2月号 特集

フェリス女学院へ進学。同高校を卒業後に、AO入試で早稲田大学政治経済学部に入学。現在は2年生。

水泳で鍛えた精神力で難関校にすべて合格

横浜在住の木村沙緒里さんは小学4年生の時にフェリス女学院の学園祭へ遊びに行き、学内の雰囲気と制服が気に入って憧れを抱くようになりました。ちょうど4年生の夏に塾の夏期講習に参加したこともあり、中学受験を考え始めました。

「最初は塾での勉強に不慣れなこともあり、教わる内容についていくのがやっとでした。そのため、家に帰ってから家族にやつ当たりしてしまうことも。恥ずかしい話ですが、食卓のソースを部屋にぶちまけて、親と大げんかをしたこともあります。今考えると、私の受験ストレスを家族が受け止めてくれていたのだと思います」

勉強の要領が飲み込めてからは問題を解くおもしろさがわかり、成績が次第にアップ。志望校の合格圏内のレベルに達してからも努力を怠らず、中学受験でチャレンジした3校すべてに合格しました。

「中学受験を乗り切るうえで、3歳から水泳を習っていたことも大いに役立ちました。水泳の練習では、『水の中で苦しい思いをしても、目標を達成するために全力を出し切るのは当たり前』という雰囲気がありました。ときにはコーチから厳しい指導を受けましたが、そのおかげで精神力が鍛えられた気がします。中学受験は小学生にとっては高いハードルだと思いますが、それを乗り越えようとすることで強い精神力が養われると思います」

全力での東大受験が早大合格につながる

高校1年で進路を考えるようになったとき、木村さんは最初に医学部進学を志しました。

「ただ、理系科目には違和感を覚えることが多く、すぐに文系の進路に変更しました。それでも、一度は医学部を志望したのだから文系でも最高峰を目指そうと思い、目標を東大合格にしました」

一方で、オープンキャンパスで訪れた早稲田大学にも魅了され、第一志望を早大に変更。東大を一般入試で目指しつつ、早大は一般入試より一足先に受験できるAO入試を利用することで精神的な負担を分散しました。

「AO入試では英語、論文、面接が課せられるため、面接対策として予備校の講座を利用しました。12月には合格が決まり、自分の頭の中でも『入学するのは早大』と考えは固まっていましたが、東大受験をやめようとは思いませんでした。結果は不合格でしたが、最難関である東大を目標にしたからこそ、早大のAO入試も突破できたのだと思っています」

2度に渡る受験の中で、両親が特別なサポートをすることはほとんどなかったそうです。

「ただ、私に小さい頃から世界地図や地球儀を与えたり、博物館へ連れて行ったりして物事への興味をうまく引き出してくれていたと、今振り返って思います。社会や経済の仕組みを話して聞かせてくれたことは、自分の将来を考える上でもとても役立っています」

志望校の合格圏内にはいたが、小6の夏休みでほかの生徒が一気にがんばり始めるため、「巻き返されてしまうのではないか」という不安と焦りをいつも感じていた。

フェリス女学院の学園祭でもらったパンフレットや手作りバッジが勉強のやる気を支える。

最難関の東大を目指すという高い目標を自分に課したため、高3の夏休みに極度の緊張とプレッシャーから眠れない状態が続き、ついには体調を崩してしまう。

昔から眺めてきた地図帳を勉強の合間に開くことが受験期のリラックス方法だった。


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