計算ミスをなくすのが大きな課題だった

父・崇さん(以下、父)

うちには勉強部屋というものがなくて、いつも食卓で勉強していたから、弟たちに邪魔されるのが大変だったかな?

良汰くん(以下、良汰)

双子だし、二人が一緒になって騒いでいるとかな りうるさくて、なかなか集中できなかったな。その分、弟たちが寝た後にはがんばったけど。

  父

じゃあ受験勉強は嫌だった?

  良汰

最初の頃はあんまり思わなかったけど、6年生になって土日も勉強しなきゃいけなくなって、「早く終わってくれ!」って思ったりした(笑)。

  父

6年生の10月から過去問に取り組み始めて、合格圏内の点数になかなか達しなかったのもつらかったな。

  良汰

そう、算数が全然できなかった。120点中30点とか……。

  父

良汰は「解き方はわかっる」って言うんだけど、ケアレスミスが多いんだよね。

  良汰

うん、あまりにも点数が取れないから、どこができなかったのかお父さんと確認したら、計算ミスとか問題文の読み間違いとかが多かったね。

  父

そう、うっかり「2×3=8」にしていたり、半径と直径を勘違いして いたり……。それで、お父さんが計算ミスを防ぐためのプリントをつくったんだよね。「なるべく分数はそのままで計算して、最後に小数に直す」とか、「問題文をよく読んで、問われていることに線を引く」とか、良汰がミスしやすいポイントを踏まえて、それを防ぐために注意することを列挙した。あれは役立ったかな?

  良汰

うん、算数の問題を解くときは、 あのプリントを見て確認しながらやるようにしたよ。

  父

そもそも、良汰は親から勉強に関していろいろ言われるのは嫌がるタイプだったから、あんまり口を挟まないようにしていたけど、この頃からはどんなところでミスしてるのかをお父さんもしっかり確認するようになったね。

  良汰

プリントを見たり、お父さんに指摘されることで、自分がどういうところでミスしやすいのかはわかるようになった気がする。まあ、最後まで算数は苦手だったけどね……。

  父

でも、字をきれいに書くようになったよね。途中式も丁寧に書いて、どこでミスをしたのかが把握しやすくなった。

  良汰

今振り返ると、過去問が全然できなかったこの頃が一番不安だったかも。

  父

じゃあ受験勉強は嫌だった?

  良汰

最初の頃はあんまり思わなかったけど、6年生になって土日も勉強しなきゃいけなくなって、「早く終わってくれ!」って思ったりした(笑)。

  父

お父さんも結構心配だったけど、過去問を解くことでできないところがちゃんと把握できたのは、良かったと思ってるよ。

  良汰

うん、確かに。僕もこんなに算数が足を引っ張るとは思ってなかった。国語や社会に比べるとちょっと苦手かなとは思ってたけど、模試の成績はそんなに悪くなかったから、あんまり深刻に捉えてなかったし。

  父

苦手がわかったからこそ、対策も立てられたしね。お父さんは6年生のこの時期になって初めて気がついたんだけど、「毎日5分でもいいからやりなさい」と塾で言われていた計算のプリント集をまったくやっていなかったんだよね(笑)。でも、秋以降はしっかりやるようになったね。苦手を克服するためにがんばっていたと思う。

  良汰

うん! 間違えた問題を何度も何度も解き直して、できるまでやった。算数には苦手意識があったから「やりたくない」って気持ちもあったけど、やっぱり、やらなきゃダメかなって。あと、わからないところをお父さんに教えてもらえたのは、すごく助かったよ。

  父

良汰は、ちょっと遠慮してしまう性格だから、人を押しのけてまで先生に質問できないときがあるからね。

  良汰

質問に答えられるように、過去問は、僕が解く前にお父さんも全部解いておいてくれたよね。

  父

過去問の点数がなかなか上がらなくて、正直「志望校を変えようか」とも考えたけど、変えなくて良かったなあ。

  良汰

そうだね。

  父

 そうだね。父 結局、第一志望は変えずに、併願校を追加したんだよな。併願校を考えるときにも、過去問が役に立った。良汰の特徴を踏まえて、この学校の問題なら良汰は点が取りやすいかなとか、判断する材料になったから。

好きなことをやり気分転換を図ることも

  良汰

受験直前期でも、「あれもダメ。これもダメ」って、何でも禁止されなかったこともうれしかった。宿題をやった後に、クイズのゲームをやらせてもらえたことは、ストレス発散になったし。

  父

毎日勉強してがんばってるのに、楽しみを全部ダメだって言ってしまったらそれもつらいだろうと思ってね。それに、クイズゲームは地理や歴史の勉強にもなっていたし。

  良汰

うん。ゲームもそうだけど、趣味の読書も国語の勉強に役立ったかなと思うよ。僕は集中力が続かない方だから、ゲームや読書で気分転換できなかったら、イライラして受験勉強できなかったかもしれない。

  父

寝る前にホットミルクを飲ませたのも、イライラを解消して熟睡できるようにという配慮だったんだよ。お父さんとお母さんと3人一緒にホットミルクを飲みながら話したよね。ほかに、風邪やインフルエンザを予防するために、毎日、ヨーグルトも食べさせたね。

  良汰

あと、お父さんがつくってくれた「受験のしおり」も役立ったよ。

  父

受験校までに乗る電車の路線や乗換時間とかをまとめたしおりだね。電車は遅れることがあるから、受験当日に不測の事態があってもあわてなくて済むように、乗り換えパターンも複数書いておいた。実際に受験と同じ時間に電車に乗ってみて、どの路線が混んでるか、乗り換え口に近いのはどこの車両かとか、確認してつくったから、お父さんにとっても良い予行演習になったよ。

  良汰

乗り物酔いしたときのために、薬とか着替えとかも用意してくれてたね。お父さんとお母さんがそうやって細かいところまで準備してくれたおかげで、僕はあんまり緊張しないで受験に取り組めたと思う。勉強も、生活面も、いろいろとサポートしてくれてありがとう。あんまりプレッシャーをかけられることがなかったのも、ありがたかったです。

  父

お父さんもお母さんも、直前期は、本心では「大丈夫かな?」って心配に思うこともあったよ。でも、できるだけ前向きに考えるようにしていたかな。親が不安そうにしていたら、それはきっと伝わってしまうし。良汰を追い詰めないように、なるべくポジティブな発言をするようにしていたんだ。

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