海外大学への進学にあたり、費用や就職活動の方法、在学中の 帰国頻度など、まだまだ親として気になるポイントは残ります。 そんな疑問を、座談会参加者の皆さんにお聞きしました。

州立でも留学生の
学費は高額(天木)

コミカレの学費は年間70万円くらいで済みましたが、州立の大学でも留学生は年間300万円近くの学費が必要です。UCLAで5人部屋の寮に入っていましたが、それでも年間70万円くらいの出費に。2人部屋や個室の場合はもっと高くなります。海外大学への進学には何千万円もの費用が必要です。

生活費も含めて
年間約500万円(大出)

生活費なども含めると、年間500万円くらいかかりました。費用は全額、親に援助してもらいました。アメリカの大学では、留学生に対して奨学金を出すところがとても少ないんです。私自身は利用していませんが、グルー・バンクロフト基金やフリーマン財団など、留学支援団体の奨学金にチャレンジしてみるという方法もあります。

4年間で
約1300万円(川合)

最初に入学した大学は留学斡旋業者の提携先でしたので、授業料が半額免除になりました。イリノイ大学に編入後は、生活費を含めて年間300数十万円が必要でした。大学の奨学金にもアプライしましたが、残念ながら落選しました。4年間の費用はトータルして1300万円くらい。やはり、日本の私立大学の平均費用よりかかります。

アイビー・リーグの4年間の費用

アイビー・リーグとは、ハーバード大学やイェール大学、コロンビア大学などを含むアメリカ東部の名門私立大学8校からなる連盟です。アメリカの大学費用の一般例 として、アイビー・リーグの各大学における2011年から2012年の費用をまとめ、4年分の費用を計算しました。授業料、部屋代、食費、手数料なども含めています。

※ニード・ブラインド・アドミッション・ポリシー

卒業までにかかる費用は、日本で大学へ進学するのと比較したら多額となるでしょう。しかし、アメリカでは、ニード・ブラインド・アドミッション・ポリシーと称する制度を採用して、家庭の収入に関係なく合否判断を行い、合格した場合、家庭の負担能力に応じて奨学金を出す制度を導入している学校があります。アイビー・リーグの中で、留学生もその制度の対象に含めているのは、ダートマス大学、ハーバード大学、プリンストン大学、イェール大学。ほかにマサチューセッツ工科大学(MIT)などもこの制度を採用しており、優秀な学生を得ようとする大学側の意欲が感じられます。

夏休みと
冬休みの2回(天木)

毎年2回、夏休みと冬休みには帰っていました。家族に何か用事があるときはメールで連絡をして、急用のときは電話でしたね。時差もあるので、電話はたまにしかしないという感じでした。

数回は家族から
来てくれた(大出)

夏・冬の年2回は帰国しました。また、普段の連絡はメールとスカイプを使っていました。それ以外にも、年1、2回は家族の方から、大学見学などの観光を兼ねて訪ねてきてくれていました。

冬休みと
インターン期間(川合)

基本的に年1回、冬休みだけは帰るようにしていました。ただ、3年生の夏はインターンシップを受けるために帰国しました。日々の連絡は主にメールとスカイプでやりとりしていました。

UCLAの
大学院へ進学(天木)

大学院に進むことを決めていたので、就活はしていません。学部卒業までは、院進学に必要な推薦状や研究計画書などの準備に追われていました。教授との関係がとても大切ですが、会う約束を取り付けるだけで何か月もかかりました。なかなか会ってくれない教授には、論文への質問を用意したりと、話を聞いてもらうための工夫が必要でしたね。

志望企業に
直接アタック(大出)

私は普通の就活をしていませんので、あまり参考にならないかもしれません。留学支援を仕事にできる場を探していたところ、留学セミナーのゲストに呼ばれ、主催する会社に直接コンタクトを取りました。立ち上げてまだ間もない状態ではありましたが、代表に「興味があるなら一緒にやろう」と言われて、入社を決めました。

4年生の春学期を
休学し帰国(川合)

就職活動を始めたのは3年の夏、広告会社のインターンシップの選考に通り、帰国して参加しました。ボストンキャリアフォーラムにも行きましたが、満足の行く結果は出せなくて。4年の春学期を休学し、帰国して日本の学生と同様に就活をしました。3か月間シェアハウスを拠点に就活した結果、広告業界の志望企業から内定を貰いました。

ボストンキャリアフォーラム

毎年秋にボストンで開催される、日英バイリンガル向けのジョブフェア。参加する学生は約1万人、日本から参加する企業は約200社と規模が大きく、留学生向けの最大のジョブフェアと呼ばれています。海外での就職活動が難しい学生が対象なので、この3日間で行う数回の面接で内定を出す企業も少なくなく、学生の中には、最終日までに複数の会社から内定を得ている人もいます。

世界から日本を客観的に見る最高の環境(天木)

海外大学への進学は、グローバルな人財となるための最高の環境を与えてくれます。価値観も生活習慣も異なる場所で世界中から集う学生と意見をぶつけ合い、理解し合うことは、社会に出てからいかなる状況にも対応できる人間へと成長させてくれるはずです。もっと多くの皆さんに世界から日本という社会を客観的に見て、これからの日本に必要な人財になってほしいですね。

教育現場で進み続ける
グローバル化(大出)

教育の現場では今、ますますグローバル化が進んでいます。たとえば、ニューヨーク大学はアブダビ校・上海校を開校しました。伝統あるイェール大学も、シンガポールに進出する予定です。アメリカの教育を、アメリカの外で受けられる時代になっている。そのような選択肢もあるということを、今後、海外大学への進学を考える皆さんには、知っておいていただきたいと思います。

実体験の価値は絶対に
下がらない(川合)

数十年前と比較すると、海外の大学に進学する障壁は確実に下がってきていると思います。とは言え、異文化を肌で体験するというのはどういうことか、実際に留学した人にしかわからないでしょう。その価値は、絶対に変わらないものです。“かわいい子には旅をさせろ”ではないですが、子どもを信頼して海外大学にチャレンジさせてみるのもひとつの手ではないでしょうか。

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