見直しノートを作り 知識の最終確認を

理科同様、社会はまだまだこれからが勝負。教材の知識をどれだけしっかり定着させるかで成績が変わります。 知識の最終確認に用いる教材は、四谷大塚で言えば、副教材『四科のまとめ』が一番よいでしょう。この本の最後のほうには、数字や用語などのまとめが載っていますから、そこで紛らわしいものを洗い出し、混同しないようきちんと確認していきます。 

この作業は、空き時間に行えば十分です。親が口頭で質問してあげるような方法でもいいでしょう。基礎知識に抜けがなくなるまで、みっちりやります。また、見直しノートを作るのも効果的です。 

過去問に慣れ、出題傾向はつかんでおかなければいけませんが、それに傾倒しすぎてはいけません。直前期でも、基礎に立ち返り、苦手単元を中心に知識を振り返ることがとても重要になってきます。直前期は、弱点を補強する時期であると認識しましょう。

時事問題は、基本的には年内のニュースが出題されますが、翌年1月のニュースから出題された例もあるので気は抜けません。小学生新聞などをこまめにチェックしておきたいところです。

丸暗記ではなく総括的な知識をつける

地理と歴史は、単なる数字や場所の確認にとどまらず、時間の中での変化や特色を確実につかんでいるかどうかを問う問題が主流です。 

地理では、資料を用いて解く問題が多く、総合的な判断ができるかどうかがポイントです。「要注意単元①」で挙げたように、冷凍技術や輸送技術の進歩により魚介類の自給率が急速に低下したということがイメージできなければいけません。 

歴史で出題されやすいのは、日本の世界文化遺産にかかわる問題です。世界文化遺産の歴史的背景や立地をしっかりおさらいしておきましょう。 

政治・国際は、貿易や歴史で日本と関わりが深い国については再確認が必要。例題のように、国旗を切り口とした問題もよく見られます。また、中国や韓国、イギリスなど、ニュースで話題となった国の基本情報も整理しておくべきです。時事・環境問題に関して、今起きていること、直近で起きたことは、必ず時代背景があり、過去とのつながりや過去からの変化があります。そういった変化をグラフなどから読み取り、過去との関連性をしっかり説明できるかどうかが肝心です。 

時事問題で今一番大きな話題と言えるのが、消費税。私たちの生活に直結する身近な話題なので、多くの学校が取り上げることが予想されます。意識してニュースを見るようにするといいでしょう。

塾とスクラムを組み軸をブレさせずに進む

直前期は、外野からの"雑音"も多くなってきます。特にインターネット上ではさまざまな情報が飛び交います。「うちの子はこの教材をやって一気に伸びた」「○○中学は今年から出題傾向が変わるらしい」……。気になる話題もあるでしょうが、子どもをサポートする上でまず親が考えるべきは、ブレない軸を持つことです。 

そのためには、その道の専門家である塾とがっちりスクラムを組んでください。出題傾向の最新情報や、今どんな問題をやるべきなのかなど、最良の答えを持っているのが塾です。志望校への学習方針に関して、まず一本の軸を構築しましょう。 

勉強面でのサポートとしては、時事問題の話題を頻繁に取り上げ、話し掛けることです。「今こんなニュースがあって、私はこう思うんだ」と我が子に語りかけてあげてください。この時期の子どもは知識が蓄積され、情報に対する判断力がもっとも研ぎ澄まされた時期です。時事的な話題も好奇心を持って聞き、吸収力もあります。親が積極的に語りかけることで、今まで学んできた社会的な知識ともリンクし、理解がさらに深まっていきます。 

精神面では、子どもが穏やかに受験当日を迎えられるということは「ありえない」と覚悟しておくべきです。もし一見穏やかに見えても、その裏には必ず不安や揺れ動く気持ちがあります。この時期に親が語らねばいけないのは、「受験の先に何があるのか」。今の勉強が将来どう役に立ち、やりたいこととどうつながるのかを話してあげましょう。そして何より、親が我が子のがんばりを理解し、自信を持って子どもを送り出すことが大切です。

知識問題だけでなく判断力が研ぎ澄まされた今こそ
時事問題を吸収しやすい


(平成24年度 日本女子大附属中学校〈第1回〉一部改)

次のグラフは、下の表をもとに作られたものです。それぞれのグラフのア~エは何を表していますか。記号で答えなさい。

A:米…エ、小麦…ア、果実…イ、魚介類…ウ
B:アメリカ…ウ、韓国…イ、サウジアラビア…ア、中国…エ


(平成24年度 大妻中学校〈第2回〉一部改)

日本の世界遺産について次の表を参考に、あとの問いに答えなさい。

問1 ①について、次の史料は、法隆寺を建こん立りゅうした人物が制定した法令の一部です。この史料の名称を答えなさい。
問2 ②のように、見通しのよい低地に城が建てられるようになった理由として、海外から「あるもの」が伝来したことがあげられます。「あるもの」とは何ですか。
問3 ⑤について、広島に原爆が投下された1945 年に日本はポツダム宣言を受け入れ、太平洋戦争は終結しました。太平洋戦争中に起こった出来事ではないものを、次から1つ選び、記号で答えなさい。
ア 日本軍はミッドウェー島沖で米軍と戦った。
イ 食料や衣服などが配給制によって支給された。
ウ 日本はドイツ、イタリアと同盟を結んだ。
エ 都市に住んでいた児童の集団疎開が行われた。
問4 ⑦について、平城京に都があった時代の農民の生活や朝廷の政策について説明した文として正しいものを、次から1つ選び、記号で答えなさい。
ア 調・庸は、各地の特産品を中央の政府に納めるもので、成人の男女に課せられた。
イ 農民の税負担は大変重かったため、口分田を捨てて逃げ出す農民が増えていった。
ウ 農民は口分田を耕作し、収穫の約半分を各国の役所に納めるのが一般的であった。
エ 口分田の不足や税の増収をめざして、開墾した土地の私有を永久に認めるという三世一身の法が出された。
問5 ⑧の日光東照宮は1617 年につくられましたが、このときの幕府の将軍を答えなさい。

問1:十七条の憲法 問2:鉄砲 問3:ウ 問4:イ 問5:徳川秀忠


次のあ~えは、各国の国旗と、その国旗や国の特色について述べた文です。国旗の右の緯度と経度は、それぞれの国の首都の位置で、標準時子午線は首都の近辺に引かれています。これらを読んで、後の問いに答えなさい。

問1〈  A 〉・〈 C 〉・〈 D 〉・〈 E 〉にあてはまる地名やことばをそれぞれ答え なさい。 問2〈  B 〉にあてはまる宗教を次から選んで、記号で答えなさい。
ア イスラム教 イ キリスト教 ウ 仏教 エ ヒンドゥー教
問3 下線①について、次の問いに答えなさい。
1 オリンピックのマークにある5 つの輪が示すとされているものを次から選んで、記号で答えなさい。
ア 言語 イ 民族 ウ 海洋 エ 大陸
2 夏のオリンピックが開かれる年には、アメリカで〈 F 〉選挙が行われます。〈  F 〉は、ワシントンにあるホワイトハウスに住み、そこで仕事をしています。
〈 F 〉にあてはまることばを答えなさい。
問4 下線②の加盟国を選んで次から選んで、記号で答えなさい。
ア シンガポール イ スイス ウ インド エ メキシコ
問5 下線③は、うの国の公用語(公式につかわれている言語)ですが、うの国が位置する大陸で、最も多くの国々で公用語となっているのは、どこの国のことばですか。



問1:A.ロンドン C.アマゾン D.社会 E.北京 
問2:ウ 
問3:1.エ 2.大統領 
問4:ア 
問5:スペイン


次の文を読んで、後の問いに答えなさい。
問1 下線①について、次の問に答えなさい。
1 原子力発電について述べた文として正しくないものを次から選んで、記号で答えなさい。
ア ウランを燃料としている。
イ 冷却の必要がなく、内陸部にも発電所を設置できる。
ウ 放射性物質や放射性廃棄物が出る。
エ 少ない燃料でたくさんの電気をつくることができる。
2 今年7 月、安全の基準を満たしているとして、おおい町にある原子力発電所の運転が再開されました。おおい町が位置する県には、電力会社の原子炉が13基あります。この県の名を漢字で答えなさい。
問2 下線①②について、下のグラフのア~エには、原子力・石油・LNG(液化天然ガス)・水力のいずれかがあてはまります。原子力とLNGにあてはまるものをそれぞれグラフから選んで、記号で答えなさい。


問1:1.イ   2. 福井県 
問2:原子力 .ウ   LNG .エ


●地理:茨城県、愛媛県、鹿児島県、岐阜県、熊本県、群馬県、高知県、滋賀県、栃木県、鳥取県、新潟県、阿蘇山、阿武隈高地、大隅半島、宍道湖、種子島、筑後川、筑紫平野、濃尾平野、千島海流、対馬海流、仙台、苫小牧、博多、水俣、盛岡、太平洋、大西洋 
●歴史:土偶、登呂遺跡、冠位十二階、遣隋使、租・庸・調、口分田、古事記、日本書紀、風土記、日宋貿易、侍所、奉公、御家人、倭冦、太閤検地、文禄の役、参勤交代、蔵屋敷、地租改正、卑弥呼、阿倍仲麻呂、山上憶良、菅原道真、藤原頼通、後鳥羽上皇、後醍醐天皇、豊臣秀吉、千利休、徳川綱吉、井伊直弼、西郷隆盛、大久保利通、伊藤博文、福沢諭吉、大隈重信、陸奥宗光、小村寿太郎 
●政治:指名、任命、政令、条例、議院内閣制、召集、弾劾裁判、衆議院

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