勉強の押しつけはNG。好きな科目の力を伸ばして

山下家のルールは早寝早起き。受験直前期も塾のない日は8時就寝、5時起床の生活リズムを崩さないよう心がけました。
「テレビやゲームは自由にさせていたし、勉強しなくてもあまり口うるさく言いませんでした。その代わり、早寝早起きだけはしっかり守らせていましたね」と、母・梨恵さん。空輝くんが塾へ行くことも、海城を受けることも、そのほかの習い事もすべて本人が「やりたい!」と望んだことばかり。やりたいことを自由にやらせてもらえる反面、努力が足りなければやめさせられるというルールもありました。
「塾のクラスが下がったら『やめさせるよ』と言われていたのに、6年生の夏に下がってしまって……。でも、点数が2点足りなかっただけなので特別に許してもらって、それからは苦手の社会もがんばって、得意の算数は苦手科目をカバーできるようにもっとがんばりました」と空輝くんは言います。
「子どもに我慢させて、無理に何かを押しつけるようなことはしたくない」と言う梨恵さんは、「子どもが好きなもの、やりたいことを伸ばしてあげるのが親の務め」だと考えています。空輝くんが「どんなときも塾や受験をやめたいと思ったことはない」のは、算数を学ぶことが楽しくて仕方なかったから。大好きな算数の力を伸ばしたことが、第一志望の合格につながったのでしょう。

1 受験期に習い事はやっていた?
週3回通っていたゴルフは5 年生まで、1歳半から始めた英語は6 年生の6 月まで、大好きな書道は10 月までやっていました。

2 直前期の自宅での勉強時間は?
うちでは早寝早起きがルールなので、塾がある日の自宅学習はゼロ。塾がない日は2時間ぐらい勉強してから、8時には就寝です。

3 つらかったときの心の支えは?
6年生の夏に偏差値が下がって落ち込みました。得意な算数を心の支えにして、苦手科目をカバーできるようにがんばりました。

4 将来の夢を教えてください!
前はカメラマンに憧れていたけど、今の夢は検察官か弁護士になること。多くの人が正しく生きる手助けをしたいと思っています。

1 家庭での教育方針は?
早寝早起きして生活リズムを守ること。それ以外のことは無理に押しつけず、本人がやりたいことをやってほしいと思っています。

2 学校見学は何校くらい?
第一志望の海城だけ、6年生の夏休みに家族揃って周辺環境を見に行きました。本人は塾のテストのときに校舎内を2回見ています。

3 受験を通して子どもの成長を感じる部分は?
私立に進学することで親に負担をかけていると思ったのか、「大学は国立に行く」と言ってくれました。大人になったと感じましたね。

4 中学入学後、子どもに何を学んでほしい?
そもそも算数が大好きで塾に行くようになり、受験することになったのですから、中学では思う存分、数学を学んでほしいと思います。


合不合判定テストの結果では30%。そこから手にした、まさかの大金星

学園祭で訪れて以来、第一志望は桜蔭と決めていた綾乃さん。しかし合格までの道のりは、平坦なものではなかったと振り返ります。
「成績の上がり下がりが激しくて、塾でのクラスも上がったり下がったりしていました」(綾乃さん)
5年生の終わりから6年生の初めにかけては、「勉強がわからない、わからないからやりたくない」という悪循環に陥ってしまいました。綾乃さんを、短期集中型だと分析した父・央樹さんは、直近の目標に対して達成のごほうびを用意。こうした父の叱咤激励のおかげもあってか、6年生の夏には桜蔭コースに入ることができました。
ところが今度は、11月の合不合判定テストでまさかの30%という結果に。
「このときはさすがに不安になりましたね」(央樹さん)
しかし、ここから綾乃さんのスパートが始まります。塾には自習も含めて毎日通い、先生にわからないことを積極的に質問し、弱点をつぶしていきました。そこで、友だちからつけられたあだ名が「質問クイーン」!
「先生に聞けば、わからないことが理解できて、それが自分の自信につながりました」(綾乃さん)
ずばり綾乃さんの勝因は徹底反復。
「わかったつもりにしないこと。テストは最低3回繰り返すことかな」と、自らの中学受験を振り返りました。

1 受験期に習い事はやっていた?
5 年生までは塾の曜日と重ならない ようにして、ピアノと水泳も続けて いましたが、6 年生からは塾だけに しました。

2 直前期の自宅での勉強時間は?
塾のある日は早朝2時間のみ。塾の ない日は早朝2時間と、学校から帰 宅後の夕方2時間、夕食後に1時間 ほど勉強していました。

3 つらかったときの心の支えは?
学園祭で出会った桜蔭の先輩方の 立派な姿を思い出し、あの学校に入 れば自分もすばらしい人間になれ るんだと思い、がんばりました。

4 将来の夢を教えてください!
小説家か歌手。実は6 年生の夏休み に通塾途中の電車の中で小説を書 き、児童文学賞に応募しました。両 親には内緒でしたが(笑)。

1 家庭での教育方針は?
生活リズムを守ることを基本に据えています。その枠の中で、何をするかを考えることが、自主性につながると考えています。

2 学校見学は何校くらい?
親のみで10 校の学校説明会に。親子では4 校の学園祭を訪問しました。学園祭での生徒の雰囲気が、志望校選びの決め手になりました。

3 受験を通して子どもの成長を感じる部分は?
自己中心的な部分が気になっていましたが「周りの人のためにがんばったら皆が喜んでくれた。それがうれしい」と言える子に。。

4 中学入学後、子どもに何を学んでほしい?
人間関係を一番大切にしてほしいです。学校の先生に導いてもらいつつ、友だちとの関わりの中で切磋琢磨してほしいと願っています。

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