成績がアップしたとき

成績が上がった時は子どもをほめる絶好のチャンス!子どものやる気を刺激し、さらなる学力アップにつなげるためには、どんな言葉をかければ良いのでしょうか?

抽象的なほめ言葉は逆効果になる恐れも

  成績が上がったときこそ、子どもを思いっきりほめたいものです。しかし、「うちの子はほめたら安心してしまい、勉強を怠けるようになった」という悩みを抱える親も少なくありません。それに対して福島校舎長と楠﨑校舎長は、「親が表面的なほめ方をしていることが原因かもしれない」と指摘します。「たとえば、〝やればできるじゃない”〝頭がいいね”などの曖昧なほめ言葉は、学習意欲をあまり刺激しないでしょう」(福島校舎長)「私も〝すごい”〝良くできた”などの抽象的なほめ言葉は、子どものやる気アップにつながりにくいと思います。何をがんばったから成績が上がったのかをしっかり理解できないと、次の勉強に手をつけにくいでしょう」(楠﨑校舎長)
 成績がアップしたときも具体的にほめ、子どもの主体的な行動を促すことが重要となります。二人の校舎長の意見は「どんな努力をしたことで成績が上がったのか、子どもに尋ねるのがいい」という点で一致しています。「子どもがうまく答えを出せないようであれば、親が誘導してもいいと思います。そのときは、子どもが新たに始めた学習内容に触れてみましょう。たとえば、〝去年の12月頃から演習問題のテキストを繰り返し解いていたよね。あの努力がテストの結果につながったんじゃない?”といった具合です」(福島校舎長)「親は、〝あれが成績アップの要因かな、それともあれかな?”などと根気強く問いかけてほしいですね。そうするうちに、どんな子どもでも自分なりの考えを少しずつ話せるようになるでしょう」(楠﨑校舎長)
 成績アップの理由が判明したら、それを苦手克服につなげることもできます。「親が〝成績が上がった理由がわかるなんてすごい。ほかの単元や科目も同じように勉強すれば、もっと点数が伸びるかもしれないよ”などと励ますことで、子どもの考え方は広がっていきます」(楠﨑校舎長)
 また成績がアップしたときは、新たな目標に挑ませるチャンスでもあります。「たとえば、〝今度は、塾で毎週行われるテストで満点をとることを目指してみようか?”などと提案してみましょう。成績がアップしたときだからこそ、強気の励ましがおすすめです。そして、目標はできるだけ具体的に設定した方が、子どものモチベーションアップにつながります。また、テストについてほめる→新たな目標の提案→目標のために努力する姿勢をほめる、という一連の流れを、親が意識することも大切です。親からの言葉が〝ほめる→目標の提案”だけで終わると、子どもは〝お母さんはこの成績でもまだ物足りないのか……”と不安を感じてしまいます」(楠﨑校舎長)

成績がダウンした時

 受験勉強に取り組む中で、成績が下がることはよくあります。こんなときこそ親が冷静に結果を受け止め、子どもに前向きな言葉をかけることが肝心です。

成績が下がった理由を子どもに尋ねる

 成績が下がったときも、まずはその理由を子どもに尋ねることを意識してみましょう。「多くの場合、子どもがやるべき勉強をやっていなかったから成績が下がっ成績が下がったときも、まずはその理由を子どもに尋ねることを意識してみましょう。「多くの場合、子どもがやるべき勉強をやっていなかったから成績が下がっています。しかし、それを親が指摘するのではなく、子どもの口から〝テスト前の勉強をさぼってしまった?などと言えるように促してほしいですね。その後に、〝じゃあ、次はしっかり勉強すれば成績は上がるね”と励ましてみてください」(福島校舎長)
 しかし、「がんばったはずなんだけど……」と弁解をする子もいます。「その場合は、親が具体的にどんな勉強をどれぐらいしたのか質問してみましょう。そうすると、実はあまり勉強をしていなかったことに子ども自身が気づきます。そして、成績ダウンの原因が理解できたら、〝今回はそのやり方で結果が出なかったから、次のテストはもう少しほかのこともやってみよう”と声をかけてみましょう。たまに、子どもが勉強をがんばっていたのに成績が下がったというケースもあります。そんなときは、〝勉強は必ずしもすぐに結果が出るものばかりじゃない。でも、この努力を続ければきっと成績が伸びる”というように声をかけてみてください」(福島校舎長)
 楠﨑校舎長は「子どもが成績ダウンの理由を理解したら、そのこともほめてほしい」とアドバイスします。「そして、親子で勉強に関する約束をするチャンスにしてください。たとえば、〝計算間違いが多いことがわかっている。次のテストまでに計算問題を毎日5題やるようにしてみようか”などと持ちかけ、子どもの学習態度を少しずつ変えていきましょう」(楠﨑校舎長)
 しかし、子どもの成績が下がると、親もつい感情的になってしまいます。「その気持ちはわかりますが、子どもはもっと大きなショックを受けています。特に塾の組分けテストでクラスが下がったり、志望校の過去問にまったく歯が立たなかった場合などは、勉強が手につかなくなるほど不安を感じる子どももいます。そんなときは、しばらくの間、そのままにしておくのも一つの方法だと思います。そして、親子ともに冷静さを取り戻してから、成績が下がった理由について話し合ってみてはどうでしょうか」(福島校舎長)

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