通って、女子校に対する偏見が消えたことが一番大きかったです。ここに来なければ、桜蔭を目指すどころか、中学受験もしなかったかもしれません。
大川 小田切さんは、そもそも女子校自体にあまり興味が持てなかったんですよね。
小田切 そうなんです。女子校に通っている生徒って、何をするにも友だちと一緒っていう印象を勝手に抱いていて。それって何だか息苦しそうだなって思っていました。でも、ここのクラスの人たちは女子だけなのに、全然そういうところがなくて、女子校に対して抱いていた悪いイメージがなくなりました。
―では、先生にお聞きします。桜蔭コースでは、具体的にどんな指導、サポートを心がけていたのでしょうか?
大川 やはり桜蔭に特化した内容が基本となりますので、各教科の講師が、 それぞれテキストづくりからすべてに関わっています。まず、過去30年分の桜蔭の問題をすべて解いて、傾向を分析し、オリジナルのテキストを作成します。そのテキストに基づいた授業内容、テスト内容までをすべてひとつの形にしたうえで、今度は対生徒ということになります。
―どういったことでしょうか?
大川 各教科、どの講師も一番意識したのは、まず、桜蔭コースにくる子どもたちは、すでにある程度の学力は持っているということ。そのうえで、彼女たちが持っているものをどう使っていくか、どう引き出していくかということだと思います。要するに、変に教え込み過ぎないということです。たとえば、パターン化したものを教え込んでしまうと、そのパターンを使って解けない問題が出てきた場合に困ってしまう。そうならないような形で指導したつもりです。
―津乗さん、小田切さんは、先生のそういう指導について、何か感じたことはありますか?
津乗 以前、私が慕っている国語の先生に、わからないことがあって「これって、どうするんですか?」と質問しにいったことがあるんです。そのとき先生に「どうするんだろうね」って逆に聞かれて(笑)。それで先生と会話をしていくうちに、自分で考えて結論が出せたんです。
大川 それはやはり、津乗さんがもともと力を持っているから、一方的に教え込むことはせず、引きだそう、自分で考えさせようとしたということだと思いますね。
小田切 大川先生は、授業の中でよく雑談と称して、いろいろお話をしてくれましたよね。
津乗 そうそう。雑談から知識がどんどん広がってタメになるし、すごく楽しかったです。
大川 彼女たちから出てくるものを、とにかく見つけたい、拾い出したいと思っていました。雑談をしていると、いろいろ発言してくれる子もいて、そうすると、問題を解いていく中でもいろいろ話をしてくれたりする。授業は、先生から生徒という、一方的なもので はダメだと思うんですね。
―そして、2人は見事合格となりました。先生から今、2人に伝えたいことはどんなことでしょうか。
大川 2人とも、本当によくがんばったと思いますし、このコースに入った ことがきっかけで、桜蔭を受験し、また合格して進学先に選んでくれたことをうれしく思いますね。桜蔭は、これから先のことを考えるうえで、とても選択肢の広い、いい学校です。これからの6年間で、自分のやりたいことを見つけて、精一杯がんばってほしいなと思います。
津乗 私は今から、桜蔭の授業を受けるのが本当に楽しみです。
小田切 私は、桜蔭コースで出会った友だちと中学で再会して、一緒にいろ いろなことに挑戦してがんばっていき たいと思っています。
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