子どもの疑問に対して丁寧に答える


 黒田典子さんの娘が塾に通い始めたのは、新5年生の2月から。
 「4年生の頃は、受験をさせるかどうかまだ決めかねていて……。でも、受験の準備はさせておこうと考え、家で予習シリーズを解かせていました。その頃は私も時間に余裕があったので、娘と一緒に勉強をしていました。問題の丸つけをしたり、親子で解答・解説を読んだり。この頃が一番手をかけていましたね」
 「娘には低学年の頃から漢字検定を受けさせていたんです。そのための練習として、毎日10問くらいの漢字問題を解いていました。4年生の頃にはもう習慣になっていたので、娘を信頼して手出し・口出しは控えていました。試験日の1・2週間前に"順調に進んでいる?"と声をかけるくらい。ごく稀に漢字練習をさぼっていることがあり、そういうときはハラハラしましたが(笑)」
 5年生から塾に通い始めると、受験勉強のサポートに変化が表れます。
 「学習内容が難しくなったこともあり、基本的には塾の先生にお任せ。4年生 の頃のように、娘につきっきりで勉強をサポートすることはほぼなくなりました。ただ、テストの丸つけは私が行い、"立体図形が苦手かな"などと声をかけ、親子で共通認識を持つように心がけました。あと、娘が寝た後に問題を解いて、"難しいことをやっているな?"と実感したり(笑)。そうやって、彼女の勉強を陰ながら応援しました」
 6年生になってからはテストの丸つけや苦手分野の分析も子どもに任せます。
 「テレビのニュースを目にすると、"社会保障って何?""どうして消費税が8%に上がるの?"と、疑問を口にすることが多くなりました。娘の学習意欲を無駄にしないために、彼女の話に耳を傾けたり、言葉の意味を説明するようにしました。私は塾に通わせる前はいろいろなサポートをしていましたが、やはり勉強面は塾の先生に任せるのが一番良いと思います。そして、子どもが興味を示したときに親が応えることで、自ら学ぶ姿勢が育まれるのではないでしょうか」


第一志望はどう決めた?


 黒田さんは志望校を考えるとき、子どもの興味を第一に考えました。
 「うちの娘は、昔から理科が好きなので、理系教育が充実している学校をいくつか選び、親子で学校見学や文化祭へ行きました」
 その中で特に興味を示したのが豊島岡女子学園中学校です。
 「同校の生物部が行っていた解剖に目を輝かせていました。その様子を見て、"この子には豊島岡が合っているかも"と思ったんです」
 しかし、子どもの学力は合格ラインに達しておらず、6年生の秋頃まで状況は変わりませんでした。
 「でも、豊島岡の過去問を解かせてみると、意外と解けるんです。たまに間違いが多くても、娘は『これは漢字ミスだから、心配しなくても大丈夫』と、冷静に分析していて。そんな様子を見ていると、私も少しずつ自信が湧いてきました。模試の合格可能性が低かった割には、親子ともに切迫感はあまりなかったですね」
 黒田さんは併願校を充実させながらも、第一志望は最後まで変えず。当日の入試でも手応え十分だったそうです。
 「娘は"すごいできた!"とうれしそうな笑顔を浮かべ、結果も合格。第一志望をあきらめなくて良かったと改めて思いました」

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