なぜそれがダメか理由を考えさせよう
規則やルールを教えて、社会性を身につけさせるのも大切なこと。「以前からよく言われていることですが、最近、自分の子どもに対して、ダメなものをダメとはっきり言えない親が増えています。『先生から怒ってください』なんて持ちかけられることも。〝怒る.のではなく、ルールは〝教える.ものです」(土屋先生)
「ただ『ダメでしょ』とだけ言われても、子どもはすぐに忘れてしまうので、なぜダメなのかを考えさせることです。たとえば、『どうして廊下を走るのはダメだと思う?』と聞いてあげてください。すると、『転んでケガをするかもしれないから』とか『周りの人がうるさいと感じるから』とその子なりに思い浮かぶことがあると思います」(中﨑先生)
中には、かえって逆効果になる、絶対にNGな言い方もあります。「『それをすると誰々に叱られるよ』と、理由を他人に向けるのは一番やってはいけないこと。それでは、子どもも決して納得できないでしょう。親がルールを教えるときには、何としても理解させようとする気迫も必要。ただ口先だけで注意していると子どもにも伝わります。また、逆によくできたときにはほめることも忘れないでください。よい面に目を向けてあげることで子どももうれしく思い、ルールを守ることが定着するでしょう」(土屋先生)
実際に、先生方も社会性の身についていない低学年生のルールの欠如には苦労することが多いとか。「〝他者.という認識がないんです。3年生でも廊下で騒いでいるところに『授業中だから静かにして』と注意すると、『もう授業、終わってるじゃん』と答える。ほかの生徒が授業を受けていても、自分たちが終わればそれで終わりという感覚です」(中﨑先生)
「しかし、横のつながりができてくると、周りが少しずつ見えてきます。人の意見を聞き、それを取り入れたり、自分の意見を述べられるようになっていく。精神的に大人になれば、親に言われなくても、社会の中で子ども自身が学んでいきます」(土屋先生)
ただ、社会的ルールを守るという意味においては、「1年生からできる子もいれば、どれだけ学年が上がってもできない子もいる」(中﨑先生)とのこと。つまり、それだけ家庭での親のしつけが大きく影響するということを心得ておきたいものです。


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