取材・文/西田知子、東雄介、船木麻里 写真/アーク・フォト・ワークス(清水亮一)、石井和宏 イラスト/近藤達弥

反抗的な息子とバトルが勃発!

 真田優衣さんは「優秀な子どもが集まる私立中学校で教育を受けさせたい」と考え、息子が低学年の頃から中学受験を考えていました。塾に通い始めるようになると、息子も受験を意識し始めます。

「ただ、息子はとにかくやる気になるまで時間がかかるんです。塾から帰るともう夜10時近くなのに、ダラダラしている。それで夜中の1時くらいから勉強を始めようとするので、『えっ、今からなの!?』と何度も驚かされました」

息子は、もともと得意・不得意がはっきり分かれるタイプ。直前期は苦手科目の克服にかなり手こずり、さらには反抗期も加わります。「夏の終わり頃から反抗的な態度が目立ってきました。私が勉強部屋をのぞこうとすると、『ひとりにして!』『お母さんは黙っていてよ!』と大声で怒鳴るんです。直前期に入ると、それがどんどんひどくなり、ついには親子でバトルが始まって……、最悪でしたね」 

秋も深まってから塾の先生に宿題の提出遅れを指摘されたり、勉強の復習用に購入したパソコンで勉強とは関係ない動画を見ているなど、真田さんの苦労は絶えませんでした。

「直前期なのに、なぜかコンピュータの専門用語に詳しくなっていて(苦笑)。しかし、そんな息子も正月に塾の特訓を受けて、さすがに危機感が芽生えてきたようです。私も過去問演習をサポートして、テキストについている解答用紙を実物大にコピーして入試本番と同じような状況で問題に取り組めるように工夫しました」 

その後、併願校2校で合格を獲得。弾みをつけて第一志望の受験に臨み、念願の合格を果たしました

志望校合格の自身は何ものにも代え難い

真田さんは中学受験という難関を親子で乗り越えた今、「第一志望合格の夢をあきらめなくてよかった」と振り返ります。

「塾の先生から『多くの男の子は入試直前まで伸びる』と励まされ、それを信じてがんばりました。先生方の豊富な経験を信頼していたので、息子の成績が伸び悩んでも、第一志望を変えることはほとんど考えませんでした。これから受験される方も、子どもの成長を信じて、今できることをがんばるという気持ちを最後まで忘れないでほしいと思います」 

 

中学入学後、充実した学校生活を送る息子の姿を見て、真田さんは毎日成長を実感しています。

「優秀な先輩やクラスメイトが大勢いる環境で、たくさんの刺激を受けているようです。勉強もスポーツもできる先輩に憧れて、4つも部活の掛け持ちを始めました。親としては『無理なんじゃないかしら?』とも思うんですが(笑)、中学受験を通して身につけた粘り強さを生かして、何とかがんばってほしいですね」


 ◆Episode1 一向に伸びない成績にハラハラ! 
 ◆Episode2 泣き出す息子を何とかなだめる
 ◆Episode3 夫が入院、一人で娘をサポート
 ◆Episode4 1月校の受験で思わぬ結果が…
 ◆Episode5 ムラッ気のある息子に振り回される
 ◆Episode6 左手を負傷!受験勉強にも支障が
 ◆Episode7 自信家の娘と不安いっぱいの私
 ◆Episode8 息子の成績が秋から下がり続け…
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