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余計なことは言わず 意識して感情を抑えた

夫が中学受験の経験者であることもあり、小4の秋から受験を意識して、文化祭などに足を運んでいたという村上千佳さん。受験した長男の偏差値は、小5の夏までは50・55くらいでしたが、秋から急に伸び、60以上に。

「この頃から、塾の授業がおもしろくなってきたようでした。塾で感動したことや、先生に教えてもらったことを、私によく話すようになりました」 

村上さんはフルタイムで働いているため、常に「子どもが勉強を好きになり、自主的に取り組んでくれるようになること」を意識していたそう。

「特に国語が苦手でしたが、おもしろい本の話を意識的にしたり、長男が読んだ本について聞いたりしていました。できたときはたくさん褒めたり、ポジティブに結果を受け止めたりすることも、常に心掛けていましたね」 

そんな努力もあって、志望校決めやスケジュール管理なども、直前期にはすべて長男自身で行っていたほど、自主的に受験に向かっていたそうです。

「長男はマイペースで、それを乱されるとやる気が下がってしまうタイプ。直前期は、とにかく余計なことを言わず、感情的にならないようにと自分を戒めていました。直前期でも国語は苦手で、文章問題を読むのが遅かったのですが、塾の先生に"今はペースを乱すべきではない"と言われたので、何もしませんでした。国語で失敗したらどうしよう、という不安はずっとありましたが、どこまで言っていいかわからず……。だから先生に相談したんです。先生への相談は、客観的な意見が聞けて有意義でしたね」

自主性に任せている分、心に不安があっても本人に確認できません。成績が落ちたときは、やはりストレスを感じたと言います。

「11月の模試で一度成績が落ちたんです。今まで安定していただけにちょっと心配でしたが、ここで口を挟むと本人のペースが崩れると思い、何も言いませんでした」

仕事と受験サポートの 両立に四苦八苦

成績が悪かったときの、本人の悔しがり方もずっと気になっていました。「ご飯を食べに来なかったり、かなり感情的に物に当たったりしたんですね。そんなときは正直、もう受験なんて辞めてしまいなさい、と言いたかった。でもそれでは問題は解決しませんよね。ストレートに叱れず、どう注意したら効果的かを考えて悩む日々でした」 

こうしたストレスをどのように発散していたかと言えば、ウィンドウショッピングをしたり、次男のソフトボールを見に行ったりすることでした。「私の場合、一緒にいられるときは少しでも一緒にいてあげたい、と考えてしまうのですが、精神的にキツいときはやはりいったんその場を離れたほうがいいように思います」 

村上さんにとっての最大のヤマ場は、1月下旬でした。受験校が多かったこともあり、仕事の合間を縫って手続きに奔走したと言います。「願書の手続きや受験料の払い込みなどを、滞りなく済ますことに必死でした。夫と協力して、スケジュール表をつくり、分担して何とかこなせた、という感じです。また、私も夫も仕事が接客業なので、風邪をもらうことがとにかく怖かったですね。親が足を引っ張ることだけはないようにと、1月はずっとピリピリしていました」 

また、不合格になったときのシミュレーションも行っていたそう。

「もちろん心の中では第一志望校に合格してほしいと思っていましたが、それはさておき、どこの学校に関しても、この学校はこんな授業に力を入れている、こんなユニークな活動がある、ということを調べておきました。どんな結果になっても"この後こんなことがあるから楽しいんじゃない"と伝えられるよう準備していましたね」 

結果として、その準備はいい意味で必要ありませんでした。受験校すべてに合格したからです。

「子どもがマイペースな場合"子どもを信頼するしかない"と開き直ってしまうほうがいいと思います。直前期は、家族みんなで"受験"と言う目標に向けて力を合わせ、協力していくことが大切。我が家では、"家族が一緒にがんばってくれている"ということが、長男に前向きな力として伝わるよう心掛けましたね」

親がすべきことに集中

仕事で忙しく、絶対的に時間が足りませんでした。子どもを信頼しようと開き直り、自分の役目だけに集中しようと思えたときに、心が楽になりました。

休暇村と歯の治療

すでに第一志望校の合格は出ていましたが、受験を締めくくる意味で、最後に受けた学校の合格発表を見届けてから、家族4 人で館山にある休暇村に出かけました。実はこの休暇村、毎年行っているんです。今回は別の場所に……とも考えたのですが、長男がその場所が大好きなので(笑)。私個人としては、忙しくてずっと我慢していた歯の治療に行きました(笑)。

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