外交官

外国とさまざまな交渉をする日本の代表

外国の大使館や日本の外務省に勤務する公務員。国際的な事件や戦争、貿易や条約締結時に他国と対立した際、日本はどうしたらいいかを考え、そのために必要な情報を集め日本の外務省本省に送ったり、会議で外国の代表と話し合ったりする。イベントなどを企画して日本を外国にPRし、友好関係を築くのも大事な仕事。

世界平和社会の発展に取り組む

国際連合の主な目的である世界平和の維持や経済・社会の発展のために、ニューヨークにある国連事務局やその下部機関や専門機関で働くスタッフ。発展途上国からの支援要請に応じて、紛争、食糧問題、政治、人権問題、テロ対策、天然資源の保護、経済開発など、多岐にわたる問題の解決策を立案・実行している。

国連スタッフ
大学教授

自らの研究を世界の人々に知ってもらう

大学教授はそれぞれ、経済学や工学などの専門分野を自ら研究する一方、講義やゼミなどで学生の指導にあたる。共同研究のため外国の大学に何年も滞在したり、研究内容が世界的に注目され、外国の大学に教授として招かれる人も多い。ノーベル賞を受賞した下村脩氏は、アメリカのボストン大学名誉教授である。

世界的な会議やイベントを支える
縁の下の力持ち

国際会議コーディネーターは、各国首脳が集う国際会議、学会、W杯、海外企業の販売促進イベントなどを、主催者から依頼を受け運営する職業。企画立案、準備、日程調整、当日の運営などにあたる。会議は日本国内で行われるが、会議・イベントを誘致するための業務も担っているため、海外を飛び回ることも。

国際会議コーディネーター
国際ジャーナリスト

国際的な事件を自分自身の言葉で
人々に伝える

国際的な事件や戦争、スポーツ大会、環境・貧困などの問題について、海外に足を運んで取材を行い、テレビや雑誌といったメディアに発表するジャーナリスト。ただ事実を報告するだけでなく、自分なりの問題意識を持って取材対象を追っていく必要がある。その経験を活かして、海外の大学で講師などの仕事をしている人も。

採用試験はどれも難関 高度な専門知識も必要

外交官、国連スタッフ、大学教授、国際会議コーディネーター、国際ジャーナリスト……。これらの職業に就くには、どのような方法があるのでしょうか。  

まず外交官は、国家公務員採用第(特)種試験か、外務省が独自に実施する外務省専門職員採用試験に合格しなくてはなりません。どちらの試験も倍率が10.20倍にもなる大変な難関で、東京大学や京都大学などの難関大学を卒業した人でも、合格するのが難しくなっています。また、外交官の仕事は多岐にわたり、日本から総理大臣や外務大臣などが来たときは通訳を行ったり、海外旅行中に財布やパスポートをなくして困っている日本人を助けたりもします。

国連スタッフは、国連職員採用競争試験を通じて採用されます。試験にはP1、P2、P3と3段階のレベルがあります。P1、P2は学士(大学卒業)以上の資格があり、32歳以下でないと受けられません。P3は、それより上の学位(大学院修了)と4年以上の専門職業経験を有し、39歳以下であることが条件となります。いずれにしても、英語かフランス語で業務を遂行する能力が求められ、「国際企業で大規模な開発プロジェクトに携わっていた人物が、国連でも同様の仕事をする」というように、すでに仕事で国際的な実績のある人が国連職員になっているようです。

大学教授になるには、大学院を卒業後、研究助手や講師として大学に勤務し、学会で論文を発表するなど地道に研究成果をあげます。その結果として、大学から教授の職位を与えられます。海外の大学で教授になることも可能ですが、世界的に注目される実績をあげることが必要となるでしょう。また、海外の大学・大学院を卒業し、現地で講師の職を見つけ、大学教授を目指すという方法もあります。

国際会議コーディネーターは、専門の会社に入社することが一般的です。入社試験の難度は、それぞれの会社や職種によって異なります。しかし、国際会議で通用する高度な語学力と、その会社が運営をしている会議についての、専門知識が要求されることもあります。また、会議の進行を提案する企画力や、緊急事態にも対応できる臨機応変さや柔軟性など、さまざまな能力が必要です。

海外での取材の経験が豊富なテレビ局・新聞社などの記者が、会社を退職してフリーランスになって活躍するケースが多いのが、国際ジャーナリスト。自分の言葉で外国人に取材し、情報を発信しなければならないので、取材対象国の大学で、現地の言語や文化を学ぶ人も少なくありません。

今回紹介したような世界を舞台に社会に貢献する仕事には、ハイレベルな語学力と専門知識が必要とされます。海外で活躍するということは、ビジネスや最新技術、政治、文化といった分野で、日本代表として仕事をするということなのです。

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